
今年の3月から算出が始まった読売333。
国内上場株式の中から売買代金などを基準に333銘柄を絞り込み、選ばれた333銘柄を「等ウェート」で組み入れる新しい株価指数です。
この3か月の指数の動きが読売新聞の記事にまとめられています。
「読売333」公表3か月、半導体関連に左右されず構成銘柄の値動き等しく反映…普及に期待
算出開始直後の3月~4月はちょうどトランプ関税ショックと重なり苦難のスタートとなりましたが、日経平均と比較すると下落率は抑制され、等ウェートという特徴がうまく作用した期間となりました。
逆に、5月以降の株式相場の回復局面や最近の半導体相場では日経平均に後れを取っている状況となっています。
3~4月が読売333にとって追い風、5月以降が逆風という状況は投資信託の資金流出入にも表れています。
今回、eMAXIS Slim 国内株式(読売333)の資金流出入額の推計値を作成したところ、
3月~4月は資金流入超となったものの、5月はその勢いが低下し、6月は資金流出超となりました。

※eMAXIS Slim 国内株式(読売333)の基準価額および純資産総額の推移をもとにセロンが推計値を作成。
6月中旬に1日で3億円近い資金流出となった日があり、大口投資先からの解約といった特殊要因があったのかなとも考えられますが、
設定当初よりも資金流入が緩やかになっていることは確かです。

3月のブログ記事にも書いた通り、日経平均株価やTOPIXといった圧倒的なシェアを持つ指数に挑戦していくのは容易なことではありません。
読売新聞の記事では今後の課題として知名度が挙げられていますが、粘り強く「自分たちの存在意義」を個人投資家に示していくことも必要なのではないかと思います。
国内上場株式の中から売買代金などを基準に333銘柄を絞り込み、選ばれた333銘柄を「等ウェート」で組み入れる新しい株価指数です。
この3か月の指数の動きが読売新聞の記事にまとめられています。
「読売333」公表3か月、半導体関連に左右されず構成銘柄の値動き等しく反映…普及に期待
算出開始直後の3月~4月はちょうどトランプ関税ショックと重なり苦難のスタートとなりましたが、日経平均と比較すると下落率は抑制され、等ウェートという特徴がうまく作用した期間となりました。
逆に、5月以降の株式相場の回復局面や最近の半導体相場では日経平均に後れを取っている状況となっています。
3~4月が読売333にとって追い風、5月以降が逆風という状況は投資信託の資金流出入にも表れています。
今回、eMAXIS Slim 国内株式(読売333)の資金流出入額の推計値を作成したところ、
3月~4月は資金流入超となったものの、5月はその勢いが低下し、6月は資金流出超となりました。

※eMAXIS Slim 国内株式(読売333)の基準価額および純資産総額の推移をもとにセロンが推計値を作成。
6月中旬に1日で3億円近い資金流出となった日があり、大口投資先からの解約といった特殊要因があったのかなとも考えられますが、
設定当初よりも資金流入が緩やかになっていることは確かです。

3月のブログ記事にも書いた通り、日経平均株価やTOPIXといった圧倒的なシェアを持つ指数に挑戦していくのは容易なことではありません。
読売新聞の記事では今後の課題として知名度が挙げられていますが、粘り強く「自分たちの存在意義」を個人投資家に示していくことも必要なのではないかと思います。