しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「検屍官」 パトリシア・コーンウェル 

2007年11月23日 | 読書
バージニア州リッチモンド。
バージニア州の検屍局長ケイ・スカーペッタが夜中に呼び出され向かったのは、連続殺人の3人目の被害者と思われた。
夜中に自宅に進入して女性を殺す犯人の手がかりはまだなかった。
担当刑事はピート・マリーノ。
女性検屍官をあまりよく思っていないようなマリーノにスカーペッタは戸惑いと苛立ちを感じている。
そして、夫が犯人と決め付ける考えにも納得がいかなかった。
そんな時、事件が報道記者にリークされ、そのもとが検屍局ではないかとの疑いがかかる。
そして、検屍局のコンピューターに何者かが侵入した痕跡が発見される。


検屍官シリーズ、第1弾。
先に第10弾を読んでしまったので、まだよそよそしいスカーペッタとマリーノの関係がなんだか微笑ましく感じる。
お互いの相手の能力は認めつつも、なんだかしっくりしない。
でも、マリーノはスカーペッタが思っているほどに、女性検屍官を毛嫌いしているとは思えない。
恋人になるベントンも登場しているが、まだその気配はなし。
ケイは1作目から、事件の他にも戦わなければならない相手がいて大変だ。
女性が第一線で活躍することの難しさを現しつつ、応援している感じがする。
事件に対しても証拠品からいろいろ探っていく検屍官からのアプローチなど面白かった。
事件が残虐だけれど。
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