金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

アメリカ人の最大の関心事は経済、でも大統領候補争有力者は市場を脅かす?

2016年02月22日 | ニュース

先週サウスカロライナ州の共和党大統領候補指名選で敗れたジェブ・ブッシュは大統領選からの撤退を表明した。

このジェブ・ブッシュ氏とは20数年前に1,2度食事をしたことがあり、もし彼が大統領になれば「米国大統領(になった男)と飯を食ったことがある」と酒の話題にできたのだが、その機会は永遠になくなったようだ。

閑話休題。民主党指名選ではヒラリー・クリントンが力を盛り返しつつあるようだが、まだしばらくの間はバーニー・サンダースとの戦いが続くだろうし、共和党の指名選ではドナルド・トランプの勢いは中々衰えないようだ。

通常の大統領選であれば、市場はそれほど関心は払わないが、サンダースやトランプの勢いが止まらないと市場は本気で彼等が大統領になるとなにが起きるのか?ということを考え始めるかもしれない。

通常の大統領選では、選挙活動中は派手な政治ショーを繰り返してきた大統領候補も大統領になると正当的な経済政策を遂行したが、この二人の場合は何が飛び出すか分らないからだ。

ところでギャラップの世論調査を見ると、今月の調査時点ではアメリカ国民が最大の問題と考えているのは「経済」ということだった。

先月(1月)時点では「政府」が最大の問題で16%のアメリカ人が第1位にあげていた。経済は2番目で13%、3番目がテロリズムで9%、4番目が移民問題だった。

今月の一番の問題は経済で17%、2番目が政府で13%、3番目は移民と雇用・失業が同率でそれぞれ10%だった。昨年12月に16%でトップだったテロリズムは7%で同率4位に後退している。

雇用・失業問題、財政赤字など広い意味での経済問題をアメリカの直面する問題だと捉える人の割合は先々月・先月より増えて今月は39%の人が一番の問題にあげている。

ただし経済が一番の問題だとしても、伝統的な経済政策を標榜する大統領候補が勝利するかどうかを読めないところが今回の大統領選挙の難しいところだろう。プロでも読めないことを私が考えても詮無いことであるので、大統領選について予想はしない。

しかし市場が大統領選の行方を不安材料視する可能性が高いということはそろそろ考えても良いかもしれない。

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黒姫のすそ野けだるき雪の旅

2016年02月22日 | 旅行

先週土日(2月20-21日)赤倉観光リゾートスキー場にスキーに行きました。

赤倉温泉にスキーに来るのは実に30年ぶりです。30年ぐらい前まで赤倉温泉に昔の勤務先の保養施設があったので、時々来ていたのです。保養施設があったのは赤倉観光リゾートスキー場の隣の赤倉温泉スキー場ですから、その時は主に温泉スキー場を滑っていたのだと思います。

ですから赤倉観光リゾートスキー場を滑るのはほとんど初めてでした。

泊まったのはゴンドラ・リフト乗り場の下の旅館おかやまでした。

1泊2食15,000円とスキー宿としては少し高いのですが、源泉かけ流しの温泉と豪華な食事を考えると納得のいくお値段です。

天気は土曜日が曇から小雨、日曜日は雪と濃霧であまり良くありませんでしたが、最上部の非圧雪バーン(ホテルAコース)も滑りましたから満足しました。

赤倉観光リゾートスキー場はゴンドラ・リフトが長く距離のある斜面を滑ることができるので、気持ちの良いスキー場ですが、難点を上げると交通の便が少し悪いことです。JR長野駅から「しなの鉄道」に乗り換えて妙高高原駅まで行くのですが、各駅停車なので時間がかかります。

もっとも天気が良くて車窓の両側に広がる山岳風景を楽しむことができると時間はすぐに経ちますが・・・

午後4時過ぎに長野に向かう帰りの電車の右手には黒姫山が柔らかなすそ野を広げていました。

頂上は雲の中ですそ野の向こうの戸隠連峰も雲の中でした。

例年であればこの時期はもっと雪が多いはずですが、今年は雪が少なく早くも春を感じさせます。

楽しいスキー旅でも終わりは多少気だるいものです。特に春が近い時期の旅は気だるさが募ります。

「黒姫のすそ野気だるき雪の旅」 北の旅人

 

 

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