自然コレクション

秋田の田舎暮らし!
アウトドアー生活を紹介します。

アカスジカメムシがやってきた

2016年07月07日 05時44分15秒 | 野菜

私のイングリッシュ・ガーデンには、何株かフェンネル(ウイキョウ、セリ科)が植えてあります。これは人の背丈を超すほど大きく育つ多年生のハーブで、原産地は地中海沿岸です。7月下旬には小さな黄色い花を咲かせていました。花には蜜がたくさんあるため、ミツバチなどもやってきます。小さな花が集まって(“集合花序”といいます)平たい台のようになっていますから、虫からは黄色い絨毯のように見えるかもしれません。
昨年は大量のアカスジカメムシがやってきました。


フェンネルの花には、必ずと言っていいほど、アカスジカメムシがいます。赤と黒の派手な縦縞模様のこのカメムシは、形といい色といいヨーロッパの楯の紋章を思わせる、なかなかお洒落な虫です。アカスジカメムシはフェンネルの花の上で、茎や若い実の汁を吸ったり、交尾したりしていますが、ただぼーっとしているように見える個体もいます。平たい集合花序の上でじっとしている派手なカメムシの行動は、一見、とても不思議です。昆虫を食べる鳥に丸見えなのですから。しかしカメムシの多くはとても臭いので、鳥も食べません。

赤と黒の目立つ縞模様は、鳥に対する警告色(まずい、毒あり、危険、だから食べるな!というシグナル)なのかもしれません。ただアカスジカメムシの場合、近くに寄っても匂いらしい匂いはしないので、派手な警告色は見かけ倒しの可能性もあります。もっとも、つついて苛めれば匂いを出すのかもしれませんが、触らぬカメムシに祟りなし。

今年はフェンネルの花はまだ咲いていませんが、イタリアンパセリがトウダチしてたくさんの花を咲かしています。そこに彼らはやってきてとんでもない感じです。それがこれです。

後尾までしています。
全部処分しました。

同僚の子にカメムシ研究家がいて、アカスジカメムシをかっこいいというのですが、むむむです。




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サラダバーネットも植え替えの時期

2016年07月07日 05時24分31秒 | ハーブ
ハーブワールドで商品入れ替えの種を100円で購入して、種を蒔いていたサラダバーネットが植え替えの時期に来ています。
今年は朝夕が涼しいので、種撒きの時期が多少遅かったのですが、十分に育ちそうです。
ただ、植え替えは晴れていないとできません。明日は晴れそうなので、明日か明後日に植え替えをします。


サラダバーネットは、地中海沿岸に分布する毎年育つ多年草で、石灰質の草地や路傍に自生しています。北米にも野生化しており、一説には開拓移民により持ち込まれたと言われています。花後にできたタネが自然に落ちて年々増えていきます。

日本に自生するワレモコウ〔S. officinalis〕やカライトソウ〔S. hakusanensis〕は近縁にあたります。

名前の通り葉(若くて柔らかいもの)をサラダに利用できるハーブで、キュウリのような風味があります。また、茎・葉・根にタンニンを含み傷口の止血などにも利用されたそうです。

葉っぱのフチは波状のぎざぎざになり、地際から茎を伸ばして放射状に広がります。主な開花期は初夏で細長い茎を伸ばしてその先端に小さな花を球状に咲かせます。

お盆頃には収穫できそうです。

  発芽の頃 ← クリック
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