サイパン生まれの湘南犬

南の楽園・サイパンで生まれ、9歳で飛行機に乗り日本へやってきたシェパードミックス犬の日々。

花と緑と太陽と

2011-03-16 20:57:10 | サイパン暮らし
突然ですが、私の義理の弟は消防士です。
彼が身内になるまでは、身近に消防士や警察官、
自衛隊員のように、緊急時に必要とされる職業の人が居た事は
ありませんでした。

今回の地震の時も、震源地から離れてはいましたが、
彼は招集がかかり、出勤して行ったそうです。

それが彼の仕事なのだから当然、と言ってしまえばそれまでですが
彼らは不安の色を隠せない自分の家族を置いて
出勤しなければなりません。
映画やドラマの見過ぎなのか、そんな『英雄的』な行為も
あたりまえ、のように感じていた所が私自身にあったのかもしれませんが
今回、身内のそう言う状況を目の当たりにして、
改めて考えてしまいました。

後ろ髪引かれる思いで家族を残し出かけて行く人と
複雑な思いを抱えつつ、きっちりと送り出す家族。



テレビのニュースでは先程、
避難所に居る女性で、ご主人が東京電力で働いている
と言う方がインタビューに答えていました。
ご主人は被爆覚悟でずっと現場に詰めているとのこと。
当分帰れないが、前を向いて生きて行ってくれ
というメールが届いたそうです。



映画じゃない、現実に起こっていること。
こんな大変な状況の中でも、実際に自分を犠牲にして
がんばっている人がいる、って言う事、
忘れないようにしたいと思います。



ありがとう。

最後にもうひとつ。
アメリカでは今、「こんな大災害にあった日本の現場で、
なぜ略奪が起きないのか?」という議論がされているそうです。
もちろん、そんな日本でもすでに愉快犯が現れたりしていますが
まだまだ、こんな理由で世界を驚かす事の出来る日本を誇りに思います。
これは日本人のいい所。ずっとずっと大切にして行きたいですね。


最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。