今開会中の精華町議会に、4月からの介護保険料の会提案が提案されている。
実に、従来と比較して33%の値上げ率、値上げ後の料金は、京都府下で最高額になる。基準額で年額7万200円だ。
根本問題は、介護保険制度を導入した自公政権と今回の改定で国民負担増の回避策をとらなかった民主党野田政権の高齢者軽視思想がある。
実は、介護保険の財源は公費と住民負担が半分ずつという説明がされているが、違う。
公費50の内、府県と市町村が12.5ずつ負担している。残りの25が国の負担であるはずだが・・・・
実際には、精華町の場合25を受け取ったことはない。段々減らされ、2012年度の予算ベースでは20.6だけしか国から来ない。
これでは、収入欠損になる。その分どうするかと言えば、65歳以上の高齢者で負担することになるのだ。つまり、
本来負担すべき額+4.4%分を高齢者が余計に払う
ということだ。
これまでこの制度がおかしい、25を国が持つべきだということは、私たちも言ってきたし、市町村も国に要望してきた。しかし、国は知らんぷりを続けている。
どちらにしても、精華町の高齢者の負担が、年金額が減らされている一方33%も値上がるのである。
私たち、精華町の共産党議員団は、低所得やさほどの収入がない層の高齢者の介護保険料値上がり率を抑え、高額所得者層の負担を少し上げる(結果としては、総収入に占める保険料の率はほぼ等しくなる)修正案を提案する予定だ。
その修正案が審議されるのは、12日の民生環境委員会。日頃、住民受けの発言をしている他の会派の議員さんが、このような場面でどのような判断をするかが注目されています。
なお、審議する民生環境委員会のメンバーは、次の通りです。(敬称略)
内海(公明党)、森田(愛精会)、植山(愛精会)、山本(精政会)、青木(民主改革クラブ=民主党)、安宅(住民派)、坪井(共産党)。
値上げストップや上げ率を抑えることに賛成の方、ぜひお近くの議員に要請をしてください。
このままでは、原案が通り重い負担が・・・・のしかかります。