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自然コレクション

秋田の田舎暮らし!
アウトドアー生活を紹介します。

タブの木

2025年03月23日 10時57分00秒 | 薬草
裏山にタブの木が結構あります。もともとタブノキというのは、古代では信仰の対象となった樹ともいわれ祖先はその樹霊を尊び大切にしてきました。それが霊(タマ)の木であり、それが  タモ、タブ、タブノキと変化したとも考えられているそうです。




万葉集の大伴家持の歌、「磯の上の都万麻を見れば根を延へて年深からし神さびにけり」の都万麻もタブノキだと言われています。これは意訳すると、(磯の上にそびえ立つタブノキは根を深く広げて年数が経ちなんと神々しいものだ)というものです。昨日のタブノキにも神々しさを感じました。

かつて今のように人間の都合だけで生活していなかった時代、自然の時の流れと自然の音と自然のめぐりと自然のひびきに生きていたころ、私たちは生き方のお手本として悠久の哲学者ともいえる巨樹に沢山のことを見習い教わり心を磨いていたのかもしれません。
裏山は中世より小さな城柵のあった可能性があります。おさ袋集落に佐々木源太左衛門という浪人が隠棲していた口伝もあり,鳥海弥三郎が由利の残党の掃討作戦を行なっていた時、天鷺の日向入道雲海の嫡男の長範丸ございます乳母と一緒におさ袋の佐々木源太左衛門に囲ってもらって後佐々木伝八と名乗っていたという口伝もあります。
月山神社がおさ袋にあるのも納得できます。
椿の他タブの木があるのも人為的です。

タブノキはクスノキ科の常緑高木で、樹高が30メートルにも大きな樹木です。暖地の樹木のタブノキは、本州、四国、九州、沖縄の主として沿岸部に生育しています。
タブノキの北限は青森県ですが、タブノキ林としての北限は、日本海側では由利本荘市親川地区とされています。
山形県や秋田県の沿岸が対馬海流の影響を受けて温暖な気候であることが、暖かい気候を好むタブノキが生育できる理由です。
中でも、にかほ市前川のタブノキ(秋田県指定天然記念物)は、樹高約20メートル、幹回り約5メートル、樹齢は推定600年の大木です。
タブの木のある所に神ありかも^_^
コメント
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