22歳からの貯蓄学

「22歳からの貯蓄学」というブログですが、今や30代。貯蓄・投資・投資信託・年金などの話題が中心です。

2012年1月末日のポートフォリオ

2012-01-31 22:32:36 | 定時報告

こんばんは。セロンです。
年が明けると共に、国内株が上昇してきて含み損益もだいぶ改善されていました。
ただ、しばらく国内株は低い値で買えていたせいか、 なんだか今月は高値で買ったような気がしてなりません。
(実際は過去の買値と比べても安い水準なのですが...)

今の評価額を気にしてもどうしようもないんですが!


さて、2012年最初のポートフォリオチェックです。
まずは、コア部分のポートフォリオから。

 


保有しているのは、
・【1306】TOPIX連動型上場投資信託

・eMAXIS TOPIXインデックス
・eMAXIS 先進国株式インデックス
・eMAXIS 新興国株式インデックス
・eMAXIS 国内債券インデックス
・eMAXIS 先進国債券インデックス です。

eMAXISは、1月末に買い足しを行いました。

次に全体の資産ポートフォリオです。

 


今年は家計的な余裕の増大とスポット買いのために、現金資産を厚めにしていきたいと考えています。
年末には15%辺りまではもっていきたいですね。 以上です! 次回をおたのしみに!!

【追記 2012.2.1】
表示の不具合を修正しました。

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過剰配当 ついに規制へ

2012-01-28 14:01:35 | 経済ニュース
各ブログでも話題になっていますが、ついに過剰配当が規制の方向へ動き出したようです。

投信、配当しすぎに歯止め
過度な運用リスク制限 法改正検討
毎月分配型、運用益に限定
(1月27日付 日本経済新聞一面のタイトル)

遅きに失した感は否めませんが、ようやく元本を取り崩してまで行われていた配当に
規制がかかる方針となりました。

毎月分配を得ながら生活している方には大きな影響が出る話ですが、
そもそも元本を取り崩してまで分配金を出すというのは、運用の成果を分配するという
投資信託本来の趣旨とはかけ離れたものだと考えていますので、規制は当然だと思います。

日経には、「投信分配金に回せる原資の国際比較」という図も紹介されていました。

(日経掲載の図をもとにセロンが作成)

この図を見ると、日本は投資家の元本を配当に回すことはOKとなっていますが、米・英・仏では規制されています。

それじゃあ、どういう歴史的経緯で米・英・仏は投資家の元本を配当に回すことを規制したのかな?
と思い調べてみましたが、これがなかなか調べても出てきません。

分かったこととしては、

●アメリカにおいては、1940年投資会社法案で投資家の元本を配当に回すことを強く規制しようとした。
 (具体的には、信託の議決権証券を有する株主の多数決で承認された場合に限定etc...)

●しかし成立した法では、配当の監査に関する書面で適切に開示されれば、投資家の元本を配当に回すこともOKとなった。

出典 1940年投資会社法の研究 -立法に至る経緯を中心として- (川島いづみ氏 比較法学39巻3号 2006年3月1日)
(32ページが配当規制に関する文章です)

投資会社の抵抗でこうなったのかな?といろいろ想像できます。

しかし少なくとも、アメリカでは1940年時点で投資家の元本を配当に回すこともOKだったことが分かります。
これがどういう経緯を経て規制へと至ったのでしょうか?

時間のあるときに、もう少し調べてみようかと思います。
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インデックス・ファンドは「負けゲーム」である

2012-01-24 22:20:01 | インデックス投資ナイト/ FOY
今日の「いつかは経済自由人!」に、『日本株「失われた20年」からのプレゼント」』と題して
インデックス投資ナイト、投信ブロガーが選ぶ Fund of the year 2011に関する記事が載っています。

リンク- いつかは経済自由人!:日本経済新聞

この記事の中心は、サプライズゲストとして登場した井出正介氏が「インデックス投資家が報われる状況が整った」と
発言されていたことに関しての解説・深掘りとなっています。

この発言を会場で聞いたときは、井出氏の著書を拝読したことはありませんでしたので何とも思っていなかったのですが、
プレゼントとして頂いた『バリュー投資家は「勝者のゲーム」!』を読んでいくと、

「...過去1年、5年、10年、20年のどの期間をとっても、わが国の市場平均リターンはマイナスに終わっている。
わが国ではインデックス・ファンドもまた「負けゲーム」なのだ。」
(バリュー投資家は「勝者のゲーム」! 3ページより抜粋)

と断言されていた同氏が、
「インデックス投資家が報われる状況が整った」
と発言されたことに驚かされます。

いつかは経済自由人のタイトル通り、「失われた20年」からのプレゼントはやってくるのでしょうか?
コメント (3)
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ポルトガル国債 インデックス指数から外れる

2012-01-22 17:57:03 | 経済ニュース
ポルトガル国債がシティグループ世界国債インデックスから外れるとの発表がありました。

リンク-「シティグループ世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)」の投資国変更について
構成比は12月末で0.6%ということでした。

ちなみに、シティグループ世界国債インデックスの構成から外れる基準は、
『構成国の格付けがスタンダード・アンド・プア-ズ(S&P)とムーディーズ共にBBB–/Baa3未満となった場合、翌月から除外』
となっています。(以下を参照)
リンク- シティグループ・グローバル債券インデックスのご紹介

すでにムーディーズはポルトガル国債を「Baa3」未満となる「Ba2」へ格付けしていましたので、除外に片足を突っ込んだ状態でしたが
今回のスタンダード・アンド・プア-ズ(S&P)による「BBB–」未満となる「BB」への格下げで構成除外基準に該当してしまいました。

上記の「シティグループ・グローバル債券インデックスのご紹介」を読んでいて気づいたのですが、
組み入れの要件は『スタンダード・アンド・プア-ズ(S&P)あるいはムーディーズのA–/A3以上』となっており、
どちらかの基準を満たせば良いということになっているようです。

組み入れと除外の要件でスタンダード・アンド・プア-ズ(S&P)とムーディーズを使っているのは同じですが、
組み入れが「あるいは」、
除外が「共に」となっているのは何か意図があってのことでしょうが...。

何なんでしょうかね?

【追記】2012.1.22 18:30
ツイッターで @joga2 さんから「ド・モルガンの法則? >組み入れと除外」というコメントをいただきました。
確かにそれかも。

リンク- ド・モルガンの法則(ウィキペディア)

だとしたら、特別な意図はなく、単にそれぞれの基準は対になっているだけですね。
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定点ウォッチ eMAXISの相関係数 設定来~2011/12/30

2012-01-18 22:51:05 | eMAXISの相関係数
こんばんは、セロンです。
タイトルを見て「相関関係って何?」と思われた方はまずコチラをご参照ください。

以前、eMAXISの相関関係を調べてみましたが、それから何か変化があったのか調べてました。

今回指標として使用しているのは

・eMAXIS TOPIXインデックス 基準価格
・eMAXIS 先進国株式インデックス 基準価格
・eMAXIS 新興国株式インデックス 基準価格
・eMAXIS 国内債券インデックス  基準価格
・eMAXIS 先進国債券インデックス 基準価格

となっています。

今回も私が投資している投資信託の基準価格をそのまま使わせていただきます。
「設定されてからの期間が短い」「純資産が少なすぎてぶれるのでは」といった意見もあるでしょうが、
できるだけ身近な影響を見てみたい!ということで今回もこの指標を使わせていただきます。

結果は、こうなりました。

【見方】
相関関係
      ・+1.0 (リスク分散の)効果なし
      ・ 0.5 緩やかなリスク低下
      ・ 0 かなりのリスク低減
      ・-0.5 ほとんどのリスクが消滅
      ・-1.0 すべてのリスクが消滅
(見方はウォール街のランダム・ウォーカー 第9版 バートン・マルキール著 260頁より)

+0.5以上は赤、-0.5以下は青を付加しています。


全体的に、前回で正の相関関係をもったものはさらに1に近づき、負の相関関係をもったものはさらに−1へ近づいた感があります。
また、全期間で見てTOPIXと先進国債券の相関関係が0.5を超えたり、
国内債券と先進国債券の相関関係が未だに全期間でも-0.7だったり、
負の方向に進んで欲しい先進国債権と各株式の相関関係が前回と比較して正に振れていたり(特に3ヶ月・12ヶ月)...
最近の欧州危機で、先進国債券の本来の役割を果たす力が弱くなっているなという思いです。


ただ、前回の調査の際にも書いたように相関関係は常に一定というわけではありませんので気を付けてください。
※詳しくは 相関係数の誤解-梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー- に詳しいので、そちらをご参照ください。

コメント (2)
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