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「ゲテモノ」あれこれ

2007年04月29日 | Weblog
●昆虫食(英語:Entomophagy、Insect eating)

・イナゴ、蜂の子など、昆虫を食料として食べることである。幼虫や蛹(さなぎ)を食べる事が比較的多いが、成虫や卵も対象とされる。


・世界で食用にされる昆虫の種類を細かく集計すると1,200種にものぼるといわれる。


・市場で売られる食用昆虫‥イナゴ、竹虫、蛹、コオロギ、サソリ、ゲンゴロウ、タガメ(タイのバンコク市内)


・昔から世界中で食べられており、中国には紀元前10世紀、周代の書『周礼』にアリで客をもてなした記録が残っている。


・アジア‥ベトナム、タイ、中国でタガメを食べたり、中国、東南アジアなどでセミを食べたりするように、一部の民族、または民族集団の一部が食べる例がある。


・日本‥現代日本人の多くは日常的には昆虫食をしていないが、群馬県、長野県、宮崎県、沖縄県等の一部地域において、地方の食文化として現存しており、また、土産物などとしても売られている。


・タイ‥都市部で、調理済みの昆虫を屋台やレストランで観光客や都市部の住民に売っている光景がしばしば見られる。中国では、昔の質素な食事を再現した都市部のレストランで昆虫がメニューにのっていることがよくある。


・栄養学的には、例えば蛾の蛹や幼虫では,乾燥重量の50%以上がタンパク質であることも普通であり、ミネラル類にも富み、加熱することで雑菌等の問題もなくなるので、食品として摂取する事になんら問題はないと考えられる。



【食用にされる主な昆虫と常食する地域】

●油で揚げたタガメタガメ
・主にタイワンタガメなどの大型の種を用いる。タイワンタガメの雄の成虫にはキンモクセイにも似た芳香があり、珍重される。
・ベトナム、タイ(メンダーと呼ぶ)、中国広東省、台湾など


●ゲンゴロウ
・大型の種を、煎ったり、炒め煮にする事が多い。
・中国広東省、広西チワン族自治区、ベトナムなど


●タマムシ
・タイ北部では、成虫を油で揚げ、羽根を取って食べる。きれいな羽根は装飾品にも利用される。


●セミ
・中国河南省、山東省、雲南省などや東南アジア、日本の沖縄県などではセミの成虫や幼虫を食べる例がある。
・アメリカ合衆国でもジュウシチネンゼミが大発生する年には、成虫を揚げて食べる人が少なくない。


●油で揚げたカイコガ
・蛹を揚げたり、煮付けにする事が多い。韓国、中国山東省、広東省など。
・日本でも長野県、群馬県などの養蚕地域で行われていた。佃煮は今でも販売されており、コクがありまろやかな味。


●サクサン
・中国では、カイコガのように糸を取るために飼育されており、蛹を「柞蚕蛹」と呼んで、北京を含む華北地方で食用にされる。


●スズメガ
・中国山東省では、トビイロスズメの幼虫を食べる。無農薬栽培の大豆畑で採集する。江蘇省では、1ヘクタール当たり300kgも取れ、市場で売ると数千人民元の売上げになる例もあるという。


●ハチ
・スズメバチなどの幼虫を生で、成虫を佃煮などの煮付けで食べる。日本では長野県や宮崎県で行われている(はちのこ↓)

・また、成虫を素揚げにして塩をまぶしたものを中国雲南省などで食べる。


●ハエ
・中国河北省には幼虫のウジを「肉芽」と呼び変えて食べる地域があるという。


●アリ
・成虫を食用、薬用に用いる。中国の薬膳料理に、揚げ胡麻団子ならぬ、揚げアリ団子がある。
・タイ、ラオスなどの東南アジアでは、成虫と蛹を用いた、アリのスープがある。蟻酸を持つので、酸味がある。


●ツムギアリ
・植物の葉で樹上に巣を作るので、取りやすく、タイ北部では幼虫、蛹、成虫の区別なく、同時に生で食べるが、その方が甘酸っぱい味の調和がとれるという。


●ミツツボアリ
・前腸に蜜を蓄える性質があり、オーストラリアのアボリジニが菓子代わりに腹部のみを噛みちぎって食べる。


●いなごの佃煮イナゴ
・大量に取りやすいため、日本を含む各国で食用にされている。日本ではコバネイナゴが多い。日本では佃煮にすることが多いが、中国やタイでは素揚げが多い。中国雲南省のケラオ族やハニ族は、初夏に総出で稲田に出、イナゴやバッタを捕まえて食べ、五穀豊穣を祈る祭りを行っている。
・旧約聖書では洗礼者ヨハネが常食したという記述があり、ユダヤ教の教義では、イナゴを含むバッタ類を昆虫の中では唯一不浄でない生き物としている。


●コオロギ
・中国で「蟋蟀」というが、北京ではコオロギを決闘させる遊びがあり、養殖も盛んであるが、素揚げにして出す店がある。タイ北部ではタイワンオオコオロギなどの炒め物が食べられている。


●ケラ
・中国雲南省からタイ北部にかけて、コオロギなどと共に食べられている。


●カワゲラ、トビゲラ
・日本の長野県の一部で、佃煮にしたものを「ざざむし」と呼び、珍重されている。↓


●ウィッチェティ・グラブボクトウガの幼虫、ヤガの幼虫
・オーストラリアのアボリジニはウィッチェティ・グラブと総称する芋虫のひとつとして食べ、貴重なタンパク源としている。潅木の根元から掘り起こされ、そのまま木を燃やした灰の中に放り込み、蒸し焼きにして食べる。
・ヤガの幼虫はボゴン・モスと呼ばれ、大量に採れる時期、場所があるので重宝される。


●コウモリガ
・オーストラリアのアボリジニはウィッチェティ・グラブの一種として食べている。
・フユムシナツクサタケが寄生した状態の冬虫夏草としては、中国青海省、四川省、雲南省、朝鮮半島などで獲られ、干してからアヒルなどと煮込んで食べられている。
・外観こそ「蛾の幼虫にキノコが生えたもの」であるが、内部は菌体のつまったものであり、正確には昆虫とはいいがたい。漢方薬としても利用され、抽出したエキスが健康ドリンクなどにも用いられている。


●油で揚げた竹虫ツトガ、メイガ
・中国雲南省、タイ北部などで、竹の中に棲む幼虫を「竹虫」「ロッドゥアン」、蛹を「竹蛹」と呼んで食用にする。塩水で下味をつけて、炒めたり、揚げたりする。


●ゴミムシダマシ
・幼虫は小鳥の餌にされるが、これを入れたキャンディーがアメリカなどで作られている。ただし、多くは罰ゲーム的な食べ方をする。中国雲南省では、「竹虫」の代用品として、幼虫を素揚げし、塩をまぶして販売している。


●シロアリ
・中国雲南省からタイ北部にかけて食べられている。


●ゴキブリ
・薬用とする例の方が多いが、揚げて羽根を取って食用にする例があるという。


●カミキリムシ
・シロシジカミキリやゴマダラカミキリの幼虫は木の内部に穴をあけて育つ。
・薪などを割っている際にこの虫の幼虫が発見されることがあり、日本の林業・農業地域などでは、焚き火などで焼いて食べることが行われていた。テッポウムシという。美味といわれる。



●広義の虫ではあるが昆虫ではないもの
・サソリの素揚げ‥中国山東省の他、北京など広い地域で食べられているため、中国では養殖も盛んである。

・ムカデの素揚げ‥中国北京などで出す店がある。

・クモ‥捕獲しやすく、チョコレートに似た味で比較的美味とも言われる。タランチュラはカニに似た味がするという。



【ざざむし】
・長野県伊那市などで清流に住むカワゲラ、トビゲラ等の水生昆虫の幼虫を食用とする(昆虫食)ときの総称である。

・「ざーざーした所にいる虫」というのが語源と言われている。

・かつて河川に水利ダムや砂防ダムがなかった頃はカワゲラの幼虫が主体だったと言われている。

・現在、ざざむしの佃煮として市販されているものは、クロカワムシとも呼ばれるヒゲナガカワトビゲラの幼虫が主である。



【はちのこ(ヘボ)】
・はちのこ(蜂の子)は、クロスズメバチなどの蜂の幼虫(蛹、成虫も一緒に入れることもある)で、日本では長野県などの中部地方を中心に食用とされている。

・クロスズメバチの他、ミツバチ、スズメバチ、クマバチ、アシナガバチなども食べられている。

・近年は高級珍味として、缶詰、瓶詰でも販売されている。


●中国人‥「机以外の四つ足、飛行機以外の飛ぶ物(昆虫やコウモリも含めて)は何でも食う」


●昆虫料理研究会
年に数回、虫をとって食べる例会を開いているそうです。

http://www.bekkoame.ne.jp/~s-uchi/musikui/musikui.html



参考にしたHP
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=52
http://www5e.biglobe.ne.jp/~elnino/Folder_Opinions/Folder_CultureArt/Op_BizarreFood.htm
http://homepage3.nifty.com/onion/labo/insect.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~moli/getemono.html
http://codawari.info/ginpatsu/archives/2006/01/post_109.html
http://www.payap.net/Food/mushi/index.html
ウィキペディア(Wikipedia)


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