日々の暮らしから

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映画『ミュンヘン 戦火燃ゆる前に』

2022-07-20 16:55:29 | 映画・テレビドラマ・音楽
★★★★★。
『戦火燃ゆる前に』
時代は1932年のオックスフォード大学のキャンパスから始まる。
ヒットラーの領土拡大の野望から第2次世界大戦へと突き進んでいこうとする時代を描いている。
第1時世界大戦でたくさんの犠牲者を出した欧州の首脳陣はもう戦争はしたくない、のに。
学生としてオックスフォード大学で出会った二人(一人はドイツ人留学生)が、それぞれイギリス側、ドイツ側の若き官僚となっている。
オックスフォードのキャンパスではヒットラーの台頭を好意的に語っていた若者(ドイツ人留学生)も、彼の野望を阻止すべきだという立場にかわり、首脳会談の末端スタッフとして加わって、なんとか英国側に意図を伝え、イギリスのチェンバレン首相とヒットラーらの共同声明への調印を阻止しようとする。
戦は避けるべきという意見では共通するも、錯綜する情報の中にあって若い役人の意図はチェンバレン首相には伝わらない。
社会の表面には見えていないところで、そういう葛藤が渦巻いているのか、、、と。原作が小説の映画だけれど。

そして、今、現在も、平和を望み、戦争なんてしたくないのに、私たちはこの5か月間、戦争報道が連日飛び込んでくる。
2014年のクリミア侵攻以来、表面には見えないところで、いろんなやり取りが絡み合っているのだろうと思ったりする。

自国の若者を戦場で亡くしたくないのに。どうしてこうなるのか。
相手の不利益を突くのが戦争なのだろう。ガスの輸送ラインを遮断したり、穀物輸出の手立てをストップさせたり、、、。
エネルギーや食糧の高騰という結果をしのがなくてはならない現実。
2月下旬に侵攻が始まったとき、素人な私は、理不尽なことだから、短期で終わるだろうと思っていたのに、まだミサイルが飛び交っている。
各国専門家がよい手立てを考えているだろうに、、、。悲惨なことは少しでも少ない段階で終わってほしいものです。

この映画はネットフリックスオリジナルでウクライナ侵攻前の2021年公開です。
戦争を避けたくても、避けることの困難さ、なのでしょうか。



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