青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

うとう塾 特別支援学校を知ろう

2018-07-24 11:42:28 | うとう塾

 

 30年度第2回のうとう塾は、6月13日(水)に『青森県立青森第二養護学校』へ参加者25名の方とサポーター7名で見学に行ってきました。

【湯田教頭先生より】

『家族を応援できるものになればいいなと思います』との挨拶から始まり、ちょっとカタイ話にはなりますが…』と話されて特別支援学校を理解する説明から学校の特徴などの説明がありました。

◎特殊教育と特別支援教育

・H18年に学校教育法が改正になり「特殊教育」から「特別支援教育」へ転換された。

・「特殊教育」という言葉は用いられなくなり、同様に「盲学校、聾学校、養護学校」という学校種別もなくなり「特別支援学校」に一本化され、複数の障害種別を受け入れることができるようになった。

⇒青森第二養護学校の「養護学校」は呼称としての固有名詞であり、学校種別は「知的障害を教育の対象とする特別支援学校」となる。

 

「十分な教育」(「障害者基本法 第16条」)について・・中央教育審議会初等中等教育分科会より

「それぞれの子どもが、①授業内容が分かり②学習活動に参加している実感・達成感を持ちながら、③充実した時間を過ごしつつ、④生きる力を身につけていけるかどうか、これが最も本質的な視点」と説明された。

 *その子にとってどこが一番良い学校なのか。学校にいる意味。この子が参加している実感があるか、どうか。それが生きる力なのではないか。今日、やれたという充実感を感じられる事を目指している。

⇒学校の目的を踏まえ、先生方の子どもたちに対する暖かな姿勢を感じるお言葉でした。

◎どんな子どもが入学しているか?

 知的障害のある子どもや、知的発達の他にことば、日常生活上の動作、運動発達、人との接し方など、教育上の特別な支援を必要とする子どもたちが入学している。

◎どんな学習をしているか?

 子ども達は、積み上げにくい・繰り返して行うことがしにくい・場面が変わるとできないなどの障害が多いので、以下の学習をしている。

・自立と社会参加を目指し、個別の指導計画に基づき、体験的な活動を重視した学習している。

・個に応じた指導を行う⇒「個に応じる」と「一人一人に対応する」は違う。個人の特性にあった指導を数人の生徒がいる環境で行う。

 説明を受けた後、実際に少数に分かれて学校内を見学したことで、子ども達の活き活きとした表情や先生方の生徒の特性に合わせた指導に触れ、心強く思われた様子でした。

目で見える教材や、具体的に物を置く場所をテープなどで表示するなど、一人でも行えるような配慮が家庭での生活にも参考になると思いました。


参加者からの感想

・中学部の作業実習(木工、紙すき等)や高等部の現場実習(掲示物)を見て、本人の自立して生活していく力を伸ばす授業に取り組まれているのだなと初めて知りました。廊下で会った生徒さんたちの笑顔がとても良かったです。

・教頭先生のお話しがとてもわかりやすく、子どもの教育について心から考えていらっしゃる先生方ばかりなんだなと思いました。養護学校のイメージが良くなりました。必ずできることを見つけられると思います。

・個々に合わせて指導していて、生徒がそれを一生懸命がんばっている事が印象に残りました。

・特別支援教育について学べたことと、校内をじっくり見学できてとても勉強になりました!


 

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30年度のペアレント・トレーニング

2018-07-24 11:24:12 | ペアトレ

今年も、9月7日(金)~隔週8回開催します。

募集⇒8名 *新規の方・全回受講可能な方が優先です。

受付⇒8月7日(火)10:00~開始

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