黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

波志江の老女の面影を求めて・その2(波志江の大シイ)

2022-09-01 15:14:56 | 念仏往生伝の記憶を訪ねて

ひめちゃんタバサねーちゃんは、諏訪神社の向こうの高台を歩きます。

今朝はタバサねーちゃんも元気に歩きます。

さて、お写真を撮りましょう。

あれ、「カードがありません」だって

 

そんな事情で、本日は獅子くんアーカイブで、2020年9月5日の写真です。

夕方、ひめちゃんと獅子丸とタバサねーちゃんは、おとうさんとお散歩してきました。

元気いっぱいに帰ってきた3名です。

 

 

 

あちこちのカテゴリーに散らばった、上野国山上の行仙上人著『念仏往生伝』関係の記事を、集めて編集中です

 

『念仏往生伝』の第27話、「上野国淵名庄波志江市小中次太郎母」は、波志江の人です。

そして、建長六年(1254)の春に、82歳で念仏を唱えながら極楽往生したということです。

 

年八十二。建長六年(甲寅)春往生。兼十七日。高声念仏不懈。最後臨終。端座合掌。金色光明。遙自四方。徹葦墻二重而照。又人々見紫雲瑞 。莫不稱美。


文字を眺めての、大体の意味です。

淵名庄波志江市小中次太郎母は、82歳で、建長6年甲寅(きのえとら)の年の春に、念仏往生しました。
17日間休まず、声高に念仏を唱え続けました。
正座して合掌して、臨終を迎えました。
金色の光明が、遙か四方から二重の葦の垣根を貫いて照らしました。
また、人々はめでたい紫雲をみました。
この様子に、たたえない者はありませんでした。

 

もう少し、彼女の生きた波志江の風景にあいたいなあ

地図を眺めていると、波志江の大シイがあります

 

かなり細い路地を入るようです。

よくよく、ストリートビューで曲がるところを確かめて出発です(2020年8月の訪問です)。

住宅地の細い路地で、目立つ高木もないし、ちょっと不安

でも、無事到着です

シイの木公園、小さな公園になってます。

 

ちょっと路上駐車です。

せっかちおじさんは、もうシャッターを切ってます。

ズーッと見上げるほど大きな木を想像してきたので、シイの木公園の表示がなければ見落としていたかも知れません

上の部分が落雷や台風で、枯れたり落ちたりしたのかな?

年輪を重ねた幹ですね

歴史を飲み込んできたというべきか

 

説明板があります。

樹齢約600年ですか

念仏往生伝波志江の彼女より、ちょっと若いです

でも、その歴史を飲み込んできたすごい幹に感動です

 

真ん中が折れたかな?

 

 

遊具もありますね。

住宅地の公園なので、季節によっては子ども達の声がいっぱい聞こえるのでしょう

 

南側の道路から見た、大シイです。

一瞬、鳥居かと思いました

単なる支柱であったようです。

でも、神や仏が宿っても当然の雰囲気です

この洞(うろ)に、物語があってもおかしくないですね

いつまでも長生きして、もっともっと歴史を飲み込んでくださいね

 

 

(つづく)

 

 

 

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