サイパン生まれの湘南犬

南の楽園・サイパンで生まれ、9歳で飛行機に乗り日本へやってきたシェパードミックス犬の日々。

昨日のお葬式

2007-02-14 07:17:19 | サイパン暮らし
昨日、何度も出くわしたお葬式の車列。
今朝、新聞を読んだら分かったのですが、どうやらアメリカ軍の兵士として
イラクに駐留していて亡くなった、
サイパン出身の兵士のお葬式だったようです。
そういえば、車の数が異常に多かったし、先導していたのは普段は
パトカー1台の事が多いのに、白バイ2台だったし。

イラクでは毎日テロが頻発していて、たくさんの人が被害に遭っている…
ということは、連日ニュースで報道されていて、
今となっては「またか…」とか「相変わらずだね」などと
思ってしまいがちなのですが、
こういう事をいきなり身近に見たり聞いたりしてしまうと
なんとなく現実味を帯びてきてしまいます。

今、最低賃金をアメリカと同じにするという動きや、
入国管理をアメリカが引き受けるとか、
北マリアナは、本当のアメリカになるかもしれないという
岐路に立たされています。
ローカルの人の間ではまだまだ、根強い反対があって
今後どうなるのか…先の見えない状態ではありますが、
ここで生まれればアメリカ国籍となるこの島では、軍事面では完全に
アメリカな訳で、そうなるとイラクに派兵されてしまう人もいる訳で…。
無事に帰ってきても、亡くなってしまったとしても
大ヒーローとして迎えられる訳ですが、
そういう事って『愛国心』とかいうものから出て来る行動だと思うのです。
ところが、完全アメリカ化されるのは反対、「ここは俺たちの島だ」と
いうのですから、なんだか矛盾しているような気がしてなりません。

だって、アメリカが始めた争いの為にアメリカの軍隊に入って
危険な所へ派兵されている訳でしょう?
車に「チャモロプライド」ってステッカー貼っている人を良く見ますが、
チャモロプライドがあるなら、ここはアメリカじゃないっていうんなら、
自分達の大切な命をアメリカの為に捨てるなんて許さない!
くらい言う人が出て来てもおかしくないんじゃない?と思ったりします。

ここで生まれてアメリカ国籍になれば、アメリカ本土に行くのも自由。
サイパンで仕事がなくなったらアメリカに行けばいい。
さらに、話によるとアラスカに移住する際には補助金だかなんかが出て、
家がもらえるとか?
アメリカの便利なシステム、フードスタンプを自分達の好き勝手に
配りまくって、労働意欲の低下を招いているし。

結局いいとこ取りなんじゃーない?

……新聞を読んでいて分かった事をここで報告しようと
思っただけなのに、ついつい、いろいろ思いついて長々と書いてしまいました。
まぁ、そんな人間のくだらないあれこれなんぞおかまいなしに、
サイパンの時間は、今日もゆるゆると流れて行く訳ですが…。



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