自然コレクション

秋田の田舎暮らし!
アウトドアー生活を紹介します。

火鉢の魅力

2022年11月18日 08時32分00秒 | Weblog
うちには大小3つの火鉢があります。
一人では持てないほど大きな陶器の火鉢と片手でnも持てる小さな陶器の火鉢と中型の木製火鉢です。
全て、秋田市の古物屋で購入したもので、数千円でした。
昨年までは木を焚いて暖をとっていたのですが、洗濯物に匂いが付くと言われて猛反発をくらい、仕方ないので石油ストーブに戻してしまいました。
しかし、これだけ石油が高くなると、日中1人で暖をとるのに石油ヒーターは効率が悪すぎます。
そこで登場したのが火鉢です。
中型の木製火鉢は移動も簡単なので昨日から活用しています。
いつも執筆などしているパソコンの脇に置くと自分専用の暖房器になります。炭の匂いもとてもいい感じです。


この火鉢に合う五徳を探しています。近日中に準備したと思います。
さて火鉢うんちくです。
古くから日本人の間で親しまれてきた暖房器具である火鉢ですが、庶民に伝わったのは江戸から明治にかけてです。それまでは、上流の武家や公家の間では、奈良~平安時代からすでに生活に取り入れられていました。
日本三大随筆とされる「枕草子」の一節にもある「昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃(すびつ)・火桶(ひおけ)の火も、白き灰がちになりぬるは わろし」の炭櫃・火桶とは、今でいうところの火鉢を指しているのです。
千年も前から人々の生活の中に火鉢が息づいていたのだと思うと、感慨深いものがあります。

木材の内側をくり抜いて、その穴に炉を埋め込んで作られるくりぬき火鉢は軽くて庶民の間でブームでした。
丸太をそのまま活かした切り株のようなものから、成形されたきれいな曲線を描くものまで、様々な形があります。
くりぬき火鉢の最大の魅力は、なんといっても自然の木そのままの形、質感、そして雰囲気を味わえるところです。それにピンキリですが、比較的安価なものも多いです。
木そのものの美しさと意匠の美しさ、どちらも味わうことができるのは、くりぬき火鉢ならでは楽しみ方だと思います。
私は10年以上前に1280円で購入しました。これで十分楽しめます。





コメント
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