昨日(昭和の日)東伏見のスポーツクラブに自宅から自転車で出かけた。ジムの運動に加えて往復40分のバイク運動(自転車漕ぎ)があるので結構良い運動だった。自宅に近づくにつれて新青梅街道の車の渋滞が激しくなってきた。私は渋滞している車をスイスイ追い越しながら「家具屋のニトリに出入りする車で混んでいるのかしら?」などと考えていた。ところが渋滞の原因はニトリではなく、その先の宇佐美(ガソリンスタンド)にあった。左側斜線にスタンドに入ろうとする車が長い列を作っていた。これが大渋滞の原因だったのだ。
今朝の新聞を見るとガソリンの暫定税率復活前に駆け込み給油をする車で各地で渋滞が相次いだということだ。なお平均的な給油量は10Lということだから、5月1日以降の値上げ幅を30円とすると車1台300円の節約をしたことになる。
ところでその節約に要する時間はどれ位かかったのだろうか?渋滞に巻き込まれた時間を考えると30分か1時間位か?
アルバイトでも時給900円位はするだろうから、300円の時間価値は一般の職業人にとって10分程度である。30分も1時間も使って300円程度を節約することに意味があるのだろうか?
一方マクロな観点から見ると交通渋滞による損失は大きい。
以上のようなことを考えると大渋滞を引き起こして、数百円の節約をするより、車に乗ることそのものを削減することを考える方がずっと良いだろう。車を使う前に自転車を使うことを考える。自転車を使う前に歩くことを考える。運動促進により健康が維持されると医療費負担が減る。その効果は大きい。暫定税率騒動はまことに馬鹿馬鹿しいが、原油価格が高止まりすることは、確実なので1回安い給油をするよりも、長期的な対策を立てる方が賢明なのだ。