きみの声 ぼくの声

2016年05月19日 | 日記


この最悪な空気を、僕はいったい誰と、何と共有すればいんだろう。

こんな夜ほど音楽は無力なのです。

ぼくの声が聞こえる?

きみの声を聞かせて。

僕は明日ステージに立つの?

何を歌えばいいの?



満島ひかり~奇跡の人

2016年05月13日 | 日記

 

県出身のアーティストで、僕が一押しで応援してるのが満島ひかりちゃんです。

器用なのに不器用で、激しいのに弱くて、大人のようでまるで子供のよう。

こんな人間丸出しな女優さんってのも、そういない。

NHKの「ミュージックポートレイト」という番組に、

妻夫木聡さんと共演してましたが、

相変わらずの人間満島丸出しで、ますます僕は彼女に惹かれるのです。

やっぱり美しさってのは、どこか丸出しな歪さが共存してるわけで、

それを全身で躊躇なく世に放出してるのが満島ひかりなのです。

ほんと稀な、アーティストらしいアーティスト。

彼女がかつて、アクターズスクールに在籍してたのは有名な話ですが、

メジャーデビューしたfolder5を解散する時、

帰沖するメンバーにこう言われたそうです。

「お前に女優なんかやれるわけないよ!」と。

で、その理由をひかりちゃんがメンバーに聞くと、こう言われたそうです。

「女優なんてね、胸がないとなれないんだよ!」と(笑)

で、それに対するひかりちゃんの返答が

「胸はないけど、夢はあります!」と言ったそうな。

番組では冗談混じりで話してましたが、僕なんかグッと来たね。

どこまでも満島ひかりなのです。

 

番組で言ってましたが、ひかりちゃんのお父さんはハーフでね、

その教育方針は満島ひかりのアイデンティティを形成するには充分だったようです。

この話知ってね、あーやっぱそうか。。。

彼女もシンディーだったんだなってね。

この曲書いて30年以上の月日が経ったけど、

どこにだってシンディーはいるんだってね、

不思議な気持ちにさせられちゃったよ。

ひかりちゃんが子供の頃の、ママとパパと映ってる写真も見せられたんだけど、

ママがもうまんまひかりちゃんと同じ顔なんだぁ。

ヤバイ。ママもやっぱ強力なのかな。。。

 

 

実は僕はアクターズスクール全盛の頃、テレビ局でよく一緒でした。

もしかしたらテレビ局の廊下で彼女とすれ違ったのかもしれませんね。

当時のその異様なその光景を描いたのが「ロックンロール・シューズ」だけど、

けどひかりちゃんだけは、

そんな狭いブラウン管なんか遥かに飛び出しちゃったのだ。

嬉しい。そして素晴らしい。

独りになった彼女は素晴らしいのだ。

その歪で美しい彼女を、僕はずっと見つめていたい。



奇跡の人

2016年05月10日 | 日記

 



最近映画がホント外れっぱなしなので、テレビドラマを中心に観ています。

中でもNHKが素晴らしく、朝ドラ「とと姉ちゃん」、「コントレール」

そして特にWOWOWの「奇跡の人」なんか夢中です。

「奇跡の人」は銀杏BOYSの峯田和伸くん主演の物語ですが、

峯田くんはステージのあの感じとなんら変わらず、ギャップがないとゆーか(笑)

不器用さの中にも優しさをいっぱい振りまいてる、あの感じが演技にも表れてる感じです。

ヒロイン役の麻生久美子さんの方は好きな女優さんで、それこそ出世作の「カンゾー先生」から観ています。

でもね、何が凄いって、麻生久美子さんの娘役の住田萌乃ちゃんの物凄い演技!


   


目と耳に障害があるという難しい役を見事にこなし、その鬼気迫るような演技力なんて、

ちょっとゾクッとする迫力で凄い存在感なんですよ。是非ともみなさんにもごらん頂きたいのです。

『奇跡の人は』脚本家の岡田惠和さんのオリジナルストーリーなのですが、

実はあのヘレン・ケラーと彼女の家庭教師アン・サリバンの実話をモチーフにした作品なんですよね。

サリバン先生をアホアホな男にと大胆に設定するあたり、ホントにセンスのある脚本家だと思います。

笑いあり涙ありの痛快ヒューマンコメディーであります。



そして岡田惠和さんといえば、

忘れられぬ「泣くな、はんちゃん」というこれまた素晴らしい作品がありました!

その主題歌「私の世界」のあまりの素晴らしさに感動し、以前ローリーロール・バンドでもカバーさせて頂きました。

 個人的にはビートルズの「ALL YOU NEED IS LOVE(愛こそはすべて)」と双璧をなす名曲なのです

ニン

 泣くな、はらちゃん。私の世界


キヨシロー

2016年05月10日 | 日記

 

うわっ。。今月は書きっぱだな。

なんか天国と交信してる感じ。

キヨシローが亡くなってから7年だよ。早いね~ほんと。

命日にあたる日NHKでは毎年キヨシローの放送してますね。

そのカリスマ性は老若男女、時代を越えてみんなから愛されてます。

 

僕が最後にキヨシローを見かけたのは、確かビギン企画のうたの日だった。

キヨシローのユニークさってのはほんとチャーミングでね、

この日も那覇空港から会場のある沖縄市民会館まで、

自転車で行く!という暴挙に出たわけだ(笑)

焦るビギンとキヨシローのマネージャーさん。

特にマネージャーさんは頻繁にキヨシローと連絡取り合ってて、

「いまキヨシローさん浦添です!」みたいな声が廊下で聞こえてきてね、

ヒヤヒヤしながら落ち着かない感じで廊下を行ったり来たりしてた。

遅れた後、やっとキヨシロー到着で、当時ワールドカップだったのかな?

日本サッカー代表のユニホーム姿に、サッカーボールのヘルメットという出で立ちで

そのまま自転車でステージに登場した。

そりゃーもーやんややんや大騒ぎでね、盛り上がった。

キヨシローはハミングバードをオレンジのアンプにぶっ込み、

恐ろしい爆音!!!わはは、もはやそれはアコギの音じゃないのよ。

ヒーヒーハウリングしてるし、本人ジミヘンのつもりだし(笑)

ほんとにキュートな人なんですよ。

特にイマジン素晴らしかった。

日本語でこんな説得力のあるイマジンを歌える人ってそういない。

もうイマジンはキヨシローの曲になってしまった。。。という感じでしたね。

確かヨーコもキヨシローのイマジン聴いてえらく感動したんだよね。

 

キヨシローとは何度かすれ違ったり、隣に腰掛けて話を聞いてた事はあるんだ。

鬼のような静かな人ですからね、全然喋んないだけどね。

それはRCの頃からそうだった。

この日も相変わらず静かでね、一言「頑張って!」と声を掛けたら

ニコっとシャイな笑顔を返すだけ。

でもいま考えれば、その笑顔も僕の宝物だね。

1周忌にオキナワでキヨシローのイベントをお願いされて、

THE WALTZで参加したこともあった。

あっ、実は87年頃かな?

RCの前座の話がWALTZに来た事があった。

結局無しになっちゃったんだけど、もうメンバー全員ビビってましたね(笑)

その頃のRCの勢いって正に空飛ぶ鳥もってな感じで半端なかったからね。

まぁーそうなるわな。

それからまた、キヨシローのボーヤーからスタートして

亡くなる最後のステージまで相方として一緒だった

三宅伸治さん率いるMOJO CLUB とWALTZがジョイントしたりね。

その流れでタイマーズのリハーサルにお邪魔したり、

その節々で色々縁があったりしたんだ。

 

キヨシローの曲や歌手としての凄さは説明するまでもないけど、

とにかくオリジナルな世界観だよね。

あれは世界中探してもなかなかないんだよ。

日本語の美しさを初めてロックに乗せた人だし、

よく思うんだけど、日本のロックを発明した人だね。

それまでの日本のロックって英語コンプレックスからか、「さしすせそ」が「しゃしぃしゅしぇしょ」だったからね(笑)

82年、チャボが加入して快進撃のみどりの広場のRC。。凄まじかった。

ある意味どんな外タレのライヴより凄かった。

日本語でこんな最高なロック出来るんだってね。

 

その時の”スローバラード”は僕の永遠になった。

「あの子の寝言を聞いたよ ほんとさ 確かに聞いたんだ」

ってとこの美しさたるや。。この世のものとは思えなかった。

泉谷しげるさんも言ってたけど、「忌野芸術」だよね。

寝言を聞いたことを、こんなに熱く切なく歌える人がいるなんて。

奇跡に近いんだよ。大の大人がさ。

普通大人はさ「だから何?寝言がなんだよ?」ってなるんだよ。

ピュアネスっていうのかな?

敢えてその寝言の内容は明かさず、寝言を聞いた事だけを伝える感性ってね。。

これはちょっと過去から現在に至るまで、聞いた事ない表現なんだ。

日本、そして東京の誇りですかね。

今の音楽って全部喋っちゃうからね。。あからさまに。

 

みどりの広場のRCとサムのハーレムスクエアーがなければ

僕は歌ってなかったと思うし、

この二人のソウルは、僕に歌を歌わすのには充分だった。

感謝キヨシロー!感謝サム!

天国で二人一緒に僕の”踊ろよR&B”で踊ってくれ!

またねー YEAH!永遠のSOUL MAN!

オレも頑張るよー

 

 サムTを着てご満悦なキヨシロー

 


Msにエンジェルが現れたよ

2016年05月07日 | 日記

 

 

楽しくて、嬉しかったMsの夜でした。

席を見渡すとなんと小さな可愛い女の子の姿が‼

小学校の低学年ぐらいかな?ちょっと選曲を考え直すローリーさん。

だってあんな可愛い女の子に嫌われたらやだもん!

うるさいとかさ・・うるさいんだけどね(笑)

んで、1Set終わってブレイク中にトイレからその女の子とおばあちゃんが出てきて、

声掛けられて話を聞いてみると、どうやらあの琉くんの妹ちゃんなんだって!!

説明すっとね、以前ぼくは首里のSingって店で月1で歌ってたのね。

で、そこによく琉くんファミリーが来てたのね。

当時確か琉くんも小学生だったかな?

琉くんはよく歌詞の意味を僕に質問して来たり、メールも何度かやり取りしてたんだ。

おばあちゃんに聞くと、琉くんは今京都の大学に通ってるとか。

琉くんが大学生・・そうだよね~だいぶ時は経ってるもんね。

んで、おばあちゃんが言うには、この女の子はどうも琉くんの後継者のようで(笑)

僕の歌が好きなようなのです。はは。。恐縮です。

なんとこの女の子もWALTZの30周年駆けつけたそうですよ!

琉くんと一緒に!うるさいとか言いながらも、最後までノリノリだったようです(笑)

あ~しに嬉しいな。

なぁ~んだ、ローリーミュージックに免疫あんのね!と言うことで、

僕は2Setから思い切りローリーワールド全開でやらせてもらったよ。

女の子は「Beautiful Day」も歌ってくれたし、

「ゲレンノーパー」の手拍子のチャチャチャも恥ずかしそうに参加してましたよ。

うつ向き加減にチャチャチャってさ・・もう僕はその可愛らしさにメロメロでした‼

帰り際おばあちゃんが、「お兄ちゃんと歳の離れた女の子が産まれてきて、

もう一回おばあちゃんをやり直してるみたいで楽しい」言っててね、すごく幸せそうでした。

いいね、やっぱ子供のいるライヴってね。むかし保育園でライヴしたり、

首里の「たぁーちまちゅー」屋上でライヴしたのを思い出しちゃったよ。

みんなで歌って踊ってね。そういうとこもきいやまに受け継がれてるのかもしれませんね。

また石垣島の空の下、子供達たくさん呼んで、きいやまとWALTZでライヴしたいな。

ねっ、マストさん‼

 

 


石嶺弘実さん

2016年05月05日 | 日記

Bashofu / 石嶺弘実クインテット

 

沖縄ジャズ界の重鎮、石嶺弘実さんが先月の30日お亡くなりになりました。

石嶺さんは、戦後のジャズシーンを引っぱってこられた方で、

後に沖縄JAZZ協会の初代会長として活躍された方です。

病気療養中というのは身内から聞かされてましたが、突然の訃報でした。

 

たぶん石嶺さんは、僕が1番ジャズの方でお話された方なんですね。

僅かな期間でしたがツアーもやりましたし、また楽屋や打ち上げ会場などで、

色んな復帰前の話や、音楽の話をたくさん話してくれました。

石嶺さんのその柔らかな口調は、そのままプレイにも表れてて、

とても美しかったのを覚えています。

またバンドリーダーとしての信頼もとても厚く、みんなからの信頼感も手に取るように分かりました。

一度公演を終えた打ち上げ会場の席で、石嶺さんにジャムセッションに誘われたことがありました。

「ローリー好きな歌を歌ってごらん」と言われ何曲か歌わせていただきました。

余りに嬉しかった為、お調子者の僕はここぞとばかりに、普段石嶺さんなんかが演奏しないであろう、

ポップなR&Bやソウルナンバーを歌いました。

それがですね・・・当たり前ですが、余裕で吹いてくるんです!石嶺さんが!

もうとにかく感動したのです。。。僕は。その素晴らしさに。

全身メロディーとでも申しますか、無駄な贅肉がなく見事に歌ってたのです。

過去色んなプレイヤーと共演したことありますが、

音色だけで鳥肌立ったのは、後にも先にも石嶺さんだけです。

いつも音楽の話になると、「テクニックも必要だけど、音色があってこそ」とよく言われました。

僕も今はすごく音色を大事にしてて、

きっとあの時の石嶺さんの美しい音色を、いつか手に入れたいと思ってたのでしょう。

僕は昔から、ギタリスト以外のプレイヤーからの影響の多いギタリストですが(面倒くせぇですね、笑)

石嶺さんのアルトサックス、そしてクラリネットの美しい音色は目標でもあります。

指が見えないとか、超絶技巧なんて、遥か昔から興味なかったし、

良いタッチでギター弾くねとか、良い音色で歌うね!なんて言われるほど嬉しいことはないわけで。。

ほんとにそういう美学を貫き通したのが、石嶺さんの音楽だったと思います。

有名な話ですが、復帰前?かのアメリカジャズ界のレジェンド、

ライオネル・ハンプトンが来沖した際、石嶺さんのサックスを聴いて、

「ジョニー・ホッジスのようだ!」と石嶺さんに駆け寄って来たそうです。

あのハンプですよ!その光景を見てみたかった。

戦前から戦後にかけて見てきた石嶺さんの景色は、僕の景色とはまた違うことでしょう。

それでも僕は石嶺さんから教えてもらった、音色の大切さを、自分なりの景色に描けたらいいなと思います。

あなたの「ローリー行け!」というステージでの雄叫びが忘れられません。

石嶺さん安らかに。そしてありがとうございました。



久し振りにRollyRyo

2016年05月02日 | 日記



ドラムが好きなんだ。

そのドラム操るドラマーが好きなわけで、

後ろからこうシンガーやプレイヤーを支えるあの感じに、

母性的なものを強く感じるのです。

僕はいつもフロントに立ってるので、余計にそれを強く感じます。

フロントのヤンチャ度が増せば増すほどに、

ドラマーの母性度も増すわけで(^^)

まさに大木の根であり、存在自体が哲学でもあります。

こんな僕なので、

あっちこっちのライヴハウスでクールなドラムキットに出くわすと、

暫しウットリ眺めては写真撮ったりします。

本棚見るとギターマガジンよりドラムマガジンが多いし(^^;;

よく周りに呆れられます。

これまでの素晴らしいドラマー達と出逢えた幸運にもいつも感謝しています。

因みに1・2・3・4のカウントをカッコよく歌えるドラマーが大好きです!

最初のカウントって僕らバンドマンのタイムカードみたいなものですからね!

1・2・3・4!今夜も世界中のドラマー達が踊ってるよ!


 


何年振りだろ?久し振りにRollyRyo演ります‼

たまたま会った呑み屋さんでそのライヴの話が決まるという、

いかにもコザっ子的展開(^^)

二人のギターシェフがあんな曲こんな曲をチャンプルーに料理します。

ムード歌謡からR&B、カントリーからカリプソ、

ロックンロールまで食材は豊富よん‼

合言葉はロマンチーック‼☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


♪2016年5月20日(金) 沖縄市 OTORAKU

RollyRyo LIVE‼~キヨシコノヨル~
Vo&Gt.ローリー Vo&Gt.国吉亮

Start 20:30 料金¥2000

問098-932-3933

沖縄市上地1-2-32



Skydust

Koko