サイパン生まれの湘南犬

南の楽園・サイパンで生まれ、9歳で飛行機に乗り日本へやってきたシェパードミックス犬の日々。

夏が来たよぉ~!

2015-07-21 14:06:25 | 犬連れ帰国
待ってました!
あっつ~~い夏がやってきました!!
今日は本当に雲ひとつない青空。
暑いけど、いい気持ちです。

と、私は喜んでおりますが、さくらはどうかな…。
多分暑いのが苦手、寒い冬の方が生き生きしているので
きっと「あ~~また暑くなっちゃったなぁ。イヤだなぁ。」
とでも思っているのでしょう。

サイパンから帰国して3年目の今年、
ようやく抜け毛の時期が日本の四季にあってきたようで、
今までは8月後半くらいに抜けまくっていた冬毛が
今まさに抜け盛り。(笑)
ブラシをすれば信じられないくらい大量の抜け毛が出てきます。
これでさくらがもう一匹できそう…。

で、今日も暑さで玄関にドデーっと横になって
グダグダしていたので、エイヤっ!と気合を入れて
シャンプーしてあげました。
もちろん気合を入れるのは私です。

何しろデカいし、毛も割と長いので
洗うのもすすぐのも大変。
中途半端な中腰状態での作業に、
もう若くない腰が度々悲鳴をあげます。(笑)

でも、5月に洗ったきり、だったので
さっぱりすっきり、完全に乾いたら
ふわふわのモフモフになるのが楽しみです。

ま、さくらの方は結構迷惑だったみたいで、
途中でスルスルと逃走をはかったり、
シャンプー後に撮った写真もこの通り、
なんとなく恨みがましい感じがしますよね。

んもう。
さっぱりしたでしょ??

そろそろ梅雨明けかな?

2014-07-21 17:43:23 | 犬連れ帰国
すっかりほったらかしのこのブログ。(笑)

以前、意外にも沢山の方が読んで下さっていたのは、
私がサイパンに住んでいて、日々のサイパンらしい出来事なぞ
アップ出来ていたからであり、
SEA FORCEのお客様が読んで下さっていたから。
なので、どうも最近は更新する気が起きず。

時々ふと、あんなこと書こうかな~とか
頭に浮かぶのですが、大体そう言うのって
なにか違うことをしている時で、
後でいざ書こうと思うと、「何だっけ?」と
きれいさっぱり忘れ去っている訳で…。(笑)

さらには、今は我慢の時、と決めている期間でもあり、
家で仕事をしながら、あまり変化の無い日々を送っているので
面白おかしい出来事もそうそう起こりません。

でもなんか、このブログをすっぱり辞めちゃうのも
なんとなく出来なくて…。
特に理由がある訳ではないのですがね~。

本当はあれをしたい!とか、どこへ行きたい!とか
いろーーんな「~たい」がいっぱいたまってるけど、
今は自分で決めた我慢の時。
泣き言も不平不満も弱音も、一切言いたくないぞ!

とはいえ、プチ遠足に出かけてみたり、
プチイベント作ってみたり、と
地味ながら楽しい時間をちゃんと過ごしてますので
ご心配なく~~。

待ちに待った夏!
いざ始まったらあっという間に終わっちゃうから、
今年も目一杯楽しんでおかないと~~!!
そろそろ我が家のプールも出番だし、
庭のトマトもきゅうりも収穫量が増えて来たし、
やっぱし夏はいいですな!!

The Summer has come!!!

徒然…

2013-06-08 09:05:54 | 犬連れ帰国
なんだか最近すっかりサボリ気味ですな。(笑)
サイパンにいた頃は一応、SEA FORCEのためのブログでも
あったので(本当か?)、
わりと一生懸命書いていましたが、
自分個人のものになってしまうとついつい…えへへ。

まぁ、「便りのないのは元気な証拠」というわけで
元気で平和に暮らしております。
大体毎日、仕事しながら家事やって、朝、さくらの散歩にいって
午前中に買い物行って、父親と昼を食べて、
午後におとーさんが帰って来て、ちょっと近所にお出かけして
夕飯作って食べて寝る、って感じの
穏やか~な日々です。

行動範囲がある程度決まっているので、
最近はあまり目新しい話題もないんです。
さらに、最近はなにか小さな事があるとFACE BOOKに
あげてしまうので…。
このブログ、続ける意義があるのかなー?と
ふと、思ったりもします。

もう、南の島に住む「外国人」ではないので
あれこれ自分のステイタスに不安を感じたりする事もないし
日本の政治や経済はとても複雑怪奇なので
時事ネタもあまり書く気がしないしなぁ。



…で、話はまったく違う所に飛んで行くんですが、
時々いろいろアップする写真でお気づきの方も
いらっしゃると思います。
私達、日本に帰って来ても、かなりの頻度でSEA FORCE Tシャツを着てます。
だってねー、いっぱい売れ残ったし。(笑)
愛着もあるのでちゃんと持って帰って来て、
着てるんですよ、普段。Tシャツ買わなくていいし。

このTシャツ、サイパンではおニューをおろしても
1回洗うともうすでに色落ちして
まだらになっていたもんですが、
さすがJapan!!洗濯機で普通に洗っても、
全然色落ちせず、まだらにならないんです!

まー、日本に住んでいる方には当たり前のことですが
なんだかうれしいですね~。
だって、せっかくのお気に入りのTシャツも、
洗えば洗う程どんどんまだらに色落ちしていってしまって
それはそれは悲しい思いをしたもんです。
かといって洗わない訳にはいかないしねー。

やっぱり水質が全然違うんですねーー。
はー、わかりやすい…。

そんな訳でこれからは、どんな色でも好きなTシャツを
どんどん着ちゃおう~!!
…ま、まだいっぱいあるので当分はSEA FORCE Tシャツですけど。(笑)

デルタとやりとり

2013-02-23 20:58:33 | 犬連れ帰国
相変わらず天気が良くても寒ーい日々です。
南国から帰国した身にはそろそろ辛い今日この頃。
10年も毎日短パンTシャツ裸足で過ごして来たので
ギャップが厳しいです…。

ところで、帰国して2週間程。
漸く我が家にインターネットが開通しました。
フンパツして光にしたんですが…早いっ!!!
いやもー、感動しますね。
なんたってYoutubeが途中で止まらずに見られる!!
日本では今や当たり前の事でしょうけれど
驚きです!私には。

今はWifiにしてるんですが、工事に来た人は
Wifiだと速度が落ちるので、有線が使える所では
有線の方がいいですよ、と言われたのですが
Wifiでも十分すぎる程、早い!!
問題ないっす~~~。すごいぜ、日本。


さてさて、前回前フリしましたが、
今回はデルタとのやり取りです。
結論から言っちゃうと、多分私は心配し過ぎで、
こんなやりとりははっきり言っちゃうと
やらなくてもよかったのかも、と思います。

が、やっぱり未体験の犬連れ帰国。
さらに、サイパンではどんなに確認しても、
最後に何が起こるかわからない!というわけで
しつこい程に、確認しまくりでした。

正直いっちゃうと、必要な事は全て
デルタのサイトにかいてあります。
ケージのサイズとか注意事項とかなんとか。
それに従えば問題は無いはずです。

しかし。
私はとにかく疑り深くなっていました。
まずは、エアポートのデルタのオフィスに出向き、
すでにWEBで確認済みではありましたが、
犬を連れて帰る為の必要事項や注意事項を
改めて確認しに行き、カスタマーサービスの
お兄ちゃんを質問攻めにしました。

さらにそろそろ自分たちのチケットを買わねば、
という頃に、親しい友達の友人がデルタにいる
ということを思い出し、彼女を巻き込んで
その人を紹介してもらいました。

同時に再び今度はケージを持ってデルタのオフィスに行き、
本当にこのケージで大丈夫かどうか
実際に見てもらいました。

実はエースで買ったケージ、パッケージには
飛行機の旅も大丈夫とかいてあったのですが、
同じケージのレビューをアマゾンで見た所
アメリカで、このケージを使って犬を飛行機に乗せようと
した所、ダメだと言われた、というケースがあった
と記載されていたため、心配になっていたからです。

結果的には問題がなかったのですが
やっぱりちゃんと確認をとっておかないと
当日ダメと言われたら目も当てられません。

大騒ぎしてケージを見てもらいOKをもらった所で
自分たちの航空券を手配。
一緒にさくらの運賃も支払いました。

さくらの運賃に関しては当日チェックインのときに
支払ってもいいということでしたが、
当日バタバタするのは嫌だったので、先に払いました。
代金$200なり。
もし、先に払った場合は、かならず
払った旨記載されているレシートをもらっておく事を
おすすめします。
実際、当日カウンターで、$200請求されそうになり、
レシートを提示して記録をチェックしてもらう事によって
2重請求は免れる事が出来ました。

当日のデルタのスタッフは私達にもさくらにも
とても親切にしてくれましたので
問題は無いと思いますが、事前に大騒ぎしておく事で
顔見知りのスタッフも出来ますし、
念押しすることも出来るので、その辺は手を抜かず
万全を期した方が、人間も安心出来るのではないかと思います。


そうそう、当日私はケージの底に、
犬用のおトイレシートをガムテープで張り付けていったのですが
ケージから出たいt騒ぐさくらにあっという間にはがされ
ぼろぼろになってしまいました。

TSAの犬好きのおばちゃん曰く、
一番いいのは新聞紙を細かく裂いたものを
ケージの底に沢山敷き詰める方法だそうで
それだと水分も良く吸うし、ひっかこうが暴れようが
大丈夫ということでした。

そんな訳で、わからないながらも、自分で考えうる限りの
手を打って、準備した犬との帰国でした。
振り返ってみれば、ケージの中でリラクスして
過ごす事ができなかったさくらが、大騒ぎしていただけで
その他の手続きは全てスムーズに行ったのが何よりでした。

でも、やっぱりさくらにはストレスだったと思うので、
もう、二度とあんな思いはさせたくない&したくない、
というのが正直なところです。

とはいえ、常夏の島サイパンで生まれ育ったさくらが
今こうして、寒い日本の私が生まれ育った実家で
ごろんと横になって平和な顔をして眠っている姿を見ると
ああ、よかったなぁ…と幸せな気分になります。
さくらががんばってくれて、本当によかったです。




【お知らせ】
おとーさんが新しくブログをはじめました。
良かったらのぞいてみて、コメントも残して行ってくださいね。
「湘南ローカルライフ」


犬と帰国、準備いろいろ

2013-02-21 13:53:37 | 犬連れ帰国
とーーーってもいいお天気ですが
やっぱり寒~い本日の湘南地方です。
常夏のサイパンが恋しいねぇ…。

でも、寒いので水道の蛇口から出てくる水が
とっても冷えてて美味しく感じてしまう…。
飲める水が出てくるなんて、と
やっぱり感動してしまう~。
今時水道の水飲む人っていないのかもしれないけど…。


さて、ワンコと日本へ帰国の諸々ですが、
書類等の手続きがちゃんと整っても
まだまだ心配事はつきません。

ご存知の通り、我が家のさくらはジャンボサイズ。
ケージのサイズは各メーカー、微妙にサイズが違いますが
大体は同じでXSからGiantまであります。
最初に私が調べたとき、ドキドキさせてくれたのは
デルタの場合、XLのケージまでは人間と一緒に
同じ飛行機で帰る事が出来ますが、
Giantサイズはカーゴあつかい、つまり
犬は貨物として扱われ、人間が乗る飛行機の便に関係なく
その時のカーゴの状況で勝手に便を指定されてしまうのです。

ただでさえ心配で気が狂いそうなのに、
別送となってしまってはもう、無理。(私が)
という訳でケージサイズをにらみつつ、
さくらのサイズを測ってみたのですが、
いまひとつよくわからない…。

決まりではただ入ればいいというものではなく
犬がケージの中に入って立った状態で
頭と天井の間が2インチ(だったかな?)以上あいていて
犬が中で回転出来、横になる事が出来るくらいの
余裕が無いとならない、となっています。

サイズだけで見ればLでもいけそうなんだけど…?
段ボールでおおよそのサイズを作ってさくらを
かこってみたりして、あれこれやってましたが、
余裕をもってXLでなんとかなりそう…。

しかし。
このXLのケージをどこで手に入れるのか、
これが問題です。
今までサイパン島内でそんな大きなケージ見た事が
無かったので、まずは通販で探してみました。

いっぱいあるんですよ。通販で。
しかし。
大きすぎるのでサイパンへ送る事は出来ない、
というのです。

うーーん、どうしようかなーー、
なら日本で買って持ってくるかな~~
などと悩んでいるある日、突如としてエース
(サイパンのハードウエアのお店)にLサイズのケージが
登場したではありませんか!

本番はXLがいいんだけど、とりあえず野方図に生きて来た
さくらにハウスのしつけをしなくてはなりません。
という訳で取り急ぎLサイズを購入。

こうしてハウスのトレーニングがスタートしました。
最初は不審がってなかなかケージの中に
入ろうとしませんでしたが、
おやつを少しずつ、ケージの奥に入れて行って
まずは中に入る事に慣らして行き、
ハウスといって中に入るようになったら
中でおやつをあげるようにしました。

その後さらに中に入ったら扉を閉めるようにして、
少しずつ…多分5ヶ月くらいかな?
かけて慣らして行きました。

しかし、おやつに釣られてハウス!というと
嬉しそうにケージに入るようにはなったものの
長時間中で過ごしたり、寛いだりするようには
とうとうなりませんでした。

どうしよう…悩みましたが一度だけの事、
ぶっつけ本番で行く事にしよう!との結論に。

しかし、後から思うに、やっぱりもう少し心を鬼にして
中で長時間過ごしても平気なように訓練しておけばよかった
と後悔しました。

サイパンの動物病院では、ケージに入るようになって
扉も閉められるようになったら、
そのまま人間は出かけちゃえばいいんだよ、
すぐあきらめるから、と言われたのですが、
なかなかそれが出来なかったのです。

もし、日本に犬連れで帰る事をお考えの方は
出来るだけ犬がケージの中で長時間でも
くつろいで過ごせるようにしつけておいた方が
絶対に(犬も人間も)楽だと思います。

帰国当日の事を書いた記事にもあるとおり、
とにかくさくらは悲しそうな声をあげ続け
ずーーっと横になるどころか座る事もほとんどしなかったので
最後には足がつかれてブルブル震えていましたから…。
私もかわいそうで心が痛かったです。


で、ケージの話ですが
その後結局ダメもとでエースに再び出向き
XLサイズがないかどうか訊いてみたところ、
なんと奥に在庫があってそれを店員さんが
見つけて来てくれました。
やっぱりさくらにはXLサイズの方がよかったです。
(ホントいうとXLでも少しせまかったかも…)

さて、次はしつこくしつこく空港に通い詰めた
私とデルタのやりとり編です。(笑)

犬の帰国に必要な書類たち

2013-02-19 15:40:21 | 犬連れ帰国
いやーー、ついに。
雪ですよ、雪。
雪降ってるの見たの何年ぶり?
10年振り、いや、11年振りか??
びっくりですよー。
朝のうち雨だったのに。

こうなるともう、何をしても寒くて寒くて
たまりませーーん。
あ~、春よ来い。

でもね、きっと人間こういう寒さに
身を引き締める時も必要なのかも知れません。
今まで常夏の島でだらけきった私の身体及び精神も
これでキリっと……(爆)


さて、忘れないうちにさくらの帰国手続き体験記、
続きを書きますね~。



チップを装着し、狂犬病の予防注射が済み、
抗体検査の証明書(血清検査結果通知書)も
手に入れたら、今度は日本の検疫に提出する書類の準備です。
日本の動物検疫のHPから
●狂犬病予防法及び家畜伝染病予防法に基づく犬の輸入に関する届出書
●証明書推奨書式AとC
●狂犬病予防法及び家畜伝染病予防法に基づく犬の輸入検査申請書
をダウンロードします。

最初に「届出書」を帰国する40日前までに検疫所に提出しなくてはなりません。

私の場合は、PDFファイルをイラストレータで開いて
必要事項をPC上で記入、保存したものを、
まず帰国の2ヶ月程前に検疫にメール添付で送り
内容に問題ないかを確認してもらいました。





こんな感じ。ワクチンとか薬の名前などわからない事は
全部動物病院へ押し掛けていちいち訊きました。

この時点で内容に問題がなかったので、そのまま届出書を
受理しますという返事が帰って来ましたが、
帰国の日が確定していなかったので、受理をすこし待ってもらいました。

帰国の日が決まっていれば問題ありませんが、
変更の可能性がある場合、帰国が届出書に記載された日より
後にのびる場合には、別途変更届けを出せばOKですが、
記載された日より早める事は出来ません。

帰国日が予定通り確定したので、メールで連絡をすると
すぐに折り返し検疫から動物の輸入に関する届出受理書が送られて来ます。
これはプリントアウトして帰国時に提出出来るようにしておきましょう。

ちなみに、狂犬病抗体検査への協力のお願いという用紙がありますが、
これは平日の午前9時から午後4時の間に到着する犬のみを
対象にしているため、
現時点ではサイパンから成田への直行便の場合は時間外になります。

届出受理書をもらったら、あとは出発10日前から前日までの間に
動物病院で出発前の健康診断を受け、書類を書いてもらい
それを持って、政府機関のデラクルーズ先生の所で
書類を裏書きしてもらえばいいだけなんですが…。

まず、このデラクルーズ先生、月ごとに何曜日にクリニックが
オープンするかがころころ変わります。
さらに突然オフアイランドしちゃったりします。

ですので、まずは早めに連絡を取り、
スケジュールを把握しておく事が必要です。

この不安定さは日本の検疫でも知られているようで
万が一その先生が捕まらない場合には相談してください
と言われました。

私はまず1ヶ月前くらいにクリニックへ行き、
うけつけのおねーちゃんにデラクルーズ先生の携帯の番号を
教えてもらって電話をし、2月にオフアイランドする予定がないかどうか
確認しました。

そして、最後の健康診断の日は2月1日(帰国は2月10日)に設定し
その前日に再びデラクルーズ先生に電話し、
1日以降でいつならいいのか、相談しました。

結局、クリニックのスケジュールの日以外でも
都合が合えば手続きしてくれるようで、
1日に動物病院で書類を書いてもらってからそれをすぐに
検疫にメールして、内容に問題ないか確認してもらい
(実際には記載内容が足りないと一回差し戻されました)
最終的に検疫からOKをもらってから
デラクルーズ先生に電話をし、すぐに手続きをしてもらえることになりました。

この手続きの際には、さくらも一緒に連れて行かなくてはなりません。
手数料が25ドルかかります。
このデラクルーズ先生はもともと牛とか豚とかの獣医さんだと
聞いた事がありますが、
本当なのか、なんだかさくらに触るのもおっかなびっくりな
感じで、大丈夫かねー?と思っちゃいましたが
日本語も結構喋る優しい先生でした。

ここで、動物病院で書いてもらったUSDAの健康診断書を
裏書きしてもらうのですが、
私はたまたま狂犬病抗体検査証明書(血清検査結果通知書)も
一緒にして持っていたので、そっちも裏書きしてくれました。
(追加料金なし)

ところで、動物病院での最後の健康診断の話に戻りますが
日本の検疫では、証明書の推奨様式Form AとForm Cを
使うように推奨されますが、サイパンの動物病院では
この書類はかかなくて良い、USDAの健康診断書に全てまとめて書くから
と言われます。

一方日本の検疫ではなるべくAとCを使うよう言われます。
「今まで大丈夫だったから、といっても推奨フォームを使わずに
かならず入国出来るという保障はありません」という
恐ろしい一言もいただきました。

そのため、検疫と頻繁にメールをやりとりし、
提出しなくてはならない書類はすべて、スキャンしたりして
メールに添付し、問題が無いかどうか確認をしてもらいました。
それはもう、神経質な程に。

結果全てOKとなり、あとは当日を待つばかり…となった訳です。

狂犬病予防注射について

2013-02-18 09:50:37 | 犬連れ帰国
いやーー、本日も寒~いです、ジャパン。
今日はどんよりと曇っていて、
あまりの寒さに何もやる気がなくなってしまいそうです。(笑)

さくらは意外と寒さには強いようで
激寒のなかを散歩に行ってもあまり寒そうな様子はありません。
でも、ホットカーペットは気に入ったみたいですが。

しかし、さくらのおトイレ事情はなかなか厳しいものがあります。
我が家は古い一戸建てなので、一応わずかではありますが
庭があるので、出来れば庭でおトイレを済ませてほしいと
思うのですが、どうもそれは嫌みたいで、
お●っこはまだしも、大は外じゃないとしないのです。

ところが、私の子供の頃は周り中空き地だらけだったのに、
空き地はすっかり姿を消し、
地面が土の所を探すのが一苦労。
どうやら、土の所じゃないと嫌みたいで…。

都会で暮らす犬は大変だなぁ…と思います。
自由におトイレも出来ないし、人や自転車も多いから
のんびりフラフラ歩けないし。
ちょっとさくらに申し訳ない感じですが、
なんとか慣れてもらうしかありません。



さて、それではもしかしたら、今後サイパンから
愛するワンコやニャンコと一緒に日本へ帰るかもしれない
方の為に、今回私が手配したいろいろを
ここに記録として残しておく事にしましょう。

あくまでも、2012年2月10日に帰る為の手続きで
今後いろいろと手続きが変わる可能性もあると思うので
参考程度にご覧になってくださいね。

まずは日本の動物検疫のホームページを
しっかりとご覧になってください。
ちなみに、サイパンは狂犬病が発生していない
指定国には含まれていません。
グアムは指定国に含まれているというのに…
聞いた話では、単なる政府の怠慢で、サイパンは
指定国になっていないということらしいですが…。

狂犬病の予防接種に関しては、動物病院に行くと
すべてやってくれますのでここでは割愛しますが、
日本へ帰るときに有効となる狂犬病の予防接種は、
チップを装着してから後にしたものしか有効になりませんので、ご注意を。
チップを装着する前にした狂犬病予防注射は意味がありません。

狂犬病の予防注射をしてから180日後に血液検査をして
抗体がどのくらい出来ているか調べる事になります。
そういうわけで、約半年もの長い準備期間が必要となりますので
万が一自分が日本へ帰らなくてはならなくなる可能性があって
その時にワンちゃんやネコちゃんと一緒に帰るんだ!
と決めている方は、いつでも大丈夫なように
常に準備をしておくことをお勧めします。

さて、抗体検査の結果は、一枚の書類となって
カンザス大学のラボから動物病院に送られて来ます。
この一枚の書類、とても大事なので動物病院から渡されたら
絶対になくさないようにしてください。

もらった紙にはラベルというかシールというかが
貼られていて、そこに抗体値が書かれているはずです。
このシールがはられているのが原本であるという証拠です。
検疫には原本を提示しないとなりませんので、
大事に保管してくださいね。

長くなりましたので、今回はここまで。
ではまた次回~~

さくらの大冒険

2013-02-14 23:07:13 | 犬連れ帰国
どうもどうも、ご無沙汰でございます。
ようやくスマートフォンを手に入れ、テザリングなる技術によって
スマートフォンを介してパソコンがネットにつながるようになりました。
とりあえずテンポラリーですが。

本格的なインターネットは23日に工事の人がくるので、
その後になりそうですが、
ひとまず、ネットの世界に復帰する事ができました。

という訳で、きっと沢山の人達が心配してくれて
気になる所であろう、さくらの帰国当日を
ここで一気にアップしちゃおうかなと思います。

今後の為に、手続き等の事も追々アップして行きますが
まずはいきなり当日のレポートです。

まぁ、とにかくおとーさんも私も、この日が来るのを
とてもとても恐れていた訳で、その日が近づいてくると
2人ともなかなか眠れなくなるくらいの心配様でした。

我が家のさくらは、家の中で自由にしていたため、
ケージに長時間入ったり、そのまま移動したりということは
結局一度も無いままぶっつけ本番となってしまいました。

飛行機は朝6時発なので、空港カウンターが開く3時に
空港に到着する為に、2時半頃家を出る事に。
前の番からほとんど眠らず準備をし、いよいよその時に。
さくらはずっと「なんか変だな」と思っていたのでしょうけれど
スムーズにケージに入ってくれたのですが、
ケージごと車に乗せた途端、キュンキュン言い始め、
空港に着くまでずーっと鳴きっぱなしでした。
先が思いやられる…。
あんな声をずっと聞いているのはとても切なかったです。

空港に到着すると大量の荷物とともにさくらをおろし、
チェックインカウンターに向いましたが…
デルタのカウンター開いてないし。

かなり長い事待たされましたが、ようやくチェックイン出来るように
なりました。
待ってる間中、さくらはずっとキューキュー、ピーピー
言ってました…。

チェックインのとき、獣医に書いてもらい、
政府機関で裏書きしてもらった健康診断書のうち、
Carrier用のコピーは航空会社へ提出。
一番上の白い紙は、デルタの職員によって、
ケージの外側にテープで留められました。
他に、上下を示すシールや、LIVE ANIMALとうシール等を
ケージに貼られます。

事前にすべて予約を済ませ、お金も払っていたので
チェックイン自体はスムーズでしたが、
チェックイン手続きが終了した後TSA係員による、
ケージのチェックがあり、一度さくらをケージの外に出すよう
言われました。

キライなケージから出られてさくらはご満悦。
TSAの白人のおばちゃんは犬好きだったようで、
かわいい、かわいいといい、さくらを(ホントは触っちゃいけないんだけどといいつつ)
なでてくれとてもフレンドリーでした。

ケージのチェックが終わるとまたさくらを中へ戻します。
もう、二度と入らないかな?と心配でしたが
おやつで釣ったらすんなり入りました。(食いしん坊!)

ケージの大きさを改めてはかったりして
チェックインには結構時間がかかりましたが、
搭乗時間まではまだまだあります。
デルタの人が「チェックインは終わったけど、もしぎりぎりまで
犬と一緒にいたいなら、隅っこにいていいよ」と親切に言ってくれ、
搬入口のすぐ横に椅子まで出してくれて、
ぎりぎりまでさくらと一緒に居る事ができました。

デルタの係員はかなり大勢の人が出て来ましたが、
みんなとても親切で、さくらにも優しくしてくれました。
これは本当にありがたかったです。

ここで待っているとき、まさか!!の友人まゆみちゃん登場。
当日は朝早いし、私達も多分テンパってるので
お見送りはなしで…とお話ししていたのに、来てくれて
本当に感謝感激で涙がでてしまいました。ありがとう。

そんなこんなしているうちにいよいよ時間となり、
しばしのお別れです。
ドアの向こうにはベルトコンベアがあり、
そこにケージごと載せられてしまいます。

この時点でもう私はダメでダム決壊。
涙がダーダーでてしまいました。
さくらはとても悲痛な叫び声でもあげるんじゃないか、
と思ったのですが、
ベルトコンベアに載せられてフリーズしてしまったのか
思いがけず、声も出ないような状態でした。

後ろ髪をひかれつつ、私達も搭乗口へ向わなくてはなりません。
ここで、まゆみちゃんともお別れ。
あー、もう私、顔がドロドロになってました…。

しかし、イミグレーションとセキュリティチェックに
かなり時間が掛かり、
中に入るとすでに登場が始まっている状態で、
もうバタバタ。

成田まで迎えに来てくれるありがたい人に、せめてものお土産を
大慌てで買い、あたふたしながら搭乗です。
せっかく奮発したビジネスクラスもラウンジを使う事無く
一気に飛行機へ~~。もったいなかったけど、
そんな余裕、時間的にも気持ち的にも全然ありませんでした。

座席についてからは、とにかくもう、早く飛んでの一心。
なのに…!
ようやく準備が整い、プッシュバックが始まった途端…
エンジンが止まり、全ての電源がオフに。
しーんと静まり返るなか、なかなか電源が復活する気配がありません。

ここでもし、故障で一旦飛行機をおろされたりしたら
さくらはどうなるんだろう?
何時間も遅れたら一体どうなるの???
実は心の中でプチパニックでした。

今日は欠航!なんて言われたら、またあの一連の
切ない時間を再び過ごすなんて…耐えられない!!
どうかどうかどうか、と心の中で必死に祈りました。

祈りが通じたのか電源復活。
ようやく離陸準備が整いました。

無事に飛び立ってからはとにかくひたすら
早く、早く、早く、早く…のみ。

10年間住んだサイパンを離れる余韻を味わうヒマも
やがて明けて来た空の素晴らしい色を味わうヒマも
まったくありませんでした。

おとーさんも同じだったようで、3時間15分程の飛行のあいだ、
2人の間にはほとんど会話がありませんでした。
よそから見たら絶対変な2人に見えた事でしょう。

私は前日つい飲んでしまったワインで
家に帰ってから2時間程眠ってしまったのですが
それ以外は全然寝ておらず、かなり眠いはずなのに
全然眠れませんでした。
さらに!
私の人生で初!飛行機に乗って一滴もアルコールを飲みませんでした!
乗ったとき、オレンジジュースかシャンパンどちらがいい?
と聞かれたとき、普段ならたとえ早朝でも迷わず「シャンパン!」なのに
オレンジジュースと言っている自分がいました。

あまりにも時間が経つのがノロいし、眠れないので
1杯くらい飲もうかと何度も思ったのですが、
結局どうしても飲めませんでした。

そんなジリジリした時を過ごしていましたが
ようやく飛行機が高度を落とし始め、
とうとう成田が近づいて来ました。

もう、相変わらず心の中は「早く」の文字で埋め尽くされ、
空港が近づくにつれ、「さくら、もうすぐ会えるからね、
大丈夫だからね。」と低い声で独り言をくりかえす
危ないオバチャンになっていました…。

漸く成田に到着。
飛行機が停止するや否やさっさと機内を後にし、
凄い勢いでイミグレーションを通過。
心がはやってもう大変です。
心臓バクバクだし…。

バゲッジエリアに到着すると、デルタの職員を探し、
さくらはどこから出てくるのかを確認しました。

バゲッジエリアの後ろ、ほぼ真ん中あたりにある、
サーフボードなどの大きな荷物が出てくる、短いベルトコンベアが
あるところから出てくるそうで、そこに張り付きます。

しかし、サイパン便の前にバリからの便が着いていたようで
待てども待てども出てくるのはサーフボードばっかりで
もう、気が狂いそうでした。
かなりすぐ出てくるよ、っていう情報もあったので
それはもう、心配で心配で…。

近くにいる係員に「どうなってんだー?」と
襲いかかりそうになる直前に、ふと、本当にふとという感じで
さくらのケージが出て来ました。

さくら、立ってる!!!
まず一番最初に思った事でした。
生きてる。たてる程元気だ!!

ベルトコンベアの向こうからゴムのべろべろした
カーテンみたいのをくぐり抜けて出て来た途端
さくらー!!と叫んでしまいました。

しかし、さくらは疲れ果てていたのか、緊張しまくっていたのか
その瞬間は声も出さず、フリーズ状態でした。
でも、ケージを運び出すと正気に戻ったようで、
キューキュー言い始めました。

でも、ともかく元気だ。あーーーよかった。
本当に足の力が抜けました。

その後は動物検疫カウンターに行き手続きをしましたが
事前に書類をすべてメールで送って確認してもらっていたので
特に問題もなく、さくらを一度ケージから出し、
チップを読み取ってもらった後、輸入証明書を発行してもらって終了。
1時間くらいかかると聞いていましたが、15分程で終わりました。

この後税関を通って、空港への手続きは終了。
無事に日本へ入国する事が出来ました。

さくらはずっと騒いでいて、その為かあまり寒さも
気にならないようでした。
その後、迎えに来てくださっていた友人の車に乗せてもらい
成田を後にしました。

成田を出てすぐ、脇道に留めてもらっておトイレタイム。
ずっと6時間くらいトイレしていなかったのですが、
よくがまんしていました。

そのすぐ後に高速道路のサービスエリアで水を買って飲ませましたが
とにかくのどが乾いていたようで、
いっぺんに1リットル近く飲んでしまいました。
飛行機が乾燥していたのか、ずっと鳴いていたからなのか…。
この後も水はかなり沢山飲んでいました。

検疫で一度ケージを出た後、もうダメかな?と思ったけど
おやつに釣られてまたケージに入ってくれたのにはほっとしましたが
この頃にはもう相当ケージに入っているのが嫌になっていたらしく
ドアの金網を引っ掻いたり、噛み付いたりしていました。

最初のおトイレタイムまではケージに入れていましたが
ずっと鳴きっぱなしだったので、
その後からは外に出し、車の後部に私と一緒に乗っていました。

それでも、落ち着かない様子で、ずっとうろうろして大変でした。
それにサイパンの家を出てからずっと、ほとんど立っているか
座っているか、または立ったり座ったりで、
ごろんとしている事はほとんどなかったようなので、
車の中では足が疲れきってブルブル震えていました。

最後の方は落ち着かないのに、つかれと眠気に耐えきれず
ついのごろんとしてうつらうつらしては、
揺れたりすると飛び起きるという繰り返しでかわいそうでした。

到着した日は連休中日の日曜日ということで、
あっちこっち渋滞だらけで、結局成田を出たのは10時過ぎでしたが、
家に着いたのは3時頃でした。

家についてからのさくらは、
やっぱりまだ家に慣れていないのと、飛行機で怖い思いをしたせいか
ずっと私達の側を片時も離れませんでした。
夜はさすがに寒かったようで、夜中に震えていたのに気づき、
布団をかけてあげました。

到着から4日が過ぎ、ようやく少し家にも慣れて来たようです。
まだ、少なくとも私達のうち、どちらかが一緒に居ないとダメで
どこへ行くにも後をついてきますが、
実家の父には美味しいものに釣られて、慣れて来たようですし、
ホットカーペットが暖かいとうこともわかったようで
夜寝る時も暖かく過ごしているようです。

食欲もあり、元気なのでほっと一安心です。

今日は夕方ちょっとだけ、さくらだけを留守番させて、
おとーさんと二人で近所のスーパーまで言ってみましたが
父によると、ずっとじゃないけど時々キューキュー言ってたみたいで、
これから少しずつならして行こうと思います。

そんな訳で日本へ帰って来ても、
ゆっくり二人でお出かけする事も出来ない毎日ですが、
こんな試練を乗り越えて、一緒に来てくれたさくらなので、
当分甘やかして、ずっとずっと、大事にしてあげよう、と思う毎日です。

長々と書きましたが、記憶が薄れないうちに…。

詳細な手続き等は、また日を改めて、順にアップして行きますね~。