追憶の彼方。

思いつくまま、思い出すままに、日々是好日。

大谷Vsマー君

2018年04月30日 | スポーツ
大谷・マー君夢の対決、その日が近付いていると言うのに何とも気が晴れ無かったのはどうした事だろう。4打数Ⅰ安打位の双方無難な成績で終われば上々と思い描くこともあったが、何という天の配剤か(?)、前日大谷の軽い捻挫でこの対決は5月末ヤンキーズスタジアムでの対戦迄延期となった。

ヤンキース戦収穫も有った。 開幕投手を務めた本格派、ヤンキースのエース・セベリーノの内角への97マイル(約156キロ)を完璧に捉え右翼弾丸ライナーのホームラン、「とてもいい打者。もう内角には投げられない。脱帽だ」と素直に相手の能力を認めさせた。更にブーン監督や昨年のホームラン王,MVPではアストロズのアルツーべに次ぎ2位となったアーロン・ジャッジからも素晴らしいスイングとの賞賛を受けた。
辛口で知られヤンキースを袖にした大谷に厳しかったニューヨークのメディアも大興奮。ニューヨークで試合を中継したテレビ局「YESネットワーク」の解説も「100マイル(約161キロ)で投げて、100マイル(約161キロ)を超える打球を打つ」と絶賛した。
更に大谷のねん挫でベース改良論も出てきている。現在のベースは強化ゴムで厚すぎる為怪我をしやすい。この際安全なベースを作る事を検討すべきと言う名物アナウンサーの提言もありこれが実現すれば正に画期的な出来事である。

これ迄の大谷の成績も素晴らしい。レッドソックス戦はRoyals戦との登板予定が寒さと雪の為に中止となって登板間隔が空いたのとアメリカ全土のの異常寒波・異常乾燥で気候に慣れない大谷にとって不運な登板となった。
アストロズの試合は上々の滑り出しであったが5回の物議を醸す球審の誤審に泣いた。
先頭打者にフルカウントから渾身の98マイル(約158キロ)のど真ん中の低めの速球を球審はよもやのボール判定。エンゼルスのソーシア監督は顔を真っ赤にして監督に抗議をしていたが、ベテラン監督はボールの高さと受けたキャッチャーのミットの位置で殆どストライク・ボールが判ると言われている。更に元エンゼルスの名ピッチャーは球審にはボールが速すぎたと、皮肉たっぷりに誤審の指摘をしている。その直後に2ランを被弾する結果となり投手交代となってベンチに引き上げる際,球審がわざわざ大谷に大声でGood!(pitching)と叫び大谷も丁寧に答えていたが、球審の降板投手に対するこのような行動は異常で、矢張り引っかかる物があったのだろう。野球とはそういうものと言ってしまえば其れ迄だが惜しい事に勝利を一つ落としてしまった。
次回は5月4日(日本時間5日)から始まる敵地でのマリナーズ3連戦で登板することが決まった。
イチロウはマリナーズの外野陣が負傷から復帰出揃った為引退の声が高い。エンゼルス3連戦の最終日にあたる6日(同7日)にイチローを「1番・右翼」で先発起用し、7回表終了後に引退セレモニーを行ったらどうだと言う声まで出ている。日本では大谷との対決に期待の声が上がっているが、大谷に対し得意の当て逃げヒット、見たくないものの最たるものだ。

それにしても大谷効果は絶大である。MLB公式サイトによると、エンゼルスは4月21日時点でア・リーグ最高の集客数を誇っている。ホーム11試合終了時点で総観客数は42万7960人で第1位。シーズン序盤に悪天候で集客面の不利を受けたヤンキースは11試合で40万9573人を集めて2位。3位は12試合消化のレンジャーズが34万3778人で続いている。 平均入場者数でもエンゼルスはリーグトップに輝いている。1試合平均で3万8905人を誇り、2位につける昨季世界一アストロズの3万7289人を凌いでいる。3位はヤンキースの3万7234人だった。 エンゼルスタジアムの収容可能人員は4万5050人。大谷の登板試合はいずれも99パーセント以上という衝撃的な集客率を叩き出しており、背番号17の人気は爆発的だ。
気の早い話だがアメリカンリーグMVP候補のトップは大谷だ。オンラインブックメーカー(賭け/スポーツくじサイト)の『betdsiスポーツブックレビュー』は彼を有力と考えている。現在の野球ファンの中で大谷翔平のようなものを見たことがある人間はいない。 打者としてホームラン3本にSlash Line【打率/出塁率/塁打率(塁打数を打数で割ったもの)】 .389/.421/.889という記録を残しつつ投手として13イニングスで18もの三振を奪い試合を支配、それは過去100年の間誰も成し得なかった偉業だ。 アメリカンリーグMVPの現在の賭け金のリストは次のとおりとなっている。
Shohei Ohtani +150 Mike Trout +200 Jose Altuve(アストロズ) +500 Didi Gregorius +1000(NY)
Carlos Correa +1500 Aaron Judge +1800(NY) Francisco Lindor +1900 Giancarlo Stanton(NY) +2000
Josh Donaldson +2000 Mookie Betts +2000 Manny Machado +2000 J.D. Martinez +2500(Rソックス)
Robinson Cano +3000 Jose Ramirez +3000 Gary Sanchez +3000 George Springer +4000
二刀流のスーパースターに、世界的な経済誌フォーブスも「超新星の輝きは増すばかり」と脱帽、 ハンサムで好感が持てる。今は通訳を介して話をしているが、彼はアジアで間違いなくスターになると分析。そして、語学力の進歩次第では、アメリカでも絶大な存在になると予測している。






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