青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

親子の生活リズムを考えよう ~我が家のルールを考える~

2023-09-26 12:43:35 | きらきら塾

 2023-8月30日(水)は、一年に1回の浪岡地域の家庭教育サポーターが主催する【ママランティ】との協働企画でした。

 ママランティは、0~3歳の子育て中のママを対象にママランティの卒業生ママの支援者・そして長く関わっている支援者が、お喋りしながら子育ての悩みや情報交換等、地域とそしてママ同士が繋がる活動をしています。

 今回は「子どもの成長のためには生活リズム(睡眠時間)を整えることが大切であることを知り、それぞれの家庭でできることを考える」機会としてワークショップを取り入れて開催しました。

 講師は、サポートセンターのスタッフであおもり家庭教育アドバイザーの秋元美香子さん(写真・上)と滝口小百合さん(写真・下)です。

アンケートでは、以下の感想をいただきました。
①同じグループの人と意見交換ができてよかった。自分の生活に合った具体的な工夫ができそうでよかった。
②早寝早起きの大切さを甘く見ていたので、できるように実行したいと思った。色々な人と話す機会が久々だったので楽しかった。
③早寝早起き朝ごはんの大事さを改めて知りました。生活リズムを整えて、良い1日し、また次の日朝しっかり起きられる。
④小学生のお子さんの話をたくさん聞けて勉強になった。
等の感想があり、参加者同士がグループトークの中でたくさんの気づきがあったことが伺えました。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思春期の子どものこころとからだの変化 ~親の関わり方を考えよう~

2023-09-26 12:17:40 | きらきら塾

 2023-7月6日(木)のきらきら塾講座は「思春期の子どものこころとからだの変化 ~親の関わり方を考えよう~」と題して、助産師の福井りみ子さんをお迎えして講和していただきました。

           

 誰もが通る思春期。訳もなくイライラし、周囲の大人に反抗することがあります。そこで、思春期の特性やココロとカラダについて知り、生と性「自分を大切にする」自己肯定感を高められる関わり方について、助産師の福井りみ子さんにお話をしていただきました。
 小学生高学年あたりから始まる第二次性徴に伴い、大きな身体的変化が生じ、心身ともに大きな変化がおきる「思春期」は、大きなステージへのワクワク感と不安を感じる時期です。それは、子どもであることを卒業し、大人としての自分を確立する時期でもあり、親からの自立と親への依存の間で揺れる時期ということです。
 人の脳は胎児期、乳幼児期、思春期に爆発的に成長するが、その時期は脆弱(ゼイジャク=もろくて弱い)であり、前頭前野が(働き:「考える」「行動、感情をコントロールする」「コミュニケーションをする」「記憶する」「応用する」「集中する」「やる気をだす」)が鍵になることや、思春期の子どもの反抗的な態度には、反抗的な言葉で返さず落ち着いた時に話し「あなたが大事」と伝えることや日常の対話が大切です。
 また、現在の「性教育」はジェンダー平等や、性の多様性を含む人権尊重を基盤とした「包括的性教育」であり、この教育は、家族・からだ・発達・価値観・行動選択などあらゆる面における多様性を尊重し、個人の健康・安全・幸福を実現するもので、「性教育」=「タブーな話」という過去のものとは全く異なる「人権教育」であり、このような「包括的な性教育」や「生と性」の学びは0歳児から行うということ!そして「大切なのは子どもが主体であること。親は温かいまなざしで待って見守ることが大事である」と話されました。

 終了後のアンケートには「現在の子ども達が学んでいる「性教育」の内容が人権教育という0歳から学ぶような素晴らしい学びだということを知り、子ども達と共にもっと学びたいと感じました」「反抗期は親の愛の確認作業というお話が聞けて良かったです」「性教育は人権教育ということ、関わり続けること、子どもに大切だと伝え続けること」などの感想が寄せられました。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成年年齢引き下げのアレコレ~新成人になる前に知っておこうお金の話~

2023-09-26 11:23:55 | きらきら塾

 2023-6月23日(木)のきらきら塾は、成年年齢が18歳に引き下げられた具体的な内容をしり、事例から思わぬトラブルに巻き込まれることが無いように、保護者が気を付けることを知る講座の企画をしました。

 講師に、青森県金融広報委員会-金融広報アドバイザーの菅原 伊佐雄さんと、青森県消費生活センターの増田あけみさんをお迎えしてお話をお聞きしました。

 

 

 

 金融広報アドバイザーの菅原さんからはまず、金融リテラシーについて説明してくださいました。

金融リテラシーとは、日々の家計管理や資産形成、金融取引や保険、金利やローンの知識などお金と上手に付き合うために必要な知識や判断力である。

 成年年齢が18歳に引き下げられて変わったこととして、保護者の同意を得なくても、クレジットカード作成、ローンを組む、携帯電話の契約、一人暮らしの部屋を借りるなど様々な契約を自分の意思でできるようになる。その反面、未成年者が保護者の同意を得ずに契約した場合にその契約を取り消すことができる「未成年者取消権」が公使できなくなり、契約を結ぶかどうかを決めるのも自分、その契約に対して責任を負うのも自分自身になる。契約には様々なルールがありそうした知識がないまま安易に契約を交わすとトラブルに巻き込まれる可能性がある。

 また、将来独立したら生活にどれくらいのお金がかかるのか知っておくことも大事です。出来れば小・中学生の頃から先を見据えて考えた方がいい。キャッシュレスやデジタル化など様々な変化があるがそれらをしなやかに乗り越えていくために親子で金融リテラシーを身につけて総合的に家計・自己防衛していくことが大切になるとお話くださいました。

 

 続いて消費生活センターさんからは、契約に関する事柄やトラブルの事例などを多数教えていただきました。

 成年年齢引き下げで困ることとして未成年者取消権が使えなくなることを挙げ、高校生で親元にいる間は良いが一歩社会に出た途端にたくさんの勧誘に遭ったり、自分でお金を取り扱っていくことになり、大人としての責任が生まれる。自分自身で決断が出来ないといけなくなる状況が高校3年生の18歳で突然降りかかることになり、今は国も積極的に広報している為大きな相談件数の増加などはないが、今後18歳を迎えてくる世代は注意が必要になってくる。日頃から親が知識をつけ子どもと話しをすることが大切になってくる。そして何かあった時は迷わず消費生活センターに相談してほしいとお話くださいました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おしえて! 岩田先生‼ サポセン通信31号より

2023-09-26 11:17:05 | 子育て相談(Q&A)

臨床心理士、公認心理士。スクールカウンセラー歴16年。 小・中・高校に出向いています。

ただ今子育て真っ最中。子育ての悩み事についてお答えいただきます

Qこどもに将来の選択肢を広げるために、スポーツ・プログラミングなど色々な習い事を進めているのですが、本人はあまり興味を示しません。こどものために、親が必要だと思う習い事をさせるのは親のエゴでしょうか?

A⇒今回のご質問の「エゴ」とは親の考えを子どもに押し付けることを指しているのだと思いますが、子どもは親の関わりなしには育ちません。その関わりの中で親の言動を子は「エゴ」と感じたり「愛情」と感じたりします。しかし、その境目がはっきりしないところが厄介です。

例えば、「今から、○〇をやっておくと、大きくなってから困らないよ」とか「私がやっていてすごくよかったから、あなたもやってみたら」というセリフが皆さんの頭に浮かびませんか。親は人生の先輩として、子どもに伝えたいことはたくさんあります。また、子どもも小さいうちは親の考えに疑問を持たず、すんなりと受け入れることはよくあります。親の提案に乗り気でなかったとしても、ご褒美でやる気になったり、やっているうちに楽しくなったりするパターンもあります。それが、将来の進学や職業選択に良い影響を与える可能性だってあります。

しかし、子どもは成長とともに自分の考えを持ちます。親の提案にノーとはっきりと言ってくれると、親は諦めることができますが、そうでない場合は「試しにとりあえずやってみたら?」と、しつこく言ってしまうこともあるでしょう。試しにやってみた子どもが途中でノーという態度をとったときに親の思いに潔く歯止めをかけられるかどうかがポイントだと私は思います。

 「エゴ」かどうかは、子どもの考えを置き去りにして自分の考えを押しつけ続けていることに気づけるかどうかでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早期発見・早期支援~子どもの発達障がい 今できること~

2023-09-26 10:58:40 | うとう塾

2023-6月3日、講師に弘前大学医学部心理支援科学科 教授の栗林理人さんをお迎えして、親が子どもの障がいを受け止め、子どもにとって必要な支援に繋げることで、社会生活のしやすさや、子どもの持つ力の可能性について知る機会として講話をしていただきました。

 

 まず始めに、ご自身の3人のお子さんの子育て経験から、①第1子の写真やビデオが多く平等に育てていたつもりが、育てる側の思い入れがあったこと②子どもを叱った時の様子から、それぞれの子どもの生まれ持った感受性が異なること③飼い犬の接し方に違いがあることをお話しされました。これは、ご自身が治療の際に、育てる親の側の要因「養育環境」と子ども側の要因「個」(発達の特性)を意識することになったそうです。

 発達段階で自閉傾向のある子どもは、乳児期では養育者と「いないないばー」などで視線を合わせない・感覚過敏から抱っこを嫌がる・離乳食の時期に口に入れたものを嫌がる(偏食)・ごっこ遊びがうまく展開できない・こだわりや特定の物への執着があるなどが顕著に認められます。

 最近の問題は、知的な障害を伴わない自閉症傾向のあるグレーゾーンの子どもが増えてきていることです。日常生活での特徴は①1つのことにこだわり、物事を全体として捉えることが難しい②作業の同時進行が難しい③臨機応変が苦手④相手の気持ちを読むことができない⑤瞬間時に記憶する特殊能力がある⑥感覚過敏、などがあげられ、これらの発達の特性を背景として、独特の「生きづらさ」を感じているものと推測できます。

 また、怒られたり傷つく体験や失敗経験を積み重ねて思春期になった場合、自己肯定感が低下し、うつなどの2次的な障害を併発したり、不登校やひきこもりなどの問題がでてきやすいです。そのため、「生きづらさ」を軽減するためには、周囲の理解や環境調整が必要です。子どものうちに家庭や学校以外に安心できる居場所をつくることで、自尊心を保てる環境が確保できます。

 最後に【グレーゾーンのゴールは「生きていく力」を身にけることです。例えば、食事を作ること(食材を加工する)から、興味が湧き食材の買い出しでお金の計算なども身につきます。好きなことを突き詰め、裾野を広げ社会へ繋がる道筋をつけます。また、身の回りのことができるようになる生活指導が必要です。】と、アドバイスをいただきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする