昨日発表された米国の9月の消費者物価指数は、前月比0.4%上昇前年同月比5.4%上昇とほぼ予想通りだった。食料・エネルギーを除くコアインフレ率は前月比0.2%と予想より若干低かったが、中身を見ると航空運賃が6.4%下がったことなどが主な要因だったので全体としてはインフレ動向は予想の範囲だったと市場参加者は受け止めたと考えられる。
三市場の中でダウは53セント安とわずかに値を下げたが、S&P500とナスダックは上昇した。金利に敏感なナスダックは0.73%と上昇幅が大きかった。
ナスダックというとアマゾンなどハイテク銘柄の割合が高い。そのアマゾンだが株価は7月に高値を付けてから少しダレている。
これは人件費上昇など様々な要因でアマゾンがコスト高になっている投資家が弱気になっていることが大きな原因だと思うが、証券会社のベアードはアマゾンの経費は大方のアナリストの予想より低下すると判断してアマゾンの株価に強気の判断を下しているという記事がBarron'sに出ていた。
現在のアマゾンの株価は3,280ドルだがベアードはターゲットを4,000ドルに置いている。
まあ証券会社の話だから話半分とも思うが、興味のある人はアマゾンのコストサイドを分析すると面白いかもしれませんね。
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