ぱにぽん

徒然なる言いたい放題

年末の一日帰省#3(帰路の食欲)

2010年12月29日 23時55分25秒 | 家族の肖像
えー。途中でみつけたいろいろ。

病院の売店。KAGOMEの見慣れないパッケージ。360ml100円。




噂には聞いていたけど、これがコミュニティFMか。脂笑の車の中でもかかっていた。鳥長の声が聞こえた....。
本免許取得までの試験放送(イベント放送)なのかな?がんばってほしいものだ。







さてさて。短いながらもいろいろあったが、帰路。



北上線の始発駅は改装中。平成23年夏に竣工予定だそうだ。



北上線は60キロあまりを約90分かけて奥羽山脈を越える。なんとなく世界の車窓からのオンガクが脳内再生。

今回の乗り換え時間は9分。でも狭い駅なので楽勝。きたきた。


北上の駅構内で一つだけ売れ残っていたのがこの弁当。


昆布・ホタテ・蒸しウニで炊き込んだご飯だった。棒鱈の甘煮が弁当らしい濃い味付けでよい。
でも、すっかり冷え冷えの弁当だったので、できればチンしてたべたかったなぁ。
新幹線には電子レンジを置けばいいのになぁ。



年末の一日帰省#2(「丈屋」の衝撃)

2010年12月29日 22時59分14秒 | 家族の肖像
午前中の用事の後、脂笑と待ち合わせるために駅前へ。

少し時間があったので、木村屋でお土産を購入。
喫茶コーナーがあるので100円コーヒーなどで一服。



駅前の木村屋は道路を挟んで向かい側に仮店舗があった。25年以上も仮店舗だったと思う。こうなると仮店舗じゃないよな。
駅前の再開発は自分たちが小学生ぐらいの頃から取りかかっていたけれど。。。
田舎の都市計画は遅々として進まない。いや、都市計画というのはそういうモノなのかもしれない。

えー。木村屋の「不老柿」は好きです。
オブラートはここの創業者の発明という話を聞いたことがあったが、勘違いだったようだ。
飴などを包むのに使い始めた、というのが発明だったのかもしれない。真相調べてません。

創業者の発明は、今やどこの羊羹でもそんな風な包装だけれども、あのアルミ箔の袋のような包装だそうだ。
すごいじゃん。知らなかった。ひ孫が同級生。中学校の頃は長距離走がばかっ早かったな。一見、性格がおだやかないいやつだがそんなにすごい感じはしない。でも、そのうちすごいことをしてくれるかもしれない。



さて、無事脂笑と邂逅できたところで向かったのは、夏にスープ売り切れでふられた「丈屋」さん。今度は食うぞ!



店内はカウンターが5~6席と、座敷テーブルでMAX8人、テーブルで5席ぐらい。

ぱにぽんオーダーは、「丈屋らーめん」。醤油、塩、味噌、新醤油、新塩......などなどがあり、初回だからまよわず店名がついたメニューをイったが、次回からは迷いそうだなぁ。

じゃじゃーん。ごらんの通り、温泉卵と薄めの甘辛で煮た豚肉が載ってます。さらに海苔の下にはチャーシューが隠れている。
こんだけスープの味が変わりやすいものをのっけちゃって、どうなの?と一瞬思いました。四の五の言わずにまずは食う。




あっという間に完食。




この味は結構『衝撃』

こういう衝撃は九段の斑鳩以来。

動物系と魚介系の合わせダシのいいところ(好きなところ)は、最初に煮干しその他の魚介系のうまみが来るところ。
バランスがよいと、魚の旨み、野菜のあまみ、動物系のコクが来て、鼻から魚の旨みがもう一度抜ける時に動物系の脂の甘味が最後にふんわり。

最近増殖中のつけ麺屋などで顕著で、多いパターンは、安めの素材をごまかすために濃いめのかえし、それに負けないように、多少臭くても濃いめのとんこつに、腸もなにも全部粉にした魚粉を合わせるので、旨みの奥にえぐみがどうしても残るようなものが多い。再訪したいという店はごく少ない。

ヘタな合わせスープよりは、とんこつを臭みがなくなるまで上手に炊いたようなストレートな豚骨スープの方がずっといい。横浜家系のまともな店のように。

魚系のダシはうまく使えば非常に強力だけれども、えぐみや雑味を出さずに旨みを取り出すのはとても難しいんだろうと想像。

そ・れ・が。丈屋では高い次元でうまく合わさっている。

動物系(豚と鶏か?)よりながら、臭みがなく、動物系に負けないキレがある魚介系の旨み。しかもえぐみや雑味の影響は極小!
野菜系+アルファの不思議な甘味。後から聞いたら海草も使っているとの事。なるほど。

スープに力があるから、最初に心配した具材でスープの芯が抜けちゃうような事はありまへん。

スープの力もゴリゴリ!ガツン!と来るようなものではなくて、舌がふんわりとしっかりと包み込まれるようなやさしい力。

麺は西山製麺@北海道らしい。でも、こんな西山製麺の麺は食べたことない。やわらかく感じるが、噛めばぷりっとする。
気持ち細いか?と一瞬思うが、水が少なめでこの歯触りなら、上質なスープがからみやすいこれぐらいの太さの方がいいかも。
西山製麺の麺ってこんなにうまかったか?


これは相当レベル高い。
『旨み』をこれだけ嫌み無く調和させるバランス感覚がすごい。
東京でも、この店と戦える店は多くないと思う。

脂笑も言っていたが、このレベルの店が人口10万の横手市にあるというのは、ある意味 奇跡 だ。

首都圏のラーメン屋は、戦慄せよ。




そんなこんなで、うまいラーメンを食い、久しぶりに脂笑の顔を拝んで、満足の昼食。

脂笑、年末の忙しい時に時間を作ってくれてどうもありがとう!!