ヴァレリー・カーターのアナログ盤

2019年06月14日 | 日記

 

 

 

 

 

 

 

ヴァレリーの18年振りに出した96年のTHE WAY IT ISにも歓喜したが、

今回紹介するこのアルバムは、そのTHE WAY IT ISに加え

今では入手困難な5曲入りEP「FIND A RIVER」がプラスされたもの。

それもアナログでのリリースという感涙もの。

やはりヴァレリーの声にはアナログ盤がよく似合う。

最近洋楽邦楽問わず、たくさんのアナログ盤が再発されてるけど、

中にはこんなカントリーロックのアルバムなんて誰が買うんだろう?

みたいな地味な名盤(!)も並んでて実に興味深い。

まっ、並んでるって事は少なからず欲しい人達がいるわけで。

さて、そんなヴァレリーのこのアルバムも今の時代に?

みたいな音楽なのですが、コレばっかりはね、

何が流行るかわかんないってこって(^ ^)

このアルバムの内容ですが、ジャクソン・ブラウン、ロウエル・ジョージ、

そしてヴァレリー3人で書いたLove Needs A Heart がすぐに目を付きますが、

僕はトム・スノウのBlessing In Disguiseが来るといつもヤラレます。

空気が一瞬止まるような錯覚を起こします。。

なんかkeyといいヴァレリーの声の為にあるような曲のように思う。

 

Valerie Carter - Love Needs A Heart


 

 "Blessings In Disguise" Sung by: Valerie Carter Written by: Tom Snow

 


他にもニール・ヤング、アース・ウインド&ファイヤー、ヴァン・モリソン、

ビル・ウィザース、トム・ウェイツのカバー曲の目白押し。

そしてEP「FIND A RIVER」からは噂のニール・ヤングのAfter The Gold Rush。

このEP「FIND A RIVER」かなり良い仕上がりですね。

EPで聴くとまた違う印象なんだろね。

70年代半ば、こういう女性シンガーがわっと出て来て賑やかでしたが、

その中でも僕はちょっと憂いのあるヴァレリーやカーラ・ボノフが好きでした。

夜の音楽ですよね。

照明を落として静かにひとりで聴く音楽ね。インドア派みたいな(^ ^)

雨の続くオキナワで、最近ずっとコレばかり聴いていますが、

なんて美しい声なんだろか。。

もうこういう声はいそうで、なかなかいない。。

白人でこんなにblue noteがキレイに響く女性シンガーもいないね。

ヴァレリーが初期のキャリアを飾った、かのHOWDY MOON。

大好きなジョン・リンド目当てに購入したものの、

僕は初聴ですぐさまヴァレリーの歌う「COOK IS HONEY」の

天使の声に悩殺されてしまう事になる。

 

“ Cook With Honey ”- Haowdy Moon


そしてそれは今僕が耳にしてる、このTHE WAY IT ISも同様、

エヴァーグリーンいっぱいな空気で僕は満たされているのだ。

そんなヴァレリーももうこの世にはいない。

ドラッグ中毒になったり、

ある意味アメリカのロックンロールドリームを体験した人だったけど、

残念なことに、思いの外リリースしたアルバムが少ない。

なのでこのTHE WAY IT ISも貴重な記録なのです。

 

 

おまけはyoutubeならではの映像を!

アメリカらしき小さなライブハウスで、

いかにも「ちょっと歌ってよ」的なムードで現れるヴァレリー。。

それもストーンズのHONKY TONK WOMANのコーラスをチラリ。。

うわ、、声が歪んでる!と生々しさに感動。。

はは、この店もヴァレリーの感じもそうだけど、

なんか昔のコザっぽい。。こういう姉ちゃんいっぱいいたけどな♪

 

VALERIE CARTER WITH MARK GAULT

 


Skydust

Koko