青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

あなたの気持ちは伝わっていますか?~今時のコミュニケーション~

2022-03-24 11:36:14 | きらきら塾

021年度 第6回きらきら塾 12/17開催

講師:沼宮内 享美さん(ゴードンメソッド インストラクター)

 R3年度最後のきらきら塾は、コミュニケーションを学ぶ講座としました。

 コロナ禍で直接対話し気持ちを伝える機会が減り、メールやLINEでのやり取りが増えた状況があります。そこで、自分の気持ちを誰が読んでも誤解されない伝え方や相手の気持ちや立場を意識したコミュニケーションを学びました。

 講師の沼宮内さんは、コミュニケーションを学ぶ活動を20年しており、実際のコミュニケーションプログラムであるゴードンメソッドを、メールやLINEでのやり取りに於いても誤解なく活用できるような内容に作りこんでくださいました。

 講話では、言葉だけのコミュニケーションの難しさとして【言葉から相手に伝わるのは、全体の7% 残りの93%は、声のトーン(聴覚・・・38%)や相手の表情(視覚・・・55%)など、言葉以外によるものが大半を占めている】事が紹介されました。また、文章だけでは、自分の意図しない誤解を招くこともあるようです。こうした誤解を避けるためには、絵文字の活用も有効な手段です。そして、何より大切なことは、文章を送る前に、誤解を招く表現や書き方が含まれていないかを再確認することです。

 実は、何気なく使っている言葉の中には、無意識に相手を非難している意味合いが含まれている事が少なくありません。例えば、誰かが置いていた荷物を、「置きっぱなしにしていた」という表現は「置きっぱなし」には、置いていった相手への非難が含まれます。または、「いつも置いておくよね」と書いたら相手の人は、「いつもではない!」と、反論したくなるのでは?ということでした。

 言葉(LINE等)だけのコミュニケーションは、その時の「見える・聞こえる・数えられる行動」を、相手を批判や否定を入れずに自分の感情や考えを表現することが大切です。お互いに誤解なくやり取りするために、私を主語に自分の正直な気持ち(感情)を伝えること、相手からのメッセージに対しては、相手の言いたいこと、立場を意識して「私はこう理解しましたが合っていますか?」と念を入れて再確認をすることが大事だと話されました。

 普段のコミュニケーションでも、非難や否定を含んだ伝え方をしていることや自分のフィルターを通した表現をしている事などに気づく機会になり、日常生活でのコミュニケーションを学びたいと考えました。

 講座は、参加者同士の雰囲気も良く、活発で積極的に全員参加で講座が進み一体感が持てる講座となりました。しかし「アンケートで自分の理解と違う」との意見があり、コミュニケーションの難しさを実感する講座にもなりました。

参加者アンケートからは、以下のような感想をいただきました。(一部抜粋)

知らないうちに相手をこうげきする言い方をしてるなーと気づかされました。

アイメッセージがとても大事!ということがわかりました。

自分の思った事実を私視点(メッセージ)で相手に伝えることが大事だということで、これからはそれを意識してコミュニケーションを恐れることなく前向きに生きていきたいと思いました。

コメント
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