金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ジェロントロジ―(老年学)の格言集㉖ やりたいことを生活の中心に据える

2023年12月08日 | ライフプランニングファイル
 今月号(2024年1月号)の文藝春秋のスペシャル企画は「私が大切にしている10のこと」です。世界で活躍する18人の打ち明け話がでています。まだ全部読んだわけではありませんが、パラパラと眺めたところでは精神科医の和田秀樹さんの話に共感するところが多かったですね。
 和田さんは「どんな時もいちばんラクな方法を探す」というタイトルで①迷ったときはやるから⑩人間は死んでからが勝負まで10の大切なことをあげています。相互に関連性が高い項目が多いのですが、和田さんの生き方を貫く一番の行動原理は「やりたいことを生活の中心に据える」だと感じました。
 和田さんの夢は映画を作ることだったり、ワインを飲むことだったりするのですが、それらのやりたいことをやるために受験勉強をしたり、医師の仕事をしているという訳です。
 そして「楽しいことがないままに長生きしても虚しくなるばかり」だと言います。そして「病気や年齢のために一番好きなことを我慢するくらいなら多少寿命が短くなってもかまいません、だった、楽しむために生きているんですから」と断言します。
 和田流の考えでいくと、人生で一番大切なものは「やりたいこと」なのですね。「やりたいこと」を見つけたらそれを実現するために、自分の生活を最適化していく(これは私の言葉です)ことが大切にしていることだということができます。
 「やりたいこと」について和田さんは「どんな些細なことでもいいから、幸せを感じられることをたくさん見つけた方が人生を楽しく過ごせます。電車に乗って旅に出るのもよし、ラーメンを食べに行くのもよし。」と書いています。
 つまり好奇心をもって、何事にも手を伸ばす身軽さが楽しい人生のコツなのだと和田さんは言いたいのだと思いました。



 
コメント
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