青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

親の思い、子どもに届いていますか?~コミュニケーションを学ぶ意味~

2023-12-19 12:37:50 | きらきら塾
 R5年9月14日に、NPO法人子育て応援隊ココネットあおもり-代表理事の沼田久美さんを講師に「親の心配から出る言葉がけに対して、子どもが無視し心を閉ざしてしまうことがあります。そこで、親子のコミュニケーションを考える機会」として開講しました。
       

 講座では、参加者が真剣にメモを取っており、ワークに積極的に参加してコミュニケーションの体験を通して学ぶ機会になったようです。
 子どもの【話を聞く】ということは、子どもの気持ちに焦点を当てて言葉にして伝えることで、体験を通して理解し子どもへの言葉がけを改めて見直す機会になりました。
 また、コミュニケーションのポイントをお聞きし、参加者は意識して話してみようという意欲が読み取れました。
 しかし講師からは「アンケートからは、講座で伝えたかったコミュニケーションを学ぶ意味として、【親の役割は、子どもが自立した人間として生きていけるように育てること】と言う講座のテーマまでは伝わっていなかったことが伺え残念でした。」と言う反省の感想を頂きました。
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悩んでいるのは一人じゃないよ!~ 我が家の子育て体験談~

2023-12-19 12:12:04 | うとう塾
 9月9日(土)中央市民センターを会場に、講師に先輩ファミリーの野村ご夫妻をお迎えしてお話をお聞きしました。
 野村さんのお子さんは現在支援学級(中学生)です。お二人の体験談をお聞し、子育てのヒントになるように、そして参加者同士が情報交換をする中で、繋がりを持てる機会になるように開催しました。
 お二人からは、お子さんの誕生から成長の節目・節目で体験されたこと、将来に向けての思い等をお聞きしました。
 最初に、子育てをしていて違和感を感じたお母さんは、夫さんに相談したそうですが父親として認めたくなかったこと。しかし、こども教室に父が子どもと一緒に参加し、子どもの現状を目のあたりにして障害を認めざる得なかったことを話してくださいました。 
 その後、医師から療育を勧められ、デイサービスを利用すると、劇的に変化がみられたそうです。両親が、長男の接し方を勉強することで徐々に生活にも余裕が出てきたこと。お子さんは目からの情報が入りやすいことを知り、家庭でも絵カードを用意し行ったところ、パニックが減り、次男さんにもかかわる時間が増えたそうです。
 しかし、小学校に入学してからは、1週間で登校拒否、そこから怒涛の日々。学校と相談しながら取り組みましたが良い方向には向かわず、中学校は支援学級・知的級に在籍とのことです。
 現在も「学校に行きたくない」という日はあるが、無理に行かせようと思わなくなったとのこと、また障害を告知し、家族みんなで障害のことを勉強し、将来は障害者枠で就労できるように、親が元気なうちにグループホーム等に入所させたいと考えているそうです。【長男が「楽しい人生だった」と思えるような道筋をつけてあげたい。そして私たちも「大変だったけど、楽しかったね」という老後を迎えたい。】と、お話してくださいました。

参加された方のアンケートからは、以下の感想をいただきました。
・体験談が本当に納得するお話ばかりで、聞きごたえがありました。
・お二人のご苦労された事が、自分と重なって、とても励まされました。
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おしえて! 岩田先生‼ サポセン通信32号より

2023-12-19 11:57:55 | サポセン通信から
       
 
今回から、3回シリーズで【子どもの発達と親の関わりを考える】と題して、岩田さんにお聞きしました。第1回目は~小学校・低学年の子どもの発達の特徴と、親の関わり方を考える~がテーマです。
 
 1年生になったら~♪と、小学校生活を楽しみにしている園児たちの様子は微笑ましいものです。小学生になると、親と一緒の登園からひとりでの登校に変わります。徒歩通学になるでしょうから体力が必要です。学校につくと時間割にそって勉強をします。切り替えと集中力が必要になります。家に帰ると宿題もします。そして毎日、必要な物を連絡帳に自分で記入して道具をそろえます。自分のことを自分でする割合がグッと増えます。こどもにとってそれはうれしく誇らしことである一方、不安も感じるでしょう。
 持ち物が他の人と違ったらどうしよう、忘れ物をしてしまったけどどうしよう、給食を残すと注意されないだろうかと親にすれば小さなことですが、子どもにとってはとても大きな不安です。そういった不安が続いたり強くなったりすると登校をしぶったり、イライラしたりすることもあります。
 発達心理学的7~8歳は「幼児期」と「学童期」の境目です。そう考えると親に「もう小学生だから、このくらいできるでしょ」とみられると、こどもはちょっと苦しいと思います。環境の大きな変化もある時期ですから、なおさらです。幼児期は、自分中心でモノをみるという特徴があります。そのため、他の人からの見え方に考えが及ばず、みんなも自分と同じように思っていると考える傾向があります。そして、発達のスピードには個人差があることも考慮すると、幼児期と学童期の境目の低学年のこどもの中には、不安を親に説明するだけの情報をもっていないこともあります。それを念頭において、こどもが不安がっているときは彼らの言い分をしっかり聞いてみましょう。話を重ねる中で他の人の見え方に気づけたり、言葉にならない不安の正体がはっきりしたりするでしょう。そして次にどうしたらいいか、何ができるかを一緒に考えることができます。
 
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