青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

令和2年度 第3回うとう塾 

2021-03-01 15:27:08 | うとう塾

 令和2年度「第3回うとう塾」が9月17日に中央市民センターで『悩んでいるのはひとりじゃないよ~わたしの体験談~』をテーマに、講師に青森LD親の会こんぺいとう 代表小林志保さんと、今期からスタッフに加わった方を迎えて開講しました。

 小林さんからは、成人している二人のお子さんの子育て中の体験談や「こんぺいとう」のお話でした。

  小林さんは『診断名がつくことは、関わり方がわかることでラッキーです。親として障がいを隠すより、そのままを見てもらって、どう助けてもらえるか、どう改善していけるのか、助けてくれる人、協力してくれる人を見つけることが大事です。そして、本人が出来ることをたくさん増やすことが生きる力になります。また、具体的に何をするのかを伝える・助言することで本人は一人でできるようになります。』と話されました。

「こんぺいとう」の活動では、自分の家族以外の子ども・父親・兄弟達の関わり方にふれあうことで、お互いを比べるのではなく、違う視点から子どもや家族をみることができ関わり方が変わったとのことでした。また、ボランティアの地域の人・教育機関・大学生との交流では、色々な関わり方の違いを知り、子ども達にも親にも良い経験と情報交換の場になった紹介がありました。

 次にスタッフからは『3歳半検診で療育施設の紹介を受け利用したこと、就学前検診で特別支援学級の判定だったが受け入れられず、相談した結果「悩んでいるなら通常学級にしては」との助言もあり、小学1~2年生は通常学級へ。小学3年生進級時、再度検査を受け特別支援学級の判定。それでも判定結果を受け入れられず、今まで通り通常学級にしましたが、5月に教頭や担任等との利用学級について話し合いになり、親として通常学級で学び経験させたいという思いがあり悩んでいましたが、先生から「学校という車輪と家庭という車輪が同じ方向で回転しないと本人という車はうまく進んでいけません。話し合いながらやっていきましょう」との話を受け、特別支援学級へ移りました。本当に悩みました。』という体験談でした。

 その話を聞いた小林さんからは『昔は高機能障がいの子は通常学級で良いと言われていたが、時代の移り変わりで変化している。出来ない場面にいるよりも、出来る場面で色々な経験をすることが大事。これからですよ。とりかえしがつかないことをしたのではない。悩んだら一人で抱え込まず、周りに相談しましょう。家族の決断は重要だけど、その時の最善を考えて決めたのだから間違えてない。もし、間違っていたら「ごめ~ん」と言えばいい』と先輩だから言えるお話がありました。

 学校や地域の方の手助けがあり子育てできることは、ありがたく幸せなことで、周りと戦うのではなく、みんなに育ててもらう子育てを感じられた講座でした。

 

 

参加者からの声

小林さんの色々な経験をさせて下さいという言葉。

色々ありがとうございました。こんぺいとうのぞいてみます!!

お子さんの話。サイトの話。

今まで経験された事、どれも聞けて参加できてよかったです。

色々経験させ「好きなもの」「続けられることを知ること」が参考になりました。

 苦しかった、辛かった事も、時には笑いとばすこともストレス発散になりました。

周り(学校や地域)と戦うのではないという考えに、反省。勉強になりました。

 みんなに育ててもらおう、みんなを味方にしていこうと思います。

 

 

 

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