青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

H29.6.21「スマホ世代の子どもたち〜SNSとのつきあい方を知ろう〜」

2017-09-20 17:12:15 | きらきら塾

 平成29年度第3回きらきら塾は「スマホ世代の子どもたち〜SNSとのつきあい方を知ろう〜」をテーマに、青森市教育委員会より長尾信さん吾妻珠紀さんをお招きしてお話を伺いました。 

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を知っていますか?

  インターネット上で、自分の日記や写真を公開したり、共通の趣味の仲間をつくるなどの交流を目的としたサービスです。

SNSは、いつでも、どこでも、誰でもできるため、簡単に始められます。子どもたちが、利用する時の目的として⇒①注目されたい ②出会いの場(友だちを増やしたい) ③誰かと繋がっていたい⇒誰かに、見られたいなどの、承認欲求(他人から認められたいという感情)が満たせるので、その世界に依存してしまう問題があります。

主なトラブル 

ネット炎上⇒不適切な書き込みによる個人情報流出

 1. 簡単にコピー、シェアされ、不特定多数に拡散される。テレビCM以上の速さと規模で広がる。

 2.写真を見た人が情報を付け加えて拡散していくため、個人情報の保護は不可能である

 3.面白半分、悪ふざけ、目立ちたいなどの理由で不適切な書き込みや写真が投稿され、トラブルに巻き込まれる可能性もある。

架空請求アダルトサイト・リベンジポルノなどの閲覧。ネット依存ゲームなどで高額な課金が発生する

ネットいじめの実態いつでも(恒常)どこでも(広域)見えない見えにくい(匿名)秘密、反撃性の問題もある。

 グループチャットのやりとりが気になって、スマホが手放せなくなったり(人間関係依存)、就寝時間を過ぎても、ゲームをしたり動画を見続けたり(コンテンツ依存)、日常生活に影響が出る場合もあります。

『子どもたちが被害者にも加害者にもならないために』親として真剣に考えなくてはいけない内容でした。

 

(青森市教育委員会指導課少年育成チームカウンセリングアドバイザー吾妻珠紀さんのお話より)

問題の多くは、親子の対話で予防できます。普段から子どもの様子を観察し、自分の子どものネット利用傾向を把握して普段と違う危険なサインを出している子どもに気がつくことができます。また、子どもとのコミュニケーションがとれているかが大事です。子どもとの関わり方としては「助かるわ」「ありがとう」「嬉しい」など評価を入れない言葉がけをすることで、子どもの自己肯定感(自分は大切な存在だと思う気持ち)が高まり、親子間の信頼も育ちます。

 (青森市教育委員会指導課少年育成チーム長尾信さんのお話より)

親の責務として『①子どものインターネット利用状況を適切に把握する。②フィルタリング等の利用により、子どものインターネットの利用を適切に管理する。③子どもがインターネットを適切に活用する能力の習得の促進に努める。④不適切な利用により、犯罪の被害、いじめ等様々な問題が生じることに留意する。』などの青少年インターネット環境整備法が紹介されました。

ネット上には多くの情報が氾濫しています。それが真実なのか嘘なのか『見極める力』が必要です。年齢に応じた制限、解除の方法を保護者が適切に行うことも大事ですが、一番大切なのは、人間のフィルタリングです。

青森市教育委員会指導課、少年育成チームによるネットパトロールは、児童生徒が加害者にも被害者にもならずに、安全かつ安心してインターネットを利用できるように閲覧可能なSNSを見守り、支援するため活動されています。

加者の皆さまの感想

子どもとしっかり向き合うことが大切だと思った。子どもとスマホ、声のかけ方、たくさん参考にしたいことがありました。

評価を入れない言葉がけをする。「ありがとう・うれしい・助かる・いいね」

事例のビデオは良かった。青森の中学生もすごいことがおきていることにびっくり。

2時間のゲーム 学力低下。日常親子関係コミュニケーションを計ることの必要。精神面のコントロール、必要時トレーニングが必要。スマホの利用の仕方については恐怖を覚えました。とても参考になりました。

子供の安全,生理的欲求の土台づくりに力を入れてみたいと思った。身体状態を安定させ、ネット(YouTube)の利用時間減少につながるといいなと思いました。

改めてネットの恐ろしさを感じた。家庭内でのルール決め、もう一度見直そうと思った。

 アンケートへのご協力、ありがとうございました。

 

コメント
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