マツモトの研究生活。

研究生活を綴ります。
近況報告が多いです。
コメント頂くと狂喜乱舞します。

決めました。

2009-01-23 21:27:51 | 研究。
人類進化論を専攻しようと思います。



大学院でどうするかは今のところ決めていませんがとりあえず、
学士の卒業論文は京都大学人類進化論研究室(山極寿一教授)で書こうと思います。

生物が好きで、生物学を勉強しようと大学に入って、ここまできました。
人類進化論は簡単に言うとヒトの起源を探る研究分野です。
暴力の起源とか、繁殖のしかたとか、社会性とか、
化石に残らないようなヒトの性質の進化を
主に霊長類との比較からいろいろ考えます。

この分野を決めた理由はいくつかあります。
また追々書いてこうと思いますが、

何よりまず、俺は妄想人間が好きです。


人間の観察が好きだ、
自転車ですれ違う人の顔を見るのが好きだ、新京極通を歩くカップルの新密度を身体的距離と表情から推し量るのが好きだ、釣銭を受け取るときの店員さんとの視線の交錯が好きだ、人体模型の肩甲骨を眺めるのが好きだ、車内の客がどの駅で降りるのかを行動から推測するのが好きだ、

人間の考察が好きだ、
宗教の発生について思いを巡らせるのが好きだ、眠りに落ちる瞬間が好きだ、なぜヒトの男性器が霊長類で最大なのかを考えるのが好きだ、児童と接しながら親の性格を想像するのが好きだ、キスの意味を考えるのが好きだ、愛の定義を考えるのが好きだ、人間を見ながら、自分とはナニモノなのかを考えるのが好きだ、

諸君、私は人間が大好きだ!

よろしい、ならば人類学だ!


…みたいなノリです。(ぇ)

まぁ、そこまで短絡的な理由じゃないんですが(汗)、
この分野の論文を読んでいても、discussionがやたら長かったりして
自分の妄想力個性を出せる分野はここなのかな、とか漠然と思ったりしてるんです。

もちろん「俺、将来でっけぇことするからな!」じゃ話になりません。
ようやく研究室を決めて、ここからもう少し研究テーマを絞らなければいけません。
目の前がすっきり晴れ渡るような気持ち…とはいかないんです。
目の前はなにやらもやもやしている気がします。

仙人は霞(かすみ)を食って生きていると言いますが、
なるほど、コレを食えれば一人前の研究者ってわけですね!
という心地(笑)


仙人、もとい研究者目指してがんばります。