私に木工の趣味はない。以前板を買ってきた本棚と整理棚のあいのこのようなものを作ったりしたことはあったが、出来合いの製品を買った方が安いので木工遊びは止めている。ところが少し前どこかの雑誌で天然木にスリットを入れただけの非常にシンプルな状差を見かけた。その後東急ハンズや幾つかの百貨店で探したが類似品すらない。そこで休みの日に自分で作ってみることにした。いや、正確に言うと瑞穂町のジョイフル本田で手頃な木の塊を見つけたので、自分で作ることにした次第だ。
木の名前は忘れたが非常に固い木である。値段は800円強。この木に2cm間隔で鋸で切れ目を入れる。ただそれだけ。とはいうものの工具箱の中には糸鋸しかなく、糸鋸でゴリゴリやっていたが全くはかどらない。仕方なく近所の日曜大工の店で1,700円の鋸を買い上記のような細工をした次第である。葉書や薄いパンフレットなどを挿しておくには手頃だ。
ところで鋸を引くという作業だが、これが大変だった。何が大変かというと垂直に切り込みを入れることができないのである。右手で鋸を引くものだから切り口が左に曲がってしまうのだ。出来上がりは不細工でとても人様の目に留まるところにおける代物ではない。木工はやはり私の趣味にはなりそうもない。
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