要約できない人生のあれこれ

気ままに日々のこと
いきづらさを抱えて。なんでもない日常のこと。ごみ捨て場。届かない。

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病院のこと。コインランドリーととつぜんのいとうくんにて。

2015-05-29 14:56:24 | 日記




今日は、本当は図書館に行こうと思ってたのだけれど

谷川さんの「みみをすます」って詩集が読みたかった

けれど窓を閉めきっていているからなんか猫たちにもわるいし

図書館は明日も開いてるし、明日でいいやーと思えた





病院に行くのが昨日からすこしこわかった

それはODをしてしまったことで、

私の治療に真剣に取り組んでくれている先生のことを

また裏切ってしまうことになると思ったから。

このままを文章にしたのがノートにあって、

それを持っていくことにしていた

先生に読んでもらうか、自分で読み上げるかにしようと

ずるいけど、先生にわかってほしいと思ってしまった

許してほしいと思ってしまった




先生、ごめんなさい。ODしてしまいました

ここです、


と、待合室から準備していて開いていたノートを

診察室に入ると立ったまま先生に差し出した



先生は非常に有能なひとだと思う

私が診察室に入ってくる様子で、私の心情が

いつもすこしだけ伝わってしまうから。





先生は真剣な表情になって

私のノートを読んだ


指定されたところだけでなく

昨日一冊ノートを書き終えたのだけれど

その最後の一ページまで、読んでいた。

途中少しほほえみながら。



私は詩とかわけのわからないごちゃごちゃを

書き綴っている部分があったから

(昨日のラップみたいになってしまった「I」という詩も。)

恥ずかしかったけど、嬉しかった。


詩は、昔から書いているの?と訊かれた


最近かきはじめたことをいった

先生はおもしろそうにふーん、へえ、と

私の顔を見つめてた



それから真剣な話をし、




で、話は変わるけど、わかなさんはどんなことをしているのが一番好き?

そんなことを訊かれた

詩を書いているとき?

そんなことを言われてしまって私はもう恥ずかしかった

あんまり自分の文章を恥ずかしいとは思わないけれど

なんだか昨日のIだけはラップ調になってしまったのが

笑えてすこし消してしまいたい笑



歩いているときですかね…

私はそう言った



歩いているとき、私はことばが文字になって頭の中に浮かぶ

それがすごく楽しくて

ときどきとてもせつなくて

きょうは鳥肌が立ってしまうことも浮かんで

だから焦ってこうして文章にしてる



はやくしないと忘れちゃう

こんな感じで。





それで。


歩いているとき、ことばが浮かぶときが一番楽しいといった

そうするとやっぱり先生はにこっと、というよりは

にやっと、というほうが合うような

そんな顔をする







うれしかったのはすべて。


まず、受付のひとが丁寧で物腰がやわらかなこと

的確ですばやく、でもゆっくり仕事をしている姿、雰囲気


それから血圧を測りに来てくれる看護師さん

私のことを憶えていてくれていたらしく

今日は震えていた右腕を支え

頑張って通ってくれてるね、ありがとう

と、

なぜか言ってくれたのだ。

私はおもわず泣きそうになる


初めてあの病院に行ったときに採血をしてくれたひと

ベッドで泣いてしまった私に

頑張って通ってよくしていこうね

と、声をかけてくれたひとだ

あれ以来、話をすることはなかったけど

私のこと、そう思ってくれていたんだ。




それから先生。


どうしてODをするに至ってしまうのか、気になるみたい

私もわからないから、気になる

そんな好奇心ともとれる探究心といえばいいのか

先生のそんなところが、私はすきだ。


僕としてもODはだめだよーとか、いってもさ、仕方ない

とか言っていて、

それは 

もっともなことで。

求めていた治療で。




だから私はこれからも素直に、起きたことを起こることを

書き綴っていこうとおもう

あの病院と先生と看護師さんと受付のひとを信頼して

いとうくんと一緒にがんばっていこうと思う



ODをしたことは、先生を裏切ることじゃなかったんだ

そのことに安心した

嘘ついてへらへらして好きな薬を好きなだけ

出してもらってばかりだった。びょういん、今までの。

そしてまとめて飲んでいた。




でも先生は言った。

きちんと飲まないとどれが効いていてどれが効いていないのか

わからないじゃない、と。

そうだ、とおもった。

私は治したいだなんてことばを吐いては

かかわるひとを裏切ってきた。

一日四回の決められた量の薬を、決められた時間に

そしてごはんも。本も。好きなことも。

丁寧にしていきたいって。





うん、それで

また、ここにいるけど

また3日分の薬を出してもらって

頑張っていこうと思っています。


こんなの傲慢かな







それにしても、先生のちょっと気になるみたいな

わくわくした表情がなんかいい

どうしてそんな行動が起こるのか、先生と私とで

何か手がかりになるものを見つけることができたらいいな


たぶんいとうくんも手伝ってくれるだろう














タイトル。


伊藤くんがお昼休みにいきなり帰ってきたのです

私は病院の前にコインランドリーに行って洗濯物を入れ

病院の後にまた寄ってたたんで家に帰ったところで

彼はなんだか走ってきたそうで、

抱きしめると泣いていた。



私は「よかったね」と繰り返した。



びょういんのこと、よかったね



ここにきて、よかったね


ありがとう


今日はカレーだよ








こんこんと眠っているより風に吹かれて泣いていたい

2015-05-29 09:21:48 | 日記






きのう、そう思った








長い昼寝のあと、私はそとにでた

真夏日という予報だったけれど

ここは軽井沢の近くのちいさな町

そとは涼しかった


風が吹いていた

私は泣いていた



何が哀しくて泣いていたのか

何が嬉しくて泣いていたのか

私はきっと、

あのとききっとよくわかっていた




それをことばにしたかったけど

うまくできなかった



私はひとより知ってることばが少なくて


大事なことを言おうとするとき

どうもあいまいになってしまったり

抽象的になってしまったりする

簡単なことばだとどうも遠回りになってしまう







私はベンチを求めて歩いた

途中、しゃがみこんで書いたりもした



結局

家の近くの肉屋さんの前にあるベンチに座って

書いた




伝えたかったこと


それは簡単なことばだった


誰もが知っていて

誰もがわかる

そんなことばを




伝えたかった


いま、いっしょに生きているひとに


生きているひとに






それをかいたらすっきりした


あなたから、かえるよーと連絡が来る




私はきのう、目いっぱいしあわせだった