手に職…かぁ。

またまたすっかりご無沙汰してしまいました。
相変わらずこのブログを続ける意義ってあるんだろーか？
と思いつつ、もう随分長い付き合いなので、
キッパリ辞める！とも思い切れない様な状態。
うーむ。

サイパンから帰って来て2度目の冬を乗り切り
最近ようやく暖かくなって来たなーとか思うと
ついつい「去年の今頃」っていうのを考えてしまいます。

去年の今頃ってどんなだったっけ～？と
我がブログをさかのぼってみた所、
「そろそろ本気で仕事探さないと」と、
あちこち求人広告を見ては、メールを出しまくっていた
時期のようです。

面接も何軒か行ったっけなー。
でも、面接行った所って、結局一個もその後仕事来なかったなー。（笑）

とはいえ、ダメもとでメールを送りまくった結果、
夏頃からボチボチと仕事をもらえるようになってきて
最近はそれなりに安定した収入を得る事ができるようになってきました。

この歳になって仕事が見つかるのか？
ということがサイパンから帰ってくるときの
最大の懸念だったわけですが、
決して裕福ではないものの、実家暮らしも手伝って
なんとか地味ながら人並みの生活が送れるようになりました。（大げさ）

それにしても、今思えば、
これって世間で言う「手に職がある」ってやつなのかな、
いや、なんとかこの道でやってきてよかったな、と
思ってしまいました。

そもそもデザイナーになろう、何故思ったのか？
と聞かれても、今となっては「思いつき」としか
言えない様な気がします。

中学高校と部活に命を捧げ（また大げさ）
はたと気づいたら、卒業後何をしたいのか
決めなくてはなりませんでした。

そうは言っても、その頃はなーーーんにも考えていなかったので、
そりゃもー、困った。

今思えば、その時点でアメリカでも行っておけば
もっと英語がうまくなっていたのに、
とか、
経済とか詳しくなっておけば、エグゼクティブとか
なれてたのに、
とか、
勝手な想像が頭をよぎりますが、
当時の私にはそんな難しい事考えられる訳なし。

で、いろいろ考えてふと頭に浮かんだのが、
「そういえば私、教科書に文字とかを落書きするの
好きだったな」と思い、それが『レタリング』という
グラフィックデザインに関連するものである、と
勝手に位置づけ、受験勉強にはとうてい間に合わなかったので
安易に専門学校を選んだ、というのが真相です。

ま、学校には結構まじめに行きましたが、
もともと絵がすごくうまいとかそんなのではなく、
才能があったとはとても思えません。

それでも、なんとなく専門学校を卒業して
なんとなくそれ系の会社に就職して、
時々、離れた事もありますが、結局この仕事を今まで
し続けてこれた訳です。

なんか…感慨深い。
グラフィックデザイナーとかいうと、
なんかとってもハデで才能あふれる、みたいなイメージを
抱くかたも大勢居るとは思いますが、
そう言う人ってほんの一握りなんですよねー。

で、大部分は安いギャラで長時間勤務、
休日出勤あたりまえーみたいな。
そういういわゆる『普通の』デザイナーさんの中でも
私なんて特に才能というかセンスというか、
がないデザイナーなんじゃないかな、って
本気で思うんです。

でも、そんな私がこの歳になって、
さらには在宅で、なんとかやってこれている、
って思うと、地道にこの仕事、続けて来てよかったんだな、
って思います。

ところで、さっきその仕事をいただいている会社の
営業さんから、明後日クライアントとの打ち合わせに
一緒に来てほしい、と言われてしまいました。
久しぶりの「仕事でお出かけ」です。
ひゃーーー、何着ていけばいいの～？？
着るものがないぞー！！（そこかよ！！！）