沖縄方言とヤンキー

2017年02月26日 | 日記

僕ら世代はギリギリかな?

とにかく方言は汚い言葉みたいに教育されて来たからね。

「ベール・ベル」の中で歌ってるように。

子供の頃はどこか沖縄の人って声高らか言えなかったし、

どちらかと言えばみんな劣等感をどこかに隠し持ってたんだよね。

だからってこの子の言うことが全部正しいかと言えば、

個人的には半々かな?

言い分もわかる。わかるにはわかる。

確かにそういうヤンキーとエイサーの世界もあるにはあるからね。

でもね、ヤンキーがいたり、オタクもいたり、

色んな人がいるからきっと楽しいんだよね。

みんな同じ考えの人しかいない世界なんて、よく考えたらそれこそ不気味だよ。

しかし、ヤンキーは沖縄伝統行事と非常に相性がいい、

という持論はホントおもろい!

この子イイ作家さんになれるかもですね。

確かに昔からエイサーする子の不良率は高かったかもです。

でも、不良だろうが何だろうが、ある程度忍耐力や体力がないと、

エイサーは簡単に続けられないですからね。

因みに僕らの頃はヤンキーという呼び名はまだなかった。

シンプルに不良という呼び名でしたね。

またこの子がこんな事も言っててね、

 


見た目で人を判断するな!とかは言わないで欲しい。

ヤンキーの時点でヤンキーだから。

刺されると気持ちいいハブクラゲとかいないからさ。

 


しかし上手いね、この子例えが。

この子きっとヤンキーに苛められた経験があると思うんだけど、

不良に苛められるって、ある意味男の子の宿命みたいなトコあるからね。

まぁー彼の極論が、正しいか間違いかという話じゃなくてね、

今の若い子がそういう事を感じてること自体が僕は面白いのです。

うん、だってこの子と話してみたいもん。

今少ないからね、声を出す若い子って。

とても大事な事だし、何よりもこの子達がいずれこの国や島を動かして行くんだから。

たくさん声出して、楽しい世の中に変えていって欲しいよ。

それこそスマホばっかりとにらめっこするんじゃなくてね。

町に出てみんな声上げて欲しいね。

ボーっとしてたら、きっとつまらない社会なっちゃうから。

そんな素晴らしい彼に今夜はこの曲を!

名曲「Will you still love me tomorrow」をノラのバージョンで。

ノラのバージョンは僕も最近初めて聴きました。

このダニエル・ラノアっぽいギターの爪弾きは、

リトル・ウィリーズのジム・カンピロンゴかな?

 とにかくノラの歌声とギターが心地好いのです。おやすみなさい。


Norah Jones ♦ Will you still love me tomorrow

 


HI-SAI-SET

2017年02月26日 | 日記

 

 

 

 

 

OTORAKUでのHI-SAI-SETもだいぶ馴染んで来た感じ。

いい感じだ。

毎回おニューの曲増やしたり、

なんたってパーカッションのアサオンが歌う事に目覚めたのが大きい。

このユニットは、逃げ場がないというか(^ ^)

メロディー楽器がないのが弱みでもあり、また強みでもある。

なので選曲が非常に重要になって来るわけで。

中にはもちろん昭和歌謡や派手なポップスもあるわけですが、

そこを敢えてシンプルに料理するのが、また楽しい。

アコースティック・ギター、フェンダーベース、パーカッション、

という最低限の楽器で気持ちいい音楽を演ろう!

というのが当初からの理想。

なので、HI-SAI-SETサウンドは毎回音響作りに力を注いでいます。

今回は音響屋のEくんがたまたまOTORAKUにいたので、

すごく楽なリハーサルとなりました。ラッキ〜❣️

HI-SAI-SETもWALTZやRRQ同様、

ってか僕がいる事自体がそうなのですが(笑)

非常に楽曲がバラエティーに富んでるわけで、

それをこなすのにとにかく音響が大事なのです。

音楽は卓越したテクニックも確かに必要ですが、

それ以上に三人のムード作りや選曲に力を注いでいます。

まーバンドってやつの理想は、誰か一人欠けてもそのサウンドにならない、

というのが1番の理想ですからね。

ということで、自ずと僕かあーさんがメロディー楽器を担当するわけですが、

ま〜僕はちょっと弾き過ぎなとこも無きにしも非ずですが(^^;;

あーさんもHI-SAI-SET演り始めてからは、

ギター練習したり、意欲的になってるのがいい傾向です🎸

毎月お客さんも増えてきてるし、

来月も新しいお客さん来るといいな〜。

では来月も第3金曜日、OTORAKUで会いましょう‼️

 


おニューのピックケース

2017年02月24日 | 日記

      

 




おニューのピックケース頂きました。ムフ。

それもThe Rolling Stonesの55周年記念❗️

あっ、今夜は月1のHI-SAI-SETです。お待ちしております。


しかしストーンズ55周年。。。。

まだ僕らもガキンちょだな(^ ^)


 


ブロンクス物語

2017年02月20日 | 日記

 

 

 

 

 

「ブロンクス物語」を何年振りかに観た。

劇中流れる音楽が、

大好きなDooーWopやR&Bというのももちろんあるし、

監督がロバート・デニーロというのも大きい。

けど、やっぱりこのブロンクスという街の持つ、

独特な空気感が何よりも魅力的なのです。

禁酒法時代から移民やマフィアで栄えた街であり、

アメリカの光と影をまとってる街だ。

サスペンス映画はほとんど観ない僕ですが、

マフィア映画やギャング映画だけは昔からよく観てました。

そこからアメリカの歴史を知る事が出来たし、

オキナワとは違う、異質な世界を知ったのもそういう映画からでした。

戦後アイルランド系、ユダヤ系、イタリア系、アフリカ系という移民が、

夢を見てこの街に移って来たのです。



ブロンクスという街の移民が持つ、音楽の力も僕には魅力的だった。

僕の好きなブリル・ビルディングで活躍した作家のほとんどが、

皆ブロンクス出身なのです。

ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング、バリー・マン&シンシア・ワイル、

エリー・グリニッチ&ジェフ・バリー、ドク・ポーマス&モルト・シューマン、

さらにニール・セダカ、フィル・スペクターと、

尋常じゃないそうそうたる顔ぶれなのです。

ローラ・ニーロもブロンクス出身なのですが、

子供の頃から道端で友達とドゥワップを歌ってたという逸話もあって、

そういうのも、すごくブロンクスという街の想像を掻き立てられたものです。

なので、このブロンクス物語はもうホントにリアルに、

人々の生活、音楽、そして移民や差別という、

まさにアメリカの光と影が見えてきます。

未だにサウス・ブロンクスは夜中歩けないぐらい危険らしいですが、

遥か昔の古き良きアメリカを感じて欲しいです。




ジャニスとビートルマニア映画

2017年02月16日 | 日記

 




 

 

久し振りに映画2本行きましたねぇ。

これまた久し振りに寄ったTSUTAYAで目に入ったもので、

ジャニス・ジョップリンの「ジャニス リトル・ ガール・ブルー」と、

ユニークなビートルマニア教師の「僕の戦争を探して」。

 

 

久し振りにジャニスに会った。

映画という世界で会ったジャニスは、ひどく老成して見えたり、

臆病なかわいい少女にも見えた。

若い頃は、彼女その激しい歌い方に敬遠気味な僕もいたんですが、

今ジャニスの歌を聴くと、すごく優しく心に沁みてくる。

しかしいつ見ても、

ジャニスが故郷テキサスの同窓会に出席した際の

映像には胸が締めつけられる。

言葉に詰まり、言葉を必死に選ぶジャニス。

きっとどこにも目を向けられず、震えていたのだろう。

いや、ジャニスは間違いなく泣いてた。

おどければおどけるほど。

この意地悪なインタビューアーなんだろ?

けど、ジャニスがあんなに敬愛するアーティストを語る映像は初めてみた。

「ビリー・ホリデーやアレサ・フランクリンはたったの2音で、

凄い世界を作る」みたいな事を話してて、

そういう僕らと変わらぬ音楽ファンのジャニスを見て、

単純に僕は嬉しかった。

オーティス・レディングの話になると、

もう少女のような目がキラキラのラブラブモード!

うっとりする顔が可愛くてね。

本当に音楽を愛してるというのが画面からここまで届くんだ。

でもこの映画のジャニスは今まで観たドキュメントとはちょっと違ってて、

いわゆる過去観た、酒とドラッグに溺れるロックシンガーというだけではなく、

ジャニスの穏やかなブラジルでの日々や、

幸せな日常も描かれてて、とても良かった。

確かに悲運のアーティストのイメージも強い彼女だけど、

きっと楽しい事や嬉しい事も多かったと思うんだ。

うんうん、きっとそうに違いない。

享年27歳。

あまりにも若過ぎる人生だったけど、

テキサスの田舎から出て来た少女がアメリカンミュージックをひっくり返した、

事実だけがあの星条旗に刻まれているんだ。

凄いシンガーです。

 

 


 


 


もう1本は大好きなスペイン映画の「僕の戦争を探して」。

英語の授業でビートルズの歌詞を使って子供達に教える、

ユニークな先生アントニオ。

話は1966年の話で、

実際ジョン・レノンが映画の撮影でスペインのアルメリアに来た時の

実話に基づいた話のようです。

どこまでが実話なのか分かりませんが、とにかく楽しい。

ジョンが撮影で来てるという噂を聞きつけたアントニオが、

ジョンに会いに行くというロードムービーなのですが、

途中父親との確執から家出した少年、

お腹に子供をを身ごもった女性を乗せ旅は始まる。

単純にジョンに会いに行くという話と思いきや、

3人三様の人生を見つめるという内容です。

アントニオが言うんだ。

人はその気になれば、おのずと学ぶもの。

教師や授業など本当はどうでもいい。

いつか僕の生徒達は言うだろう、ビートルズから学んだとね。

「君の手を握りたい」。

歌は人を救う、自分が感じた事を他の誰かも感じた事を知る。

すると孤独でなくなる。

当時の不良の音楽だったロックンロールをこういう風にとらえるのは、

学校の先生らしからぬ態度かもしれないけど、

素晴らしい教師ですね。

きっと学校の先生達や父兄からは睨まれてたと思うけどね(^ ^)

最後に流れるジョンの「Strawberry Fields Forever」。

もちろんアントニオは撮影所でジョンと会う事になるんだけど、

そこでアントニオが持参したテープレコーダーにジョンが吹き込んだのが、

「Strawberry Fields Forever」の弾き語りバージョン。

それがなんだかすごく良いんだ。

ヒッチハイクしたら罰金とか、学校の存在さえ知らない子供達と、

当時の独裁政権下のスペインも描かれてており、

ほんわかした中にもメッセージが込められている。

アントニオ役のハビエル・カマラは、

「トーク・トゥ・ハー」や「あなたになら言える秘密のこと」

にも出演してた役者さんで、スペインのゴヤ賞では常連さんだ。

また音楽がほんと素晴らしくて、

大袈裟な音楽は一切なし、ギター演奏が殆どなのが僕好み!

デヴィッド・リンチの「ストレイト・ストーリー」を思い出しますね。

で、このギター誰が弾いてるのかと思えば、

パット・メセニーなんだよ!

もうほんと美しいのですよ!

チャーリー・ヘイデンも一緒みたいですね。

サントラあんのかな?

欲しいなぁぁ。。。



セレブギター

2017年02月13日 | 日記

 




 

ここ数日、ちょっと寒いね。

しかし寒くなればなるほど、外に出て歩きたくなっちゃうし、

オシャレ出来るし、お酒美味いし(^ ^)

大好きな季節なのだ。

もちろん以前廻った北方ツアーで自分の限界の寒さは、

マイナス6度というのも身をもって知ったわけで、

そういう場所ではさすがに出れないでしょうね。

南の子の限界ですな(^^;;

土曜日久し振りの浦添JULYのライヴ、

寒いのに駆けつけてみんなありがとー!

バレンタインってこともあって、パンにチョコにビール、

色々頂きました!ありがと。

あ、中には爪集中補修クリームというのもありました。

ローリーVS爪ですね(笑)頑張ります。

 



さて、子供の頃から大好きな、

これぞシンガーソングライター!

というアーティストでジェームス・テイラーという人がいます。



デビュー当時から変わらぬその圧倒的存在感、

今なお進化中なジェームスさんなのです。

で、以前観たライヴからずっと気になってたのですが、

現在彼が使用してるJAMES OLSONというギターが素晴らしいのです!


 

もちろんあのジェームスの独特なフィンガーピッキングがあってこそですが、

そのギター自体の鳴りが美し過ぎるのです。

その美しさを目の前にして思わず僕が発した言葉が。。

欲しい。。(笑)

が、が、しかし、

これがバカ高いのです。

余裕で150万を超すセレブギター(^^;;

きっと良質な木やマイクを使ってるんでしょうな。。

1度は弾いてみたいものですね。

この辺にしときますね、、クララがヤキモチ妬くんで(^ ^)

それでは最後にたっぷりとジェームスの弾くJAMES OLSONを楽しんでね。

この優しい指のタッチ、昔から変わらぬ歌声、絶品の美しさなのです。

大好きな「Carolina In My Mind 」「Fire and Rain 」から。

ではでは。


Carolina In My Mind - James Taylor

 

Fire and Rain - James Taylor

 


ジャパニーズ・ロカバラード

2017年02月09日 | 日記

グッド・ナイト・ベイビー ザ・キングトーンズ UPC‐0103

 

 

 

今日は本場のアメリカンポップスにも負けない、

日本の生んだ極上のハチロク・ソングをご紹介しましょう。

しかし、なにかハチロクに変わる良い呼び名ないですかね〜?

どちらかと言えばロカバラードの方がしっくりきますよね。

八六ってなんか焼肉屋さんみたいだし(^^;;

ハチロクってのは8分の6拍子のことでね、

楽譜には8分の12拍子って表記もよく見かけますが、

小学の時近所の兄ちゃんから、ハチロクって言葉を教えてもらった記憶があります。

分かりやすく言うと3連系のロカバラードね。

ロカバラードもロッカバラードというらしいのですが、

これも最初知った言葉なので突き通させてもらいやすね!

 まずはやはりコレでしょ!

ザ・キングトーンズのグッド・ナイト・ベイビー!

ローリー史では1番最初に好きになったジャパニーズ・ロカバラードかな。

この曲何が斬新って、ハチロクで始まるんだけど、

サビの♫グッナーイ グッナーイ ベイビー♫から8ビートに変わるだよ。

しに斬新。

コレもアメリカンポップスにはない、日本独自のセンスかもね。

素晴らしいよ、ホントに。



あなた 小坂明子

 

ザ・キングトーンズ「グッド・ナイト・ベイビー」の

ハチロクから8ビートに変わるセンスも相当だけど、

この曲の展開は相当ヤバイ!

これはグッド・ナイト・ベイビー」と逆の手法で、

8ビートで始まる曲なんだけど、サビを強引に力技でハチロクに持っていくのだーよ!

で、散々派手に騒いだ後、何もなかったように静かな8ビートに戻るという(^ ^)

ありえん!

しにハバ!

それに小坂明子さん、この曲初めて自分で作曲した曲で、

それも当時16歳なんだよね、、、

しに、しに、ありえん!

殆ど天才!

キャロル・キングに負けないぐらい天才!

最後の♫わたしの横には わたしの横には〜♫ってトコなんかも素晴らしいね。

因みにこの曲のエンディング、

WALTZの「星空に書いたラブレター」のエンディングと全く一緒なのです(^ ^)

はは、もちろん狙ってないよ。

なんか身体に残ってたんだろうね。

いつだったか久し振りに「あなた」のEP聴いたらふんぞり返ったもん。

これは昭和の大技アレンジのDNAですな〜間違いにゃい。


 

 

そして最後はコレ!


星くずのダンスホール シャネルズ


ホント隠れた名ロカバラードだよ。

僕の中学の後輩は「なんでこんな名曲がカラオケにないばぁ〜?」

なんて怒り心頭でしたが、最近どうやらカラオケに入ったらしい。

「先輩しに最高ぉ〜」なんてご機嫌でしたね。

カラオケで一喜一憂出来るなんて、羨ましい限りだよ(笑)

シャネルズのヒット曲って、その殆どが湯川れい子&井上忠夫コンビなのですが、

いやいや、この曲の鈴木雅之さんのセンスは素晴らしい。

こんな良い曲書けるんだって感心したの憶えてる。

この曲はトランペットをフィーチャーしたバージョンもあるんだけど、

もう絶対このギターバージョンが圧倒的に好き!

バックのコーラスといい、コンコンって聴こえるパーカッションの音といい、

そしてよく歌うギターソロ、、、完璧だなぁ。。

う〜ん、シビレちゃうぜぇ。

 IかIII7に行く古いR&Bのコード進行スタイルだけど、

おいしいトコでちょっとした仕掛けがあって実にニクイ。

 シャネルズのファーストアルバムは、

ザ・コースターズ、ザ・ダブス、ザ・コーズなどのカバー曲も多く収録されてたけど、

この曲収録のセカンド「Heart & Soul」は打って変わって、

全曲オリジナルで固められ鈴木さんもたくさん曲を書いてます。

あ〜鈴木作曲、桑野信義(桑マン)が歌う「夢見る16歳」も名曲‼️


あっ!明日1年振り?久し振りにJULYで歌いまーす❗️

blogばっかでライヴ告知弱いね(^ ^)

 


クララ見た目弾いた目

2017年02月09日 | 日記

 

 

 

 

我が愛器クララの話。

よくライヴのお客さんやミュージシャンから

「ローリーさんのクララは小ぶりで女性っぽいですね」なんて言われます。

しかしクララは小柄なんだけど、ネックは凄く太くて男っぽいんだよ。

アメリカ生まれだから?ネックはあの大きな手のアメリカ人仕様なのかな。

だから見てる客と、弾いてる僕とではギャプがあるわけ(^ ^)

そこは一筋縄ではないクララさんと、

絶対引き倒す!つー負けん気の強い僕のせめぎ合い?

それもなかなか楽しいんだな。

個人的にはやっぱりGibsonのネックがしっくりくるんだけど、

そんなクララと一緒だから、難しいコードも少し上手く弾けるようになったかも。

しかしガットギターほどではないけど、やっぱ立派な太さだ。

チェット・アトキンス先生伝授の、

こう親指で6弦を押さえるスタイルがあるんだけど、これがなかなか大変!

この時ばかりはアメリカ人のデッカイ手が羨ましくてしょうがない。

そうそう、チェット先生も手相当デッカイんだよ。

デッカイ手で指が長いってことになると、もう無敵だね。

って、そういう人がみんなギター弾けるわけじゃないんだけどね。

ジミやジャコの手の大きさや指の長さは尋常じゃないし、

コーネル・デュプリーもやたら指が長い!

実際見たことないので何とも言えませんが、

ピアニストは手を広げる為に指と指の間(水かきような場所)を切るとか。

昔そういう手術があったとかなかったとか。

まぁーそんな話が出るぐらいピアニストも苦労してるようですね。

オクターブを押さえきれず挫折した人もいるようですし、

僕の大好きなあのニューオーリンズ・ピアノなんて、

さらにオクターブ上の3度の音まで指を広げるとか、、、

いやいや凄い話。

けど、実際手が小さくても物凄い演奏する演奏者いますからね、

やはり鍛錬や努力も大きいんでしょうね。

まぁー、またこの「あーもう少しだのに」なんて感じも楽しいからね。

友達のピアニストも言ってましたが、

不思議とやってるとある日指がスムーズに届いたりするんだ。

これはホント嬉しいよ。

だから今から楽器始める方も、諦めないでコツコツと続けて欲しいですね!

それでもダメならパンクで行こう!(^ ^)

yeah〜諦めないでぇ〜

  


魅惑の5度フラットの世界

2017年02月09日 | 日記

 



 


魅惑のスクリーン・ミュージック、魅惑のテナーサックス、

魅惑の低音。。。なんていかにも昭和チックな甘美で大人の響き。

その世界観に子供の頃から魅了されて来ましたが、

それは未だに僕の五感を突いてくるとです。

魅惑魅惑と続くと少しゲンナリすると思われますが、

少しお付き合い下さい(笑)

今回はあの怪しくも狂おしい減5度音程を使った名曲のお話を。

減5度音程、Ⅴ♭(5度フラット)の音ともいうのかな?

しかしこの減5度音程、

その昔は”悪魔の音程”言われ忌み嫌われてたそうなんです。

今じゃ普通ですが、確かに美しい調べとはほど遠い世界ですもんね。

話では、15世紀頃音楽界にとても大きな変化が起きたようで、

複数の旋律で歌われたり演奏されたポリフォニー音楽から、

一つの旋律を和声で伴奏する

現在もっとも一般的なホモフォニー音楽に移行した頃に、

「悪魔の音程」と忌み嫌われたその音程を、

何故か人々は強く欲するようになったそうです。

音楽は進歩してるふりして、実は伝承してる事が多いですから、

いつ昔からあったなんて誰も知らないかもしれませんね。



僕が聴いてきた中で、このⅤ♭使用してる殆どの楽曲がいわゆる

マイナー調(短調)なんですね。

分かりやすいとこでいうと、

ラロ・シフリンの「燃えよドラゴン」や

「スパイ大作戦~MISSION INPOSSIBLEで聴こえる、

ちょっと不穏を醸し出してるあの怪しい音です。

燃えよドラゴンでいうと、出だしのタンタターターの最後4番目の

ターという奇妙な音ね。


Enter The Dragon(1973)-Main Theme


つまり曲の作者が意図的に、その減5度音程をターゲットノートに狙いを定め、

その効果を狙うという作戦なんですね。

まー音楽理論うんぬんより、

誰でも聴いたらその怪しいムードは理解出来ると思うので、ご安心を!

アクションものやスパイもので使用頻度が高いってのも、

何か納得のその音使いですよね。

怪しさの醸し出しだもんね(笑)

ラロ・シフリンってほんと独特で、ミスター怪音男って呼ばれてるんですよね!

すいません、今僕が作りました。わは。

 

がしかーし!

ここ日本にもこの怪音Ⅴ♭を大胆に使う輩が昔からおったのさ。

それもスパイものとは程遠い歌世界でね。

僕も子供ながらに、その怪しい、その魅惑の(もーえーちゅうに)

大人なサウンドにヤラレちゃったのだ。

まずは松尾和子さんの名曲「誰よりも君を愛す」を聴いてみよう。


誰よりも君を愛す(唄)フランク永井 松尾和子

 

って相変わらず楽譜は付いてません、すいません(笑)

これも燃えよドラゴン同様、初っぱなから怪音Ⅴ♭を惜しげもなく使用しております。

出だしの🎵愛したぁ〜🎵の「たぁ~」ってトコです。

これなんか半音の使い方が上手くて見事でですよね。

作曲は僕の敬愛するフランク永井さんの「有楽町で逢いましょう」や

「東京ナイトクラブ」など、ムード歌謡を作らせたら

右に出る人がいないぐらい素晴らしい吉田正さんです。

ホント吉田さんが書く曲は上品で妖艶な曲が多いんです。

これは日本の誇りですね、海外にもひけを取りません!

なんたって1959年ですもん!

あと、実は僕の人生最初のカラオケナンバーだった日野てる子さんの

「夏の日の思い出」もⅤ♭の名曲なのです。


 夏の日の思い出 日野てる子


出だしのメロディーは「再会」と全く一緒の半音の上下降なのですが、

そこは音数の多さで上手く料理されてますね

同じ半音でも違う曲に聴こえるから不思議ですね。

どうも僕は幼き頃から、このⅤ♭攻撃に弱いようです(笑)

確かにジャンゴが如何にも弾きそうなフレーズでもありますし。

うーん、この謎が解明されるのも、また楽しみのひとつですな。

 

実は僕も減5度音程を使用して作った楽曲があります。

もちろん歌もので使用する勇気がないので、インストものになりますが、

もうそのムード以外の何にもならないわけでね(笑)

呆れるのですが、それはそれで遊びでなかなか楽しめます。


他にもTVやレコードを聴いて「え?」というような、

似たような音使いやフィーリングと出会うこともあります。 

例えばKissの「Detroit Rock City」を初めて聴いた時、

あの間奏の特徴的なツインギターのフレーズが、

子供の頃聴いてた忍者「サスケ」のオープニングのトランペットのフレーズと、

同じフィーリングを感じたり、

 

サスケ 忍者の世界では常識は通用しない


紫の「Devil Woman」のイントロの怪しい音(これも減5度音程を使用)が、

「人造人間キカイダー」ギルの笛と似てたりね。

 


因みにこのギルの悪魔の笛の音聴いたキカイダーは、

頭を抱え変頭痛に襲われます(笑)

僕はジーン・シモンズもジョージさんも、

アニメ好きだったのではないかと睨んでいます。

今度ジョージさんにお会いする機会があったら是非聞いてみます(^ ^)

ジーンはさ、ほら歌舞伎やゴジラ、日本文化が好きな人だからさ、

これは間違いないね!

「サスケ」と若干の音使いの違いはあれど、あの日本人好みの哀愁というか、

キャッチーさは同じスピリッツを感じずにはいられない。

誰かジーンとお会いする機会があったら、是非聞いてみて下さい。



 


それぞれのNRBQ

2017年02月02日 | 日記

 NRBQ IN FULL HD "Wacky Tobacky" live at The State Theatre in Falls Church, Va. on 11/18/12.

 

 

 

ギャハハ!

コレコレ。。相変わらずですなぁ〜テリーさん(^ ^)

もうハッチャケ過ぎでしょ。

Q精神を全開に、各地でロックンロールショーを見せつけてるんだろうな。

新生NRBQも実に個性的で、これなんかもやはりQ精神なんだろね。

ドラマーもどことなくトムに似てますね。

このベーシストが噂の仲本工事似のケイシー・マクダフかぁ〜

いやいやデコボコな身長差も痛快じゃ!

こういう大人が増えたら、きっと世界に争いなんか無くなるのにね。

きっとふざけ過ぎて争うのがバカバカしくなっちゃう。

NRBQの旅はまだまだ続くね。きっと。

 

 

最近、爆女に人気のジョーイのLove Her, She Loves Me。

Spampinato Brothers "I Love Her, She Loves Me"

 

これは弟のジョニーとスパンピナート・ブラザーズの頃ですね。

なんかOTORAKUみたいなファミリー的な会場ですが、

今となっては貴重な映像ですね。

観客の感じから、この曲が凄く愛されてるのが感じられますね、

あとジョーイの人柄と共に。。

ジョーイはチャック・ベリーの映画「ヘイル・ヘイル・ロックンロール」の参加で、

広く知られるようになったんだけど、その後ビル・ワイマン脱退の際、

キース・リチャードにストーンズ加入を勧められたらしいんだ。

ジョーイなら最高だったかもしれないけど、そこはNRBQ魂!

お断りしたんだろうね。

似合わないもんね、ジョーイがバカでかいスタジアムでプレイするなんてね。

きっと本人も落ちつかないだろうし(^ ^)

 

 

そして我らがビッグ・アルことアル・アンダーソン!

She & Him - Ridin' In My Car (W/ Alan Anderson) - Oakland 5/29

 
 
今も相変わらずテレキャスをギンギンに弾いてますが、
 
アルは基本ソロ活動なのかな?
 
これはShe&Himという男女デュオなのですが、
 
以前自分らのアルバムでこの「Ridin' In My Car」をカバーしてたんだ。
 
その繋がりでアルをゲストに迎えたのかもしれませんね。

アルが歌い出すと歓声も一気に上がり、

隣のズーイーも飛び跳ねて、居ても立っても居られない感じだね。
 
こんなハッピーで楽しい曲なのに、なぜ切なく響くんだろう?
 
これがポップスのマジックなんだろうな。
 
あーどっか遠くにドライヴ行きたぁーい!
 
 
 
最後はアルのソロ作に収録されてる「Right on time」のライヴバージョン。
 

 Big al Anderson Rite on time

 


このライヴハウスもOTORAKUみたいだな〜(笑)

アルの爆裂ロックンロールナンバーも大好きなんだけど、

こういうR&B風なバラードもたまんないんだな。。

Qの頃もTHE BANDのリチャード・マニュエルみたいなトコあったし、

こういう歌うたわせたら無敵だね。ホント染みる。

さて、ジョーイの症状が現在どうなっているのか、情報もなく気になりますが、

彼らの音楽を楽しむ事が、何よりファンの使命だと思います。

みんなNRBQファミリーで踊ってくれ!

RRQ代表、ローリーでした。

 

 

 


ローリング・ストーンズの美学

2017年02月01日 | 日記

 Rolling Stones - You Can't Always Get What You Want LIVE HD East Rutherford, New Jersey '81

 

 

 

まずは大袈裟なそのタイトルで笑っちゃって下さいね(^ ^)

83年の映画「Let's Spend the Night Together」でも収録されてた曲、

You Can't Always Get What You Want(無情の世界)。

この曲の中に、ストーンズの美学が全て詰まってる気がします。

ここまでたどり着くその音世界は、

ストーンズの長い歴史そのもであり、

ある意味ソウルやブルーズをも飛び越えた、真のオリジナリティが存在します。

まずやはり、イントロのキースのギターです。

曲全般のギターがそうなのですが、

キースのギターが僕にはハモンドオルガンのような、奥深いサウンドに聴こえてきます。

ホント美しいです。

歪み具合といい、倍音といい、

ロックギターをここまで奥深いとこまで運んで来た、キースの功績ってちょっと凄い。

明らかにキースもロニーもカーティス・メイフィールドが好きだっただろうし、

研究もしたと思われます。

がしかし、ここで聴けるそのサウンドは、

誰も成し得なかったストーンズだけのスペシャルなサウンドなのだ。

途中のロニーのギターソロも、珍しくいつもより歪みが大きく、

ムチャ〜とした絡み付くような太いギターを聴かせています。

そしてチャーリー・ワッツとビル・ワイマンの鉄壁のリズム隊。

やっぱりこのふたりじゃないとストーンズにならないなぁ。。

と思うファンの方多いのではないかと思います。

こんな美しいロックサウンドってあるのでしょうか?

やっぱベースはピック弾きだね!

なんてビルやリック・ダンコ聞く度にそう感じさせられますね。

この手の歌のミックの上手さは言うまでもないですが、もう余裕さえ感じますね。

また今は亡きイアン・マクレガン、イアン・スチュワートの懐かしい姿も見れます!

サックスにアーニー・ワッツ、もう完璧!

90年代からストーンズは、バックコーラスに黒人シンガーを参加させてるのですが、

あまり僕の好みじゃないというか、、、素晴らしいんだけど、

この頃にようにキースとロニーだけで充分なんだよね。

二人のルーズなコーラスもストーンズ美学のひとつなんだ。

 

〜おまけ〜

因みに5:11辺りのトコで、キースがジャってコードを切るのですが、

ミスタッチで2弦だけピーンって鳴るんですな。。

はは、これを当時僕コピーしてました(^ ^)

バカでしょ?

なんかえらくカッコ良く見えたんだよね〜

わっ、ピーンって2弦だけ鳴った!みたいなさ。

 これもストーンズ美学?わは、ええ加減しろって?(^ ^)

お後がよろしいようで。。。

 


Skydust

Koko