嵐山ライトアップ!

紹介するのが遅れてしまって、
読者の方にも関係者の方にも申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
俺が卒業研究のフィールドとして利用させてもらってる嵐山モンキーパークは
11月20日から30日まで、紅葉の夜間ライトアップをしています。
いや、限りなく「していました(過去形)」に近いのですが。

残すは明日、30日の(月)だけ。夜になるとサルは山へと帰ってしまいますが、
夕方4時ごろに来てゆっくり過ごせば、サルも紅葉も夜景も見られてお得です。
ぜひお越しを!



このライトアップの時期に合わせて、私マツモトが何を考えていたかと言いますと、
もみじに酔わせて女をオトすだとか、そんなオシャレなことではなくてですね
サルです。サルの夜間観察です!またサル…

昼間にくらべて、ニホンザルの夜間の研究は非常に少ないです。
・親しい集団で集まって寝る。
・基本的には樹上で寝るが、外敵がいない地域では地上で寝ることも。
・夜中でも喧嘩をしたりする。(目は見えるよう)
といったことがわかっていますが、
じゃあ親しい集団って親子?オスメス?同世代?といった疑問はつきませんし、
オスは夜中でも積極的に交尾しているんじゃないか?という話もあります。

以前から夜中のサルの動きには興味があったので、
これを機にちょっくらサルにくっついて森に入ってみようと。
やつらは餌をくれるから広場に留まっているだけで、ほとんど野生です。
寝るときは森の奥まで行ってしまうのです。



数ヶ月前、2度ほど山の中で一晩明かしたことがあるのです。
1回目は1人で岩田山に入ったんですが、頂上付近でひと休みしているときに
5m先のイノシシと目が合いまして。
数秒間見つめあった結果、向こうがこちらを「ヤバそうなやつ」と認識して逃げて行きました。

途中から雨が降ってきて、ジャージの下はグショグショ。懐中電燈の電池は切れ。
鳴き声を頼りにサルを追いつつ、京都の夜景を見ながら夜を過ごしました。
ちょー怖かったです。夜景が綺麗☆とか微塵も感じませんでした。
結局サルを観察できたのは、木の上を4つの影が通って行くのを見ただけでした。

2回目は研究室の先輩と行ったんですが、このときはサルの気配さえ感じず。
懐中電燈の光を嫌ったからなのか、明け方近くまで歩きまわったんですが、
全く観察できませんでした。鳴き声さえほとんど聞こえず。
先輩と二人でトボトボ帰りました。



このライトアップの時期なら!
一晩明かす必要もなく、寝ているサルを観察してその日じゅうに帰れる!
と意気込んで、夕方5時ごろ森に入っていくサルの群れを追いながら
これならイケる!と思っていたのですが、
あいつら、森の中だと人間を異常に避けるんです。
いつもなら俺にケンカを売ってくるような場面でも、
ささーっとどっか行っちゃう。完全に野生に戻ったみたいになるんです。

俺は群れの中心にいるーっと思っていた次の瞬間、
やつらは高順位の猿に追いかけられてるくらいの速さで頂上へ走って行きました。
俺も慌てて追いかけるんですが、それがまたやつらの焦りを誘って(?)
5分後には山の中で一人ぼっちに。
後ろでとろとろ歩いているやつもいたはずなのに、同じコースでは上がってこず。

結局、前回同様、頂上でサルを待ち伏せるかたちになりました。
一度5、6mまでサルが近寄ってきたんですが、
俺をみるなり一目散に逃げて行きました。
こんなこと昼間では考えられません。
昼間との距離感の差、みたいなものを感じました。
群れ本体とは出会えずじまい…。



何の成果も出せぬまま、
ライトアップを見にやってきたカップルさんたちとすれ違いつつ、
もう下山するカップルさんたちの列に紛れて、独りで帰りました。
ライトの陰に隠れて、泣いた。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Taxi)
2009-11-30 19:20:35
旧世界ザルにはレッドライトが使えないもんなー
赤外線スコープとかフィールドワークで使えるのだろうか。
 
 
 
Unknown (マツモト)
2009-12-01 15:18:29
暗視ゴーグルはいちど助教授の先生と検討したことあるんやけど、これで交尾行動観察するとか完全に変態やな、ってくらいビジュアルがすごい(笑)
http://www.gizmodo.jp/2008/11/eyeclops.html

ヤクザルではカメラトラップを使えば多少見えるみたいなんやけど、嵐山は場所の見当すらつけれんからなぁ…。
 
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