民謡 2006.8月~総集編民謡ブログ

吉岡 都の民謡Weblog 「民謡は心のふるさとです。」

生涯 民謡とともに・・・

2012-09-30 | 備忘録

 

生涯 民謡とともに 歌い方習っておくんだった


南相馬市原町区 山本三義さん=当時73=
南相馬市萱浜の海を臨む墓地。時折、肌を刺す浜風が吹き抜ける。東日本大震災の津波で多くの墓石が流され、いまだ痛々しい姿をさらす。

 かすかに波音が聞こえる。静寂の中、中央付近に立つ墓標。その下に、誰よりも民謡を愛し、原町民謡ひばり会主、日本民謡協会南相馬支部長を務めていた南相馬市原町区萱浜の山本三義(みつよし)さんが眠る。
 2月中旬、市内で追悼発表会が開かれた。山本さんが、相馬地方を思う「新相馬節」を歌う姿を、多くの門下生が思い起こした。

 

 はるかかなたは 相馬の空かよ
 相馬恋しや なつかしや


 17歳の時、山本さんは民謡に出合った。「相馬胴突き唄」「相馬流れ山」「相馬二遍返し」を地元の公民館で初めて聞いた。相馬地方に伝わる勇壮な節回しに心を奪われた。
 市内の会社に勤めながら精進を重ねた。会社を辞め、魚の行商を始めてからも相馬民謡への情熱は衰えなかった。多くの人に郷土の宝「民謡」を知ってもらおうと40年ほど前、ひばり会をつくった。相馬流れ山全国大会や相馬民謡全国大会での優勝経験もある。
 民謡の継承にも力を注いだ。「古調相馬盆歌」「古調相馬長持唄」は60年ほど前に歌い手が途絶えた。「相馬民謡の灯を消してはいけない」との一念で、資料を読み解き、CDを自費製作した。

 

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転載させていただきました。

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※「はるかかなたは 相馬の空かよ 相馬恋しや なつかしや」・・・「新相馬節」は大好きな民謡です。

 

私事で、誠に恐縮ですが

相馬民謡、南部民謡は子どもの時分からとても馴染んでおりまして。。

なので、なんとも暗澹たる思いで、筆舌に尽くし難いものが、、、。

またその土地の文化や民謡を継承していくことの「大切」さ

言葉で表現できない重みを感じています。

 

尊い命を一瞬に奪ってしまう天災や人災、なんて惨い(無残な)のでしょうか。

決して忘れてはいけない。忘れることができない。