マツモトの研究生活。

研究生活を綴ります。
近況報告が多いです。
コメント頂くと狂喜乱舞します。

逆転の発想。

2009-10-22 23:05:18 | 研究。
今日も自転車を漕いで嵐山へ行きました。
今までは信号の望むまま、赤なら曲がる、青ならまっすぐという感じで
嵐山へのルートを探っておったわけですが、
最近これぞ黄金ルート!という道を選定するに至りまして!
45分あれば確実に下宿からモンキーパーグでたどり着けます。

しかし、まだまだ隠れた名通りが京都には存在しているはず!
これからはタイムを縮めるのみに止まらず、
立ち寄りたいお店等を加味した道をセレクションできるようになりたいです。
今日はらーめん食って帰るからこの道で、みたいな。
…何気ない日常に楽しさを見出すのは私得意です!
これくらいしか楽しみがないとか言うな


今日もまたオスを中心に観察してました。
観察しましたが、もうね、今まで何度も言ってますがね、もー限界ですよ。
猿わけわからん。
や、俺だって耐えたよ!よく耐えたよ!
子ザル同士が木の上で遊んでるなあと思っていたら、
そのうちの1匹がいきなり芝生まで転がってきて
ひとりで前回り受身し始めたこともありましたよ。
これはもう数理モデルとかの話じゃないよね、テンションの問題だよね。


大自然を前に、俺はあまりに無力だ…(間違った悩み)


でもね、どうにかまだ俺にもやれることがあると思ったよ。
一緒にテンション上げれば何かわかるかも!と思えたりもしましたよ。(間違った方法論)
でもね、もう限界です。



夕方頃、あるオスとメスが近接しているのを俺は見つけました。
オスはモモという群れ外オス、
メスは頭の白い毛が常に一本立ってるので、一部でキタロウと呼ばれている個体です。

この時期、いつもは群れの周縁部にいて滅多に見られないオスも、
割と群れの近くまでやってきます。
発情メスはそんなオスたちと交尾をしようと、
ちょっと群れから離れて行動します。

ああ、交尾しそうになってるなぁと思って俺はふたりに近づきました。しかし…



あれおかしいぞ、と。
他のオスと交尾しているところを上位のオスに見つかると、
メスは追い回されてしまいますので、
普通メスは恐る恐る近づいたり、近づいてもオスと関係ない方向を向いてたりします。
調子に乗ると交尾相手のオスから怒られることもあるし。

それがどうですか、がっちりキープか。とーさん!強い妖気を感じます!
なんか様子が違うなぁと思ったら、案の定これ↓ですよ。
(動画見れない人はごめんなさい。)



[クリックで再生]



まさかのオスメス逆マウンティング。
だめだ…どう考えればいいのか……わからない…!
職員さんに聞いてみたら、メスからのアプローチとして割とよくあることだそうで。
しかも、もっと大胆にアプローチするやつもいるとか…。

これくらいでめげてちゃフィールドワーカーは務まらんのでしょうね。
もっと長い時間猿に寄り添ってればある程度の理由付けができるようになるんだろうか。
もっともっとがんばって観察する!…しかないかなぁ(涙)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ミヤ)
2009-10-22 23:53:04
いや~毎回おもろい日記読ませてもらってるわw

行動のモデルを発見するっていうか、決まった形を発見するというか・・・そういうのってホンマむずいと思うわ・・・

ましてや猿のような高等動物でw

これからもがんばってくださいo(^-^)o ワクワクッ
返信する
Unknown (マツモト)
2009-10-24 04:11:08
>ミヤさん

ご愛顧いただきありがとうございます!

人は複雑すぎるけど猿ならなんとか…と思っていた時期が僕にもありましたw

文句なく猿は高等動物です。わかりにくさはピカイチですが「進化の隣人として見ごたえ十分!」と思うことにしてます(涙を堪えて)。

ありがとうございます!このブログで発信してレスポンスが返ってくる、ということが俺のひとつの救いになってる気がします。俺もワクワクを忘れず嵐山に通いたいと思います!
返信する

コメントを投稿