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22歳からの貯蓄学

「22歳からの貯蓄学」というブログですが、今や30代。貯蓄・投資・投資信託・年金などの話題が中心です。

貯蓄の種類6 「個人向け社債」

2009-11-08 00:51:08 | 貯蓄の種類
個人向け社債とは、会社が個人を対象に発行する債券です。
今までに「ネット定期預金」「MRF・MMF」「個人向け国債」「地方債」と紹介してきましたが、個人向け社債の魅力は何と言っても金利のよさです。

例えば、
■SBI債(第8回) 利率1.90%(年/税引前)
■ソフトバンク債(第29回) 利率4.52%(年/税引前)

・・・この低金利時代に、この数字はすごく魅力的に映りますね。
ただ、当然リスクがあります。

会社が破綻すると、言わずもがな、紙くずとなります。
ですから社債を買う際には、社債を発行する企業の格付けが重要な情報となります。
(格付けの詳しい話は、また後日。)

格付けがいい企業(=破綻するリスクが少ない企業)の社債は利率が低く、格付けが悪い会社(=破綻するリスクが大きい会社)は利率が高くなる傾向があります。

ですから、経営が安定している電力会社などの社債は、利率が低く設定されています。
例:東北電力債(第449回) 利率0.86%(年/税引前)


会社の財務内容・格付け等をしっかりとチェックさえすれば、なかなかおいしい金融商品と言えるのではないでしょうか。
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貯蓄の種類5 「地方債」

2009-09-20 21:35:29 | 貯蓄の種類
地方債は、地方公共団体(都道府県や市町村)が発行する債券です。
償還期間(満期)は3年や、5年、10年といろいろあります。

個人向け国債の場合、途中解約をしても元本割れは発生しませんが、
地方債の場合は時価売却が原則になるため元本割れが起こる可能性があります。

銀行や証券会社などで購入可能です。
直近で発行予定となっている地方債をいくつかピックアップしてみます。

■東京都10年債 表面利率1.38%(発行額500億円)
■大阪府10年債 表面利率1.48%(発行額200億円)
■北海道10年債 表面利率1.46%(発行額200億円)
■神奈川県5年債 表面利率0.72%(発行額200億円)
■福岡県5年債 表面利率0.65%(発行額100億円)

また、使い道が分からない一般の地方債とは別に、あらかじめ何に使うのか示している地方債もあります。
(=住民参加型市場公募地方債)
最近発行されたこの地方債を、いくつかピックアップしてみます。

■埼玉県第2回埼玉の川・愛県債(5年債) 表面利率0.84%(発行額80億円)
<用途:川の再生などの河川整備事業>
■神戸市平成21年度第1回こうべ市民債(5年債) 表面利率1.01%(発行額22億円)
<用途:西区「総合リサイクルセンター」建設事業>
■福岡市平成21年度第2回公募公債(どんたく債)(3年債) 表面利率0.52%(発行額50億円)
<用途:身近な緑の充実、学校施設の耐震化等の財源>

※住民参加型市場公募地方債の場合、地元の人しか買えないという制限がある場合があるので注意が必要です。

こうしてみると、個人向け国債より利回りはよいようです。
でも、中途解約は元本割れの危険があるので、満期保有を大前提としたほうがいいと思います。

参考:財団法人 地方債協会 http://www.chihousai.or.jp/index.html
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貯蓄の種類4 「個人向け国債」

2009-09-08 20:11:58 | 貯蓄の種類
個人向け国債は、その名の通り個人向けに発行される国債です。
毎年4回ずつ発行されます。

個人向け国債には、半年後ごとに金利が見直される満期が10年の「変動10」と、
5年間の満期まで最初の金利が固定される「固定5」の2種類があります。

途中解約しても元本割れは発生しませんが、解約手数料を取られるペナルティーがあります。
郵便局や銀行、証券会社などで購入可能です。

ところで、直近(2009年9月8日)の「固定5」「変動10」の金利を見てみると・・・
「固定5」は0.480%(税引後)。
「変動10」は0.424%(税引後)。

国債も最近の低金利を反映して、利率が低くなっています。
この数字を見る限りでは、あまりお買い得とは言えないような気が・・・。

もう少し金利が上がったら、購入を考えてもいいかもしれません。
コメント (1)
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貯蓄の種類3 「MRF」

2009-08-25 15:15:23 | 貯蓄の種類
ちょっと気を抜くと、更新が延び延びに・・・・・
これじゃいけないですね。気合を入れ直さねば!

今日の題材は「MRF」(マネー・リザーブ・ファンド)。
どんなものか一言で表すと、証券会社に作る普通預金口座みたいなものです。

MRFそのものは投資信託の一種ですが、信用度の高い債券や安全性が高い金融商品で運用を行っているので、元本の安全性が高いと言われています。
(もっとも、普通預金のような絶対的な元本保証はありません)

1円単位で入金可能。解約も自由にでき、普通預金のような手軽さがあります。
金利も、普通預金より有利になっています。
(但し、金利は運用状況によって変化するので注意が必要です)

最新のデータでは、
野村証券のMRF→0.114%
大和証券のMRF→0.118%
(いずれも税引前の数字)
となっています。

最近、市場全体の金利が低くなっているので、MRFの金利も下がってきているようです。それでも、普通預金よりかはまだ有利。


類似の商品としては「MMF」(マネー・マネジメント・ファンド)があります。
MRFと中身は似ていますが、30日未満の解約にはペナルティーがあります。
その分、MRFより金利は上です。
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貯蓄の種類2 「ネット定期預金」

2009-07-26 23:24:26 | 貯蓄の種類
今の普通預金の金利は0.04~0.05%となっています。
仮に、100万円を5年預けても2000円程しか増えない計算になります。

一方、これが定期預金となると、金利は1年間の定期預金でおよそ0.2%。
ずっと同じ利率で100万円を5年預けても増えるのは8000円程です。

こんな金利の低い中、近頃注目を集めていたのが、インターネット銀行の定期預金(ネット定期)。
一般の銀行より金利が高く設定されています。

例えば、あおぞら銀行のネット定期(1年)の金利は0.95%。
住信SBIネット銀行のネット定期(1年)の金利は0.9%。

という風に0.2%で設定している一般の銀行より金利が高くなっています。
(もちろん、各行によって設定金利はまちまちですが)

仮に、金利を0.9%にして、ネット定期(1年)に100万円を5年預けると、4万円ほど増える計算になります。

わずかな差ですが、もし使う予定が無いお金があるならばネット定期に預けてみるのも一つの選択肢です。
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