令和元年度第5回目うとう塾は9/6(金)
『悩んでいるのはひとりじゃないよ! ~わたしの体験談~』をテーマに青森市自閉症協会青森地区ペアレントメンター 蝦名佐慰子さん・青森市子育てサポートセンタースタッフ 寺山裕子を講師にお迎えして、お二人の体験談を聞いて子育てのヒントを得る機会とし、また、参加者同士が情報交換することで仲間作りのきっかけの場となる機会となるようお話を伺いました。
青森市自閉症協会青森地区ペアレントメンター 蝦名佐慰子さん
蝦名さんの息子さんは、特別支援学校の高校3年生(知的障がい)です。小学校は支援学級、中学校は特別支援学校を卒業しました。高校卒業後は、グループホームを利用し自立した生活を考えており、公共機関(バス)の利用方法や家での手伝い(テーブル拭き)等を教えています。周りの方々から、配慮を頂けると思い「ヘルプマーク」をつけて外出しています。蛯名さん自身も、支援機関やママ友に話を聞いてもらう事でたくさん助けられた経験から「どうか一人で悩まないでほしい」いうメッセージを頂きました。
青森市子育てサポートセンタースタッフ 寺山裕子
↑ホワイトボードの絵はお子さんが大好きで描いている作品です
寺山さんの息子さんは、特別支援学校の小学2年生(知的障がい)です。自閉症スペクトラムの診断(3歳)がつくまでは悩みや葛藤があり、その後は行政や支援機関へ相談し、福祉サービスを利用する事でママ友の繋がりができ助けられたそうです。親が出来る事は「見守る・工夫する・褒める」です。皆さんに伝えたい事は「ねばならぬ!を止めること。私は『そうきたか』の魔法の言葉をつぶやきます。あなた(ママ達)は頑張っていますよ。失敗しても大丈夫!なんでもチャレンジしてみましょう」と、話してくださいました。そして最後に、息子さんが大好きで描いた絵の紹介がありました。
悩みながらも頑張ってきたお二人だからこそ、その言葉は心強く伝わり「どうか一人で悩まないで!誰かに相談することで・誰かの話を聞くことで、次のヒントに繋がる」を実感するお話でした。 貴重な体験談のお話ありがとうございました
お話をお聞きした後、一つの輪になって蝦名さん・寺山さんを交え、参加者同士の「困った!どうしたらいいのかな?」等の話し合う時間を設けました。
参加者の皆さまからの感想(アンケートから抜粋)
・何か一つでも集中して続けられることを見つけてあげたいです。
・小さい頃からの積み重ねが大切だと、経験者の先生からお話を聞けて、心に強く残りました。
・悩みを聞いたり、相談できる所が良いと思います。
令和元年うとう塾はこれにより全5回終了いたしました。
たくさんの皆さんのご参加どうもありがとうございました