昨日(2月16日)日銀はマイナス金利政策をスタートした。
マイナス金利の直接的な影響を受けるのは、日銀に当座預金を持つ金融機関だが、金融機関は貸出金利と預金金利を引き下げるので、個人や企業にも影響がでる。
読売新聞朝刊は「三井住友銀行は普通預金の金利を年0.020%から0.001%に引き下げた。例えば100万円をあずけた場合の年間の利息は10円にしかならない(今までは200円。筆者注)。資産の多くを預金として持っている人は、今までより運用が難しくなる。」と報じている。
今利回りを求めるお金が動いている先の一つはリート(不動産投資信託)だ。
ドコモなどの配当株も有望な投資先だと思うが、資金はよりマイナス金利の恩恵を受けるリートや不動産銘柄に向かっているようだ。
私が少々投資している星野リゾート・リート投資法人の価格も1月中頃を底値にかなり値を上げている。
現在の配当利回りは3.34%だ。100万円投資すると(実際には1口126.6万円~昨日終値)と3万34百円の配当を受け取ることができる。
不動産に資金が向かうのは銀行預金や債券との比較で配当が高いだけではない。
一般に不動産などの投資資産の価値は「受取収入÷Cap rate」で決まる。Cap rateは期待利回りのことだが、金利水準が下がるとCap rateも低下するので資産の価格は上昇する訳だ。巷ではマイナス金利の効果で一部の不動産価格は10%上昇するという予想もある。
リートには配当狙いと値上がり益狙いから資金が流入してしばらく値上がりが続くのではないか?と私は予想している。
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