青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

相談支援事業所ってなぁに?~困ったらまず相談~

2022-10-11 12:58:20 | うとう塾

2022年度 第4回うとう塾 9/2(金)

講師:相談支援事業所 じょいん 相談支援専門員 平田 聡子さん

 相談支援事業所の役割を理解し、制度や福祉サービスの情報を知る機会としました。更に、子どもの将来の自立生活にむけての就労・福祉サービスについて、親が子どもの生活設計を考える機会となるよう開催しました。

 相談支援とは障害のある方や家族からの相談に応じ、必要な情報を提供しながらその方に合った支援体制を構築していきます。相談支援専門員は、本人の思いや希望をもとに、本人が選択した生活の場において暮らしを続ける事を支援するコーディネーター(調整役)です。本人・家族の要望をもとに、サービス等利用計画を作成し、計画に沿って複数のサービス等を調整し、継続的・総合的に支援が行われるよう働きかけます。福祉サービスだけではなく、社会資源を活用できるよう地域への働きかけも行います。 

 児童期では、子どもの状態に合わせた支援や就学に向けての相談にも応じています。⇒ 子ども時代から身に付けておきたいこととしては、「毎日規則正しい生活をすること」「お手伝いなど自分の役割を持つこと」「余暇を一人で過ごせるようになること」「留守番ができること」「地域の社会資源を習慣的に利用すること」などがあります。

 学校卒業後は、将来の生活の場・働く場等について自分で選択し、自分で決定していけるようお手伝いをしていきます。

 相談支援や福祉サービス等を利用することで「困った時、悩んでいる時に気軽に相談できる」「福祉サービスやその他の情報がたくさん得られる」「関係機関とつながり、ライフステージの移行期においても丁寧な支援を受けることができる」「本人の困り感を専門的な視点で捉え必要な支援体制を整えていくことができる」「本人が安心して過ごせる環境を整えていくことで、一人でできること、自信を持ってできる事を増やしていくことができる」等が考えられます。

 必要なサポートを受けることにより、自分自身と向き合い自分の得意なことや苦手な事を知ることができたり、「働く」を具体的にイメージすることができ、就職に向けて頑張っている方もいます。また、グループホームで役割を持ちながら仲間との生活を楽しんでいる方や、必要なところを手伝ってもらいながら一人暮らしを実現させている方もいます。

 相談支援事業所は、福祉サービスに繋がるようにプログラミングを行い、家族(家)だけの生活から自立生活につなげる移行支援であることを紹介してくださいました。 

 参加者の皆さんは、相談支援事業所の役割・仕組みなどの説明をうなずきながら興味深そうに聞いていました。放課後等ディサービスなど、療育現場での様子を写真で説明があり、より様子が伝わったと思いました。

 また、グループワークではスタッフからの「ジョブカフェ青森の求人をみて卒業後の仕事のこと等、色々話すことがあるがお子さんの気持ちと親の気持ちがかみ合っていないかな?」という発言をきっかけに、それぞれ今抱えている悩みなどを話す機会になりました。

参加者アンケート(一部抜粋)

 子どもの将来の進学や就職について考えることができて良かったです。

 一つ一つ学ぶ事ができた。

 いろいろな福祉サービスがあることに驚きました。今後の参考になりました。

 知らない事だらけで、今回の講習で色々な事を知ることができました。

座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました

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