第二回目のきらきら塾は
「怒りのコントロール」アンガーマネジメント〜イライラを減らそう!コツ・ゲット!
と題し、二児の父親でありファシリテーターの中野正樹さんにお話ししていただきました。
アンガーマネジメントとは
アンガー(怒りの感情)をマネジメント(管理)する心理トレーニングです。欧米ではスポーツ選手などに積極的に取り入れられ、近年の日本でもかなり注目されています。
怒りは人間の防衛本能
決してなくならない怒りという感情。気をつけるべきは怒りの質。
強度 頻度 持続性 攻撃性 これらが強く出た場合は要注意
第一次感情と第二次感情
・第一次感情・・・ 不安、辛い、苦しい、痛い、疲れた、寂しい、悲しい
・第二次感情・・・怒り
第一次感情をうまくやり過ごすことで、第二次感情が溢れ出るのを防ぐことができる。
怒る理由
こうであってほしいという理想と現実にギャップを感じたときに、人は怒りを感じる。
自分の中にある「こうあるべき」という思い込みに気がつくために、コア・ビリーフの実験を行いました。
コアビリーフの境界線
「〇〇は、ご飯に合うおかず?」「俳優の〇〇さんは、イケメンだと思う?」など、身近な質問に対し、皆で一斉に同じ(賛成)OK(許容範囲)かNG(反対)を指差します。短時間で自分と他人の認識の違いや、固定観念に気がつくことができました。
怒りが行動になる前に
・怒ることで良い変化はあるのか。・怒ったことを後悔しないのか。
・怒ることは今本当に必要なのか。
怒り方を見直す
・怒られた方(子ども)は、親に嫌われたと感じていないか。
・年齢にふさわしい怒り方だったか。・親の都合で怒らなかったか
褒め上手は叱り上手
叱る上で大切なことは、親子の信頼関係が築かれているかどうか。
そのためには子どもの自己肯定感を満たしてあげることが大事。
・スキンシップや一緒に過ごす時間を増やす。他人と比べず、以前と比べる。
できたときは、すかさず褒める。親の嬉しい気持ちをしっかり伝える。
・人格ではなく行為を叱る。理由をしっかり伝え、正しい行動を教える。
・マイナス感情でも受け入れて、共感してあげる。ただし悪いことに関して
同調してはいけない。殴りたい!頭にきたよねよし殴ろう!
レフレーミング
親にとって迷惑なことも良いことに置き換える。
無視する集中力がある
散らかす探究心がある
言うことを聞かない自我が芽生えている
参加者の皆さまの感想
感情で伝えるのではなく、感情を伝える。
自分の感情に責任を持つ。「怒ると決めて怒る」ということが学びに繋がった。
物事を別の角度から言い換えることを実践してみたいです。
怒りのメカニズム的な事も、わかりやすく説明して頂いたので、タメになりました。
子どもとの向き合い方、自分の感情のコントロールについて考えなければと思いました。
自分の許容範囲が広がると怒りが減る。
コアビリーフの図をグループ4人でやって、他の人は違う感じ方をすることがわかった。
怒りに点数や記録をとって分析すること。
コップとスポンジを使ってあふれた感情、怒りを表現したところ。
怒りそうになった時は、まず6秒間待つよう心がけようと思いました。
物事を別の角度から言い換えることを実践してみたいです。
「ほめ上手はほめられ上手」ほめるのが苦手なので、意識的にほめていきたいです。
アンケートへのご協力、ありがとうございました。
最後に、過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられると中野さん。
ご家族とのエピソードもユーモアがあり、とても親近感のあるお話をしてくださいました。中野さん、どうもありがとうございました!
今からでも遅くない!変われるんだ!と決意を新たにしたスタッフでした。