Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

過去の自分を覗いてみたら…

2008-01-20 21:59:35 | Everyday Life
自分の過去生が知りたい。
昨年秋ごろから急にわき上がってきた欲求を満たすべく、
何人かの人に会ってきた。
その願いがとうとう今日かなった。
チャネリングで教えてもらった過去生はあるけれど、
自分でみたらどんな感じか知りたかったのだ。

何故、先のことを考えるとものすごーく不安になるのか。
その答えが少しでも分かれば…という思いもあり、
ヒプノセラピーをかれんさんにお願いした。
彼女とは昨年秋に1度お会いしていたから、安心してお願いできた。

まず、過去生を見ると言っても、実際にあったこととは限らない。
でも、その心に浮かんだことが今の問題を解決するために必要なんだと、
かれんさんから説明された。
これはワイズ博士の本で読んでいたので、心構えができていた。
ヒプノセラピーは過去生の実証ではない。
無意識の世界と繋がることによって、問題を探るのだ。

最初にかれんさんから、
『あなたがスピリチュアルな能力を持っていることは間違いないと思う。
何故それを表に出すのが怖いのか分かるかもしれない。』と言われた。
何はともあれ、とにかくやってみようという好奇心がむくむくと

かれんさんの誘導で催眠状態に入った。
催眠状態って、周囲の音は聞こえているけれど体が重くて動かないという感じ。
ぐったり沈み込んだような感じだった。

最初は真っ暗で何も見えなかったけれど、
更なる誘導で周囲がだんだん明らかになった。
赤い岩に囲まれた平原。
アメリカのアリゾナ州という感覚が沸き起こって来る。
レッドジャスパーに囲まれたような平原の夜明けの景色が見えてきた。
年齢を聞かれると、『18歳で女性』という言葉が頭に浮かんだ。
年代は定かではないけれど、1800年代のようだった。
ネイティブアメリカンである自分が見えた。



あたしはそこで水汲みをしていた。
出産間近な妹のために、薬草と水を持って帰るのだ。
家にはおばぁさんと妹が待っている。
母は亡くなっていて、父は戦争に出ているという情景が心に浮かんでくる。

それから時間を進めると、あたしは部族のリーダーとして闘っていた。
武器を持ち、男性たちと共に走っていた。
かれんさんが、『戦争は悲しいね』と問いかけてきて、
あたしは『相手にも事情があるから仕方がない』と答えた。

さらに時間を進めると、あたしは白髪のおばぁさんになっていた。
戦争は終わり、土地は分断されていた。
あたし達に残された土地で、あたしはちいさな女の子たちに囲まれて、
彼女たちに薬草についての知識を教えていた。

この時、とても不思議なことに悲しくもないのに涙が出てきた。
嗚咽するとかそんなこともなく、反射的にあふれる涙。
普段ほとんど泣くことがないから、自分でびっくり
そして、死ぬ場面は見なかったけれど、多分老衰だろう。

それから更にもうひとつの過去生に飛んだ。
今度はヨーロッパの恐らくイタリアにいたようだ。
フィレンツェという言葉が心に浮かんできた。
1500年代のフィレンツェで、あたしは天文学について研究していたようだ。

人と交わることがほとんどない生活で独身、32歳。
好きな女性はいるけれど、周囲から変わり者と呼ばれていたようだ。
石畳の街は馬車が走り、とても活気にあふれている。
そんな様子を高い石造りの建物から見下ろしていた。

その過去生もさらに時間を進めてみた。
今度は石造りの建物に幽閉されている自分が見えた。
白髪であごひげもずいぶん伸びている。
黒いケープのような服を着ていた。

かれんさんが、『誰に、どうして閉じ込められたの』と訊ねてきたので、
『ローマ教皇に、研究成果が教義と違うため、異端として幽閉された』と答えた。
その建物の高い所に窓があり、蝶が一匹飛んでいるのが見え、
その時の気持ちを聞かれて、『ローマ教皇も犠牲者だから恨みはない。
でも、次はあの蝶のように自由に生きたい』という気持ちを話した。
ここでも涙が出てきた。

ローマ教皇が世の中を治めるために、どんな力が必要だったか聞かれ、
『人を惹きつける力と人を信じる力』と答えた。

催眠が解けて、かれんさんと過去生について話し合った。
面白いことに、催眠状態だった時の会話をすべて覚えているのだ。

良いセラピストは、一緒にその過去生を見ることができるという。
かれんさんも、あたしが見ていたものが見えたらしい。
そして、ネイティブアメリカンの過去生では、同じくらいの時代にいたらしい。
かれんさんはホピ族のシャーマンだったそうだ。
あたしも薬草の知識を語っていたことから、
恐らくその時代のシャーマンだったのだろうという見解だった。

過去生では、戦争をしていても幽閉されても、相手の事情を考えていた。
今のあたしにはない心の動きだ。
今生のあたしは、相手のミスは相手のせいだと責めている気がする。
でも、過去生では相手優先の考え方だったようだ。
びっくり

かれんさんからのアドバイスは、過去生では人を優先してきていたから、
今生ではもっと自分の思う通りに行動するということだった。
蝶の自由さに憧れたように、自分自身を自由にさせてあげること。
これはmasamichiさんのアドバイスと一緒だった。

帰ってから、ネイティブアメリカンについて調べてみた。
確かに、1800年代のアリゾナで、
【Long Walk】という白人のナバホ族への迫害があり、居留区に移されていた。
ナバホは女系社会を築いていたらしく、
これはまさに、女だてらに武器をとってリーダーとして闘ったあたしとかぶる。
このあたりの予備知識はあたしにはなかったのに…

そう言えば、ターコイズと鷹に憧れるのはここの影響かも。

更に、1500年代のイタリアの天文学者も調べてみた。
何と、ガリレオ・ガリレイがかなり当てはまる。
彼は2人の子供がいたけれど、奥さんとは籍は入れなかったらしい。
そうすると、独身ということも当てはまる。
そして、幽閉されたということも。
ガリレオに関する知識もほとんど持っていなかったから、
かーなーりびっくり

シャーマンだった過去生も、天文学者だった過去生も、
自分を入り口として宇宙からのメッセージを伝えることが使命だった。
これが本当であろうとなかろうと、予備知識もなく年代まで口から出てくる。
これはあたし自身に対するメッセージと受け取っても良いのだろう。
セラピーという名前の通り、心理療法だから心が癒せれば良いのだ

もっと自分の自由に行動する。
これが今回のヒプノセラピーからの学びのようだ。

ホメオパシーかアロマセラピー、占星術でも本格的に学んでみようかな。
そしてそれを人に伝えるという使命を果たせれば、
生きていく不安は払拭されるかしら…

それにしても、ヒプノセラピーが終わった後の眠さ…
帰りの電車でものすごい睡魔に襲われ、挙句の果てに吐き気まで
うーむ。