ときめき

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立山 2014春 <4日目最終日>

2014-05-28 17:00:04 | テレマーク
5月22日この日は朝からみぞれまじりの雪と風も強い。
霧が出て視界もよくない。
予定では夕方4時頃に立山室堂を出発しようと思っていたがこのお天気では無理なので予定を早めて帰ろうということになった。
荷物をまとめフロントに預けて少し山荘前で滑ろうと用意をする。



シールを貼りました。





寒い~
しかし歩き出して間もなくこれは登ると危ないのでステップ板で歩ける範囲にしようと引き返してシールを外す。
夫はこの時点で今日は滑るのをやめるといって山荘で待つことにしました。

私達女性3人で再度出かけた。
しかし歩き出して間もなくホワイトアウトで数メートル前が全く見えない状態なのでこれは危険だしスキーはやめて山荘に戻ろうということになった。
竹の棒を目安に3人で歩き出す。
先頭がGPSを持っている紅蓮さん、そして良流娯さん、最後が私。

登った記憶がないのに何故か登っているようだし風向きも違う気がして私が山荘への道が違うのではないかと言った。
私も念のため携帯のアプリ「山と高原地図」をみるとどうも一の越の方面へ歩いているようだ。

引き返そうと登った道を数メートル置きに設置している棒を見失わないように慎重に3人で滑り降りて大きな木の棒まできた。
ここでもう一度GPSと携帯を見直して右方向へ向きを変え歩き出す。
するとうっすら小屋の三角が見えた。(古い小屋)
足元も山荘前のガリガリした重機の雪道に出会えたので一安心。
ぐるりと回ってやっと室堂山荘の玄関へ戻ってこれた。

ほんの山荘前の出来事です。
ちょっとしたことでこれは遭難するんだと感じました。
今回は3人で心丈夫だったし、この山荘前はよく地理もわかっていたので無事でしたがこんな日は出ないことが一番です。
夫に話すけれど冗談だと思っているようで深刻には受け取ってもらえなかった。

11月、猛吹雪の日々を小屋の中で見ながら山は荒れると本当に怖いと思いましたが今回は外でしたのでいっそう怖い思いをしました。
お天気の時は素晴らしい景色に感激しますが山は侮れない。
慎重に行動することの大切さを学びました。

帰りも大きなリュックを背負ってポールを目安に4人で滑ってターミナルまで行き、11時20発のバスで立山駅に向かいました。



今回貴重な経験をしました。
そして紅蓮さん、良流娯さんには本当にお世話になりました。
ありがとう!