青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

「教育支援室ってなぁに?~この子にあった学びの場を~」

2021-12-21 10:38:48 | うとう塾

2021年度 第2回うとう塾 6/18開催

講師:久慈 木代奈さん

   (青森市教育委員会・教育支援室

ことばの教室:井上 美樹子さん

まなびの教室:田中 優子さん

   (青森市立浪打小学校通級指導教室教諭)

 

久慈 木代奈さん

 

井上 美樹子さん  田中 優子さん

 子どもが活き活きと楽しく学校生活を送れるように、子どもにふさわしい学びの場の紹介や決定するための手続きと、通級指導教室と特別支援学級についてお話をお聞きしました。

 最初に、青森市教育委員会・教育支援室の久慈木代奈さんから、障がいのある子ども又は疑われる子どもの就学について、教育支援委員会を設置し調査審議することや、保護者に就学相談の機会を提供することが紹介されました。就学相談は、その子にとって「望ましい教育の場を保護者と共に話し合い、考えていくこと」を目的に行われます。

 就学先として①特別支援学級②通級指導教室③特別支援学校があり、それぞれの支援内容について説明がありました。

 教育委員会が就学先を決定するまでに、A票を提出することから始まり結果案内までに約3ヶ月かかることや、特別支援学校への入学・転校希望は10月中旬までに申請するということでした。子どもの成長や環境の変化により、支援学級⇔通常学級の変更も可能とのことも知りました。

 次に、実際に子どもたちに指導を行っている青森市立浪打小学校・ことばの教室:井上美樹子さんと、まなびの教室:田中優子さんからお話をお聞きしました。

 通級指導教室とは、各教科等の指導は主として通常学級で行いつつ、学習や生活場面で生じる困難を改善・克服を目的に、個々の状態に応じた特別指導「自立活動」及び「各教科の補充指導」を行う特別な教育形態であり、将来の自立に向けてできることを増やし、より良く生きていく為の「おたすけ教室」と話されました。

■「ことばの教室」

 言語障害の指導⇒構音器官の運動の調整(舌の使い方、口の体操等)や話す意欲を高める等。

■「まなびの教室」

 ①LDの指導⇒話す・聞く・読むなどの指導やソーシャルスキルトレーニング、障がいの理解や自己理解等。

 ②ADHDの指導⇒不注意による間違いを少なくする指導、衝動性や多動性をコントロールする指導、ソーシャルスキルトレーニング、障がいの理解や自己理解等。

※言葉だけでなく、視覚化(タイマーや連続したカレンダー等)して伝えたり、ふり返りを行うことで頑張りの確認(頑張りシール)を共有したり、ソーシャルスキルカードを利用し社会ルールを伝えているそうです。

 最後に進学を見据えての紹介は、中学校(浦町中・浪打中)では、LD・ADHD通級指導教室(サポートルーム)のみ開設され、自立活動を中心に行っています。高等学校(北斗高校)でも、通級による指導を行っていることを紹介してくださいました。

 

 

参加者アンケートからは、以下のような感想をいただきました。(一部抜粋)

子ども達の自立に向けた支援を行っていることがわかりました。教育支援の申込みについて、詳しく説明があり分かりやすかったです。

子どもにとって大切なもの。自立に向けて手助けしていけたらと思いました。困っている事があった時は相談してみようと思いました。

就学についてイメージが全く分からなかったが、大まかな流れが理解できました。助かりました。

通級教室がどういうことをしているか、支援学級との違いや学校との違いが分かりました。

自分の子どもの度合いの判断がつかない場合の相談先がわかりやすかったです。特別支援教育コーディネーターが各学校にいらっしゃることを初めて知りました。

子どもにとって充実した学習の時間、おたすけ教室と子どもが言った事、学校はどんな子でも充実した学習ができる場であってほしい。

 

感染対策へのご協力と、ご参加ありがとうございました

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