今週も荒れに荒れた相場。
「リーマンショックと同レベル」「いやそれ以上だ」という声も聞こえてきますが、
こうした荒れ相場の中では自らの立ち位置を見失いがちです。
そこで今日は、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2018(2019年1月開催)で公表した
とあるアンケートについて振り返りたいと思います。
アンケートの名は「リーマンショックから10年」。
そもそもはFOY2018の企画を考え始めていた2018年夏ごろ、ちょうどリーマンショックから10年を迎えており、
リーマンショック後の投資参加者も増えている中で改めて振り返ることも意義があるのではないか、と思ってスタートしたものです。
●アンケートの回答者
アンケート回答者(164名)のうち、リーマンショックの時に投資をされていた方は54%、そのうち、リーマンショック後も投資を中断せず
続けた方が87%でした。
(ですので、このアンケートにはある程度「生存者バイアス」がかかっていると思われますが、リーマンショックを耐え抜いた方々の
声を聴くことは、自らの立ち位置を見つめなおす上でも意義あることだと思います)
●気づいたこと、学んだこと
>投資でコントロールできるのは人としての感情くらいなもので、そのためには理性が大切。
>夜明けはいつかやってくるが夜中は長い。
今回改めて感じましたが、相場が荒れに荒れているとき感情をコントロールするのは本当に難しいですね。
私の普段の投資は投資方針書に従って淡々と積み立てていくだけなので、証券会社のページにアクセスするのも月に1回あるかないか程度ですが、
今月はミスターマーケットからの誘惑に負けてすでに十数回アクセスし、積立分とは別にスポット買いを行ってしまっています。
(でもそうやって実行したスポット買いは、今のところ概ね失敗しています。スポット買いは「お遊び」の範囲でやっているつもりなので、本気にならないよう気を付けています)
>個人的に絶対売らないと思っていたが、あれだけの金融恐慌でリストラにあいました。身をもって生活防衛費の大切さを実感しました。
>リスクを大きく取りすぎないこと、自分は無知であることを認識した上で、自分の期待しているリターンの源泉は何によるものなのか、想定していなかったリスクはないかを常に考えるようにしています。
投資も生活の基盤があってこそ。こういう時こそ、とっていたリスクが適切なものだったのか、いざという時の資金は十分なのか改めて見直す好機なのかもしれません。
(リーマンショックの時に就職活動をしていた身としては、あの時と同じ様な不況に陥るのは二度と御免被りたいですが)
>株価の急騰、暴落に一喜一憂せず、平常心で積立投資を続けることが大切。
>市場から退場しないことの大事さ。
市場から退場しない。シンプルですが、今改めて聞くと重みのある言葉です。
いざという時退場しないためにも、とっていたリスクが適切なものなのか、いざという時の資金は十分なのか、常に確認しておくことが大事なのだと思います。
一方で退場しないことによって万一、過度なストレスを感じたり体に不調が出てくるのであれば、私は一旦市場から離れるべきではないかと思います。
人生で大事なのは自らの健康のはずですから。
●危機はいつ来るか分からないが、また必ず来る
>リーマンショック級の金融危機はまた来る? 「来ると思う」 97%
>いつごろ来る? 「いつ来てもおかしくない」 約6割
アンケートの最後は、「リーマンショック級の金融危機はまた来る?」というものでした。
今回の相場が金融危機と言えるかは分かりませんが、少なくとも各方面への影響はリーマンショック級と言っていいかと思います。
このアンケートを公表したのが2019年1月でしたので、図らずも1年程度でリーマンショック級の危機が訪れてしまいました。
いつ来るかは分からないが、いつか必ず来る。そのことを改めて心に刻みたいと思います。
「リーマンショックと同レベル」「いやそれ以上だ」という声も聞こえてきますが、
こうした荒れ相場の中では自らの立ち位置を見失いがちです。
そこで今日は、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2018(2019年1月開催)で公表した
とあるアンケートについて振り返りたいと思います。
アンケートの名は「リーマンショックから10年」。
そもそもはFOY2018の企画を考え始めていた2018年夏ごろ、ちょうどリーマンショックから10年を迎えており、
リーマンショック後の投資参加者も増えている中で改めて振り返ることも意義があるのではないか、と思ってスタートしたものです。
●アンケートの回答者
アンケート回答者(164名)のうち、リーマンショックの時に投資をされていた方は54%、そのうち、リーマンショック後も投資を中断せず
続けた方が87%でした。
(ですので、このアンケートにはある程度「生存者バイアス」がかかっていると思われますが、リーマンショックを耐え抜いた方々の
声を聴くことは、自らの立ち位置を見つめなおす上でも意義あることだと思います)
●気づいたこと、学んだこと
>投資でコントロールできるのは人としての感情くらいなもので、そのためには理性が大切。
>夜明けはいつかやってくるが夜中は長い。
今回改めて感じましたが、相場が荒れに荒れているとき感情をコントロールするのは本当に難しいですね。
私の普段の投資は投資方針書に従って淡々と積み立てていくだけなので、証券会社のページにアクセスするのも月に1回あるかないか程度ですが、
今月はミスターマーケットからの誘惑に負けてすでに十数回アクセスし、積立分とは別にスポット買いを行ってしまっています。
(でもそうやって実行したスポット買いは、今のところ概ね失敗しています。スポット買いは「お遊び」の範囲でやっているつもりなので、本気にならないよう気を付けています)
>個人的に絶対売らないと思っていたが、あれだけの金融恐慌でリストラにあいました。身をもって生活防衛費の大切さを実感しました。
>リスクを大きく取りすぎないこと、自分は無知であることを認識した上で、自分の期待しているリターンの源泉は何によるものなのか、想定していなかったリスクはないかを常に考えるようにしています。
投資も生活の基盤があってこそ。こういう時こそ、とっていたリスクが適切なものだったのか、いざという時の資金は十分なのか改めて見直す好機なのかもしれません。
(リーマンショックの時に就職活動をしていた身としては、あの時と同じ様な不況に陥るのは二度と御免被りたいですが)
>株価の急騰、暴落に一喜一憂せず、平常心で積立投資を続けることが大切。
>市場から退場しないことの大事さ。
市場から退場しない。シンプルですが、今改めて聞くと重みのある言葉です。
いざという時退場しないためにも、とっていたリスクが適切なものなのか、いざという時の資金は十分なのか、常に確認しておくことが大事なのだと思います。
一方で退場しないことによって万一、過度なストレスを感じたり体に不調が出てくるのであれば、私は一旦市場から離れるべきではないかと思います。
人生で大事なのは自らの健康のはずですから。
●危機はいつ来るか分からないが、また必ず来る
>リーマンショック級の金融危機はまた来る? 「来ると思う」 97%
>いつごろ来る? 「いつ来てもおかしくない」 約6割
アンケートの最後は、「リーマンショック級の金融危機はまた来る?」というものでした。
今回の相場が金融危機と言えるかは分かりませんが、少なくとも各方面への影響はリーマンショック級と言っていいかと思います。
このアンケートを公表したのが2019年1月でしたので、図らずも1年程度でリーマンショック級の危機が訪れてしまいました。
いつ来るかは分からないが、いつか必ず来る。そのことを改めて心に刻みたいと思います。