泡瀬にあるライヴハウスKaze。
OTORAKU繋がりで知り合ったSちゃんが経営する店で
月1のペースで歌わせてもらってます。
スタッフの皆さんもすごくフランクで、
ファミリー的なムードいっぱいの店。
昨夜もジメジメした天気を吹き飛ばすような
スカッとした気持ちいい時間を過ごせました。
たくさん歌ってくれてサンキュー
さて、この店の名と、そのロゴにピンと来たあなた!
もしかして70年代に青春を謳歌した方ではないでしょうか?
そうです、僕も大好きなシンガーソングライターの伊勢正三さんが
その昔在籍してた、風というデュオの名前です。
当時の風の衝撃ったらなかった。
正やんにかぐや姫のような曲を求めるファンは、
風の3rdアルバム「windless blue」ぐらいからかな?
去って行く方も意外に多かった記憶があります。
でも僕はこの辺からさらに加速して好きになっていきました。
強力なライヴ体験ってのは、そのリリースしたばかりの最高作を
生で聴くことだったりするわけですが、
中3から高1にかけて、
その風のライヴを体験出来たことは大きかったですね。
それも僕のフェイバリットアルバム、
「windless blue」と「海風」のツアーですから、
もう鳥肌の興奮ものでしたね。
その音楽性や演奏力の高さの素晴らしさは、当時から群を抜いてて、
かのユーミン嬢も正やんだけは一目置くほど。
風はその「windless blue」から楽曲や演奏が劇的に変化するのですが、
それはジャケットにも強力に表れてて、
朝靄の中二人がクラシックカーに乗ってる姿は、
当時の中坊から見ると(私だ)
知らない大人の世界に迷い込んだような気分でした。
当時の流行のLAサウンドを意識した
サウンドプロダクションだと思われますが、
いやいや全然引けなんか取りませんよ。
その風サウンドを決定的にしたのが、翌年発表した「海風」。
その衝撃はさらに凄くて、
その斬新性について来れないファンがさらに増した感じ。
冒頭の"海風"なんてまるでクルセイダーズ!
日本的だけどグルーヴィーで、
サックスなんてウィルトン・フェルダー?と勘違いするほど。
当時の正やんはスティーリーダンが好きだったらしいのですが、
「海風」と「Aja」って同じ時期の作品なんだよね~
ボズ・スキャッグスの「シルク・ディグリーズ」もそうだね。
風 恐ろしや恐ろしやです。。
また風は正やんばかりが注目されがちですが、
実は相方の大久保一久さんも素晴らしいライターなんです。
それは結成時からそうで、正やんとはまた違った魅力があり、
いい曲をたくさん残してるんだ。
彼がいなかったら風はああいう感じにはならなかっただろうし、
二人のバランスすがごく良かったですね。
若い人にも是非聴いてもらいたいな。
渋谷系だっけ?何年か前に流行った。
オリジナルラヴとかフリッパーズ・ギターとか、
あの手が好きな人なら絶対ハマると思うんだけどなぁ~。
ハッピーエンドは再ブレイクしたけどね、
風はなかったですね。うん残念。
正やんといえばライヴのMCでもよく話すんだけど。
実は共演してるんだ。
確か川満しぇんしぇー企画のイベントだっけかな?
恩納村のサンマリーナホテルの野外ステージでね。
正やんはこの頃、これまた大好きな山本潤子さんとユニット組んでて、
そりゃーもう最高な夢のようなイベントでしたね。
あの事件が起こるまでは・・
問題は僕の終演後の振るまいなんですよ~
僕がステージで歌ってる時、横をチラッと見たら、
な、なんとあの正やんが!
中坊ん時、羨望の眼差しで見てたあの正やんが!
僕のステージを食い入るように見ているじゃあーりませんか!
一瞬たじろぎましたが、キャリアは違えどこちらもプロ、
すぐにローリーモードに切り換えたのです。
そう、あの生意気な感じです。
しかしこれが失敗でした。
自分の出番を終え控室に戻る時、正やんとすれ違ったんだ。
心の中では「本物・・ゆくしだろっ!」なんて思ってたのですが、
すれ違いざま正やんが僕に「君上手いねー」って言ったんだよ。
問題はそれに返した僕の言葉。
それがまさかの・・
だろっ?
ありえん。。。
どうしてそんな言葉が出たのかは未だにわかんない・・
だってアイドルですよ!僕のアイドル。
普通出ないよね、その「だろっ?」って言葉はさ。
僕はそのあとも仕事あったんで会場を後にしたのですが、
帰り道のその憂鬱なことったら・・
あんたにゃーとことんがっかりしたよって感じ。
でもまたいつかどこかでお会い出来たらね、
しっかり言い訳したい(笑)
あの憎っくきローリーモードのせいにして。
口はというか、モードは災いの元ですな。
みんなも気をつけよー。
そっ、そこのチミもそうだよー。
ぼくの上行っちゃったもんね。
ウィズぅ~?!
だもんなぁ~ かっかっか(笑)
ウィズぅ~?!はオキナワミュージックの歴史に残る失言として
後世に伝えられること間違いにゃい。
Kazeのライヴではいつも正やんの曲カバーしてます。
誰も歌わないようなマニアックなやつ(笑)
みんなポカ~ンとして聴いてますが、いんです!それで。
いずれみんな風の斬新性に気づくはずですから。
しかしこの日は自分の曲のリクエスト多かったね~
思わず正やんソング歌うの忘れちゃいました。
来月はちゃんと歌います
梅雨ニモマケズ だろっ?ニモマケズ
リオとクララ