獅子丸は、一昨日6月7日に実家に帰りました。
いつかは実家に帰るものとは思っていましたけど、意外に早くその日は訪れました。
将来、「獅子丸家の真実」という小説を書きたいと思っていました。
最初の出だしは大分前からできていました。
ひめちゃんとおかあさんが、獅子丸を迎えに来ました。
獅子丸は実家に帰ることになったのです。
高齢の獅子丸家のおとうさんは入院することになりました。
「さらばじゃ、郷右衛門どの(^-^)/」獅子丸はつぶやきました。
獅子丸は、過去生(かこせい)で獅子丸家の御先祖・郷右衛門(ごうえもん)さんに、子孫の見守りを頼まれていたのです。
このおとうさんで、獅子丸家は尽きます。
後に続く子孫はいないのです。
獅子丸はあるときは馬、またあるときは犬、またあるときは猫と、転生を繰り返しながら、いつも獅子丸家にやって来て居着きました。
転生のたびにやって来ての第一印象は、「ああ、また落ちぶれた(´・_・`)」、「あーあ、また落ちぶれた(´・_・`).」でした。
誇りと伝承を残して、獅子丸家は滅び去ろうとしています。
明日からは、ひめちゃんと獅子丸とおかあさんの三人で暮らしていくことになります(^-^)/
(つづく)
こんな状況を思い描いていました。
2ヶ月くらい前に、獅子丸家のおとうさんが足を悪くして、獅子丸のお散歩ができなくなりました。
実家のおかあさんとひめちゃんで、毎朝毎晩迎えに行ってお散歩していました。
1ヶ月程前に、東京からおとうさんの弟さんと猫が帰ってきました。
そのころから、いつも開け放たれていた母屋は閉ざされ、獅子丸は離れたバラックにいつも一人でいるようになりました。
そのうちに、お散歩から帰って「ただいま」と大きな声で叫んでも、反応がなくなりました
まるで帰ってくるなというようです
まさかそんなはずはない、おとうさんと二人で7年も仲良く暮らしてきたのに
でも、度重なると、本心かも知れない
本当につらく悲しいことでした
獅子丸も実家のおかあさんも、深く傷つきました
何があったのでしょう?
東京から老人と猫がやって来て、獅子丸は余計ないらない存在になってしまったのです
「ただいま」に「おかえり」と返事がないのは、本当につらいものです
早くこんな環境から連れ出さなければ
6月6日に、紫陽花の鉢を郷右衛門忌の引き出物として喜捨したので、サークルが一つ空きました。
セキチュウに行って、ドッグハウスを購入してきました。
悪戦苦闘して組み立てます
夕方、獅子丸を迎えに行きます
「しばらく実家で預かります。足が治ったら迎えに来てください。」
書き置きを残して、去ります。
さらばじゃ、郷右衛門殿!
7年間ありがとう、獅子丸は実家に帰ります
獅子丸は輪廻転生を繰り返しながら、獅子丸家を見守ってきたのです
いわば守り本尊でした
さらばじゃ、郷右衛門殿!
お散歩をしながら、実家に帰りました
夜泣きもせずに、静かに実家の生活になじんでいます
昨日の朝も今日の朝も、ひめちゃんと東の牧場の方にいきました
今日は雨なので、昨日の写真です。
ヤギのあかちゃんがいます。
獅子丸はにはまだ珍しい生きのもです。
そばにあるのは古墳の石ですね。
白いのはおかあさんかな?
雨の今朝は、ヤギさんたちの姿はありませんでした。