自然コレクション

秋田の田舎暮らし!
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前郷フットパス ②日枝神社

2018年12月18日 11時34分27秒 | 

三光神社から徒歩170mほどで日枝神社に行けます。


日枝神社は、滝沢城のすぐ側にあります。滝沢城は、最上氏に仕えた、由利十二頭滝沢氏の末裔滝沢政道が1606年に完成させた平城です。1622年に廃城になりました。日枝神社は、滝沢氏の氏神であり、飯沢の太夫山に遷座した「山王権現」を、滝沢城破却後の承応3年(1654年)に前郷へ移ったてきたそうです。そのころの名残かわかりませんが、正面の石碑には「山王神社」と書いています。

又、「日枝神社」、「日吉神社」、「山王神社」には橋が掛かっている場合が多いです。入口には神橋が架かり、参道左には神池内に青麻神社が祀られています。鳥居を潜ると清潔で清々しい境内で、左には市指定有形文化財の神楽殿が拝されています。

守り神が「猿」という事で「鬼門の方角」に配置される事が多い(実際滝沢城の鬼門に配置されていた)のにも関係があったのかもしれません。

 正面に建立されている拝殿は千鳥破風唐破風付きの豪華な社殿で、力士を初めとする彫刻類がほどよい調和を保って彫られています。又、境内の周囲には沢山の境内社が祀られています。時の館主滝沢氏の城内守護神として深く崇敬した神社であって、滝沢領1万石の崇敬社となり、その後、元和8年10月23日滝沢城落城の後、承応3年(1654)総氏子19ヶ村申合わせの上、現今の社地に遷し奉ったそうです。


 日枝神社祭礼の時に舞われる獅子こ踊りは、いわゆる一人立ち三頭獅子舞である。舞手と楽手に供がつけられて構成されていて、旧上町4町(上町・仲町・神町・小友町)の獅子舞で、かつては4町それぞれに獅子こがあったが、今は4町で一組しかなくなったそうです。雌獅子(赤)と雄獅子(青・黒)の小さな獅子頭を頭に被り、腰に太鼓をつけてこれを叩きながら、跳躍をしたり、腰をかがめたりして激しく動きながら舞うのが特徴で、雄獅子二匹が雌獅子をかばう仕草を舞ったものというが、明確ではありません。小学生が踊り子となって由利中学校にも踊りに来ています。

この地にあって、荘厳な神社です。



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