1966年に公開されたアメリカ映画です。
“サスペンス・コメディ” ですが、ストーリーもキャラクタ設定も滅茶苦茶なので「 サスペンス」 的な要素にリアリティが全く消え失せてしまっています。大人の “ドタバタ芝居” のようです。
つまるところ、ソフィア・ローレンとグレゴリー・ ペックが共演し、音楽はヘンリー・マンシーニが担当、ソフィア・ ローレンの衣装デザインはクリスチャン・ディオール、 ということに尽きると言いたくなるような作品です。
とはいえ、 確かにここまで並ぶと圧倒されますね。
このころは、銀幕の大スターが君臨した映画の黄金期だったので、 こういった出来の映画もそれなりの人気を博したのでしょう。