秋田三十三観音霊場巡り 第9番札所 正音寺(誓願寺)

仙台から帰宅の道すがら、第九番札所の正音寺に行く。が正音寺の観音様は、誓願寺にあるのでそちらに向かう。



山門には仁王様が！



ここ誓願寺は、元和2(1616)年に院内に開山した。久保田藩家老で院内銀山奉行を務めた渋江内膳政光を弔うためである。渋江政光は慶長19(1614)年に主君佐竹義宣とともに大阪冬の陣に出陣し、今福の戦いで後藤基次、木村重成らと激突して戦死した。
　日本最大の銀山であった院内は、最盛期には戸数4,000、人口15,000を擁して城下町久保田を凌駕する藩内最大の都市となり、誓願寺を含めて11の寺院が開山した。しかし銀の採掘量の低下とともに人口は減少し、誓願寺は正徳5(1715)年に下院内山口地内へ、嘉永4(1851)年に現在地に移転している。院内銀山には隠れキリシタンも多く、ここ誓願寺にはマリア像などキリシタンの遺産も少なからず所有しているとのこと。

11面観音は、新しくとても綺麗である。60cmほどの小さな観音様だ。


今日の参拝は、きつかった。これで6ヶ寺だ。