NHK大河ドラマ「光る君へ」が余りおもしろくありませんね。その理由の一つはこの時代のことを余り知らないからだと思い、「道長ものがたり」という歴史学者が書いた本を読んだのですが、道長始め平安貴族には共感をおぼえませんね。
理由は彼等が天皇家を中心とした権門勢家に婚姻を通じてコネを作り、出世の階段を登ることに汲云として民のことを考えた政治など考えていないことです。
もっとも民のことを考えた政治は、戦国初期の北条早雲を待たないとでてこないかもしれませんが。
それにしても自分が巡らした陰謀で傷ついた人の怨霊に恐れていた時代というのは陰湿な感じですね。リーダーには正しい意志決定をするために身を正す仕組みが必要です。平安時代は怨霊が一種のガードレールになって過度の暴虐が抑えられていたのですね。しかしそれにしても自分の出世だけを考え政治家としてのビジョンがなさすぎる……
余りにも現在の日本に似ているのでうんざりしたのかもしれません。
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